文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

2004-01-01から1年間の記事一覧

■脅しに怯えているのは小泉の方だ。

政府は、昨日(10日)、今後の防衛力整備の基本方針となる「防衛計画大綱」と「次期中期防衛力整備計画(2005-2009)」を閣議決定した。新しいところでは、北朝鮮や中国を軍事的脅威として名指しし注意を喚起しているところだろうか。特に中国に対して「中国…

■ 国家転覆罪で逮捕されなければならないのは、竹中ヨ、おまえダッ!

UFJ銀行元頭取の寺西氏が事情聴取された模様だ。恐らく寺西氏の逮捕も近いだろう。しかし、それにしても誰が見ても明らかな「失政」を一部の民間会社に責任転化して恥じない小泉政府もヒドイ政府であるが、その政府に盲目的に追随する警察もヒドイもので…

■月刊『自由』の忘年会で・……。

昨日は月刊『自由』の忘年会だった。今年は、担当の編集者が病気で交代したために早めに会場に到着するように出かけた。霞ヶ関ビル33階の会場に30分前に到着。石原代表に挨拶してから、受付の準備をしている新しい編集担当のF氏を発見。早速、挨拶し、これ…

■小林秀雄もろくに理解できない丸谷才一や小谷野敦のような凡人ども

文芸誌と言えば、「新潮」「文学界」「群像」「すばる」「文藝」などのことを言うが、最近、この種の雑誌が問題になることはほとんどなくなったようだ。何故か。先日、ある同人雑誌が、中堅クラスの作家たち数名によって創刊されるということで、その創刊を…

■小谷野敦レベルの「オオバカ」につける薬はない。

たまたま最近、学生に教えられて小谷野敦の『評論家入門』という本を読んだ。実はそこに、僕が、江藤淳の博士論文をめぐって、作家の大西巨人と行った「論争」が取り上げられていたからである。この本は、いかにも小谷野敦というインチキ評論家の愚鈍な知性…

■マスコミよ、「UFJ事件」の政治的意味を問え。

先日、UFJ銀行の元副頭取をはじめとする幹部が「検査妨害」という理由で逮捕されたが、この逮捕劇をそのままマスコミ情報どおりに鵜呑みにすることはできない。犯罪者は権力によっていくらでも、いつでも作られる。犯罪事実の捏造などわけはない。そう思…

■「小泉狂い」の 「gori」とは、何モノかしら ?????

「圧力より対話」が大好きな小泉内閣主催の晩餐会が……、否、日朝実務者協議が終わったらしい。藪中団長以下、かの共和国で大歓迎を受け、ベンツで送り迎えを受けたあげく、チャーター機で意気揚々とたくさんのお土産持参で帰国したようだ。ところが、「横田…

■留学生たちと、小林秀雄の『考えるヒント』を読む。

僕は10月から、埼玉大学で、「日本文化研究」の留学生たちと、小林秀雄の『考えるヒント』を読んでいる。外国人に受けのいい丸山真男の『日本の思想』と比較しながら、日本的思考とも言うべき小林秀雄的思考について考えてみたいという意図のもとに、読み…

■スリーKの「小泉包囲網」作りに期待する!!!!

亀井静香・古賀誠・加藤紘一の「スリーK」、あるいは自民党の「KKK」グループが、イラク自衛隊派遣延長に反対して、首相官邸に乗り込んだらしい。大いに期待したいところだが、はたしてどうだろうか。亀井や古賀は、すでに何回も小泉打倒にたちあがったにも…

■ イラク戦争の本質は石油利権争奪戦?

イラク戦争が始まった当初から、イラク戦争の本質は石油利権争奪戦だという説が根強い。ブッシュ一家が石油資本家だということもその解釈に説得力を持たせている。しかし、僕は、一貫して、この戦争は石油戦争ではなく、もっと次元の高い「文明間戦争」であ…

■ なぜ、ダイエーに続いて西武なのか???

プロ野球の西武の身売り話が出ている。しかも西武自身が積極的に売り込んで、買い手を探しているらしい。なんと、その相手にライブドアもあったというから驚きだ。つい先日、プロ野球機構側が、ライブドアに、プロ野球チームを長期的に経営していくだけの資…

■ブッシュ再選の意味と無意味

アメリカの大統領選挙が終わった。結果に対する論評もほぼ出尽くしたと言っていい。予想が「当たった、当たった。」と騒ぐ人もいれば、未だに未練がましく、ほんとうはケリーが勝っていたが、組織的な不正行為によってブッシュ勝利が捏造されたと言いつづけ…

■インチキ学者の子、後講釈だけはうまくなり。

今朝から頻繁にヘリコプターの音がするようになった。僕の家は、都心(or千葉県習志野)と新潟方面の線上にある。御巣鷹山に激突した日航機墜落事件の時も、ヘリコプターが飛んだのはかなり遅かった。今回も同じだな、と思う。テレビは、派手なシーンだけを…

■ダイエー落城の夜、木村剛が……。

ダイエー落城の夜、木村剛が「ニュースステイション」に出て「ダイエーの自主再建放棄」「ダイエー再生機構入り」は当然であり、むしろもっと早く決断すべきであった、というようなことをまくし立てていたが、しかし、僕ははじめからそういう議論を疑ってい…

■小笠原さんが亡くなった。

■2004/10/05 (火) 小笠原さんが亡くなった。 昨日は立川の朝日カルチャーだった。新しく始まる時期なので、テキストを作るために生徒たちの小説原稿を持って午前中にルミネの事務所へ出かけた。エスカレーターの階段を登っている途中、携帯がなった。11頃だ…

■先日、「西尾幹二・日録・掲示板」に書き込み・…

■2004/09/07 (火) 先日、「西尾幹二・日録・掲示板」に書き込み・… http://bbs7.otd.co.jp/273430/bbs_plain 西尾幹二先生、この掲示板は即刻廃止すべきです。 山崎行太郎 2004/09/03 03西尾先生、ご無沙汰しております。 宮崎正弘メルマガ(経由)からまいり…

■国境のトンネルを抜けると……

■2004/09/04 (土) 国境のトンネルを抜けると・・・・・・ 「青春18キップ」が数枚残っていたので、昨日、友人を誘って、越後湯沢まで「鈍行列車缶ビール飲み放題の旅」に行ってきた。武蔵浦和から出発。川越から高麗川へ抜け、そこから八高線(八王子・高崎間…

■平河サロンにイスラエル大使が登場!!

■2004/08/31 (火) 平河サロンにイスラエル大使が登場!! 昨夜、久しぶりに「平河サロン」に出席した。1ヶ月ぶりだろうか。ゲストがイスラエル大使のエリ・コーエン氏ということで少し緊張感が漂う。 6侍30分頃には大使が護衛付きで登場するということだったの…

■丹羽経済塾の一夜

■2004/08/28 (土) 丹羽経済塾の一夜 昨夕、例の丹羽経済塾に出席。相変わらず元気溌剌の丹羽博士の経済分析と、そしてこれは先月からの延長で、昭和16年時点における日本の国家戦略の軍事的オプション問題に関する斬新な講義を拝聴。その後虎ノ門の喫茶店に…

■田口ランディの新作『富士山』が直木賞の候補に。

昨日、田口ランディの新作『富士山』が直木賞の候補になったことがわかった。受賞するかどうは別の問題として、候補になったこと自体をまずは喜びたい。これは、不当な「盗作疑惑騒動」に巻き込まれ、作家生命まで失いつつあった田口ランディがみごとに復権…

■あまりにも「大月隆寛」的な・・トホホな長崎事件現地報告!

「長崎少女殺人事件」について大月隆寛が現地レポートを「諸君!」に発表している。しかしその内容たるや情けなくなるような幼稚なシロモノになっている。わざわざ現地取材してこんなモノを書くとは、さすがに「田口ランディ盗作騒動」の仕掛人らしいお粗末…

■保守論壇は、なぜ、かくも幼稚になったのか?

西尾幹二が「保守論壇はレベルが下がった」と言っているという話を、宮崎正弘氏のメルマガで読んだ。そうか西尾さんもそう思っているのか、と妙に納得した。実は、僕も最近、保守論壇の低俗化・通俗化に愛想をつかし、ほとんど保守論壇に興味を失いつつあっ…

■作家・野沢尚の自殺は司馬史観批判と無縁ではない?

作家・野沢尚の自殺は司馬史観批判と無縁ではない? 野沢尚という作家については、あまり知らない。シナリオライターの世界ではかなり有名な人らしいが、僕はその世界には疎いのでどれだけ偉いのかはわからない。ただ、「江戸川乱歩賞」受賞の時のニュース記…

■久保亜津子演出『サド侯爵夫人』を「風姿花伝」で観る

向陽社・久保亜津子演出の『サド侯爵夫人』の観劇は昨年に続いて二回目である。実は、昨年この芝居を見て以来、三島由紀夫を読みなおしている。僕の場合、三島由紀夫の小説や芝居そのものには、これまで、『仮面の告白』『金閣寺』等、二、三の作品を別とし…

■川村湊氏の「伊藤整賞受賞」を祝う会

昨夜は、文藝評論家・川村湊さんが伊藤整賞を受賞したことを祝うパーティーが、市ヶ谷のアルカディアであった。100人全後の人が出席し盛況だったが、いつになくなつかしい顔が多いのに驚いた。僕は、文壇関係には語るほどの人間関係はないが、それでも随分な…

池田晶子が「週刊新潮」コラムで「匿名掲示板」のカキコミは卑怯だ、

■2004/06/20 (日) 池田晶子が「匿名掲示板」は卑怯だ、と発言(爆笑) 最近よく見かけるモノ書きの一人に池田晶子がいる。埴谷雄高論でデビューした女性だが、最近は「週刊新潮」にもコラムを連載している売れっ子だ。そこで、今回の長崎事件について彼女が…

向井徹さんの『オフクロの小言が人生を教えてくれた』

■2004/06/17 (木) 向井徹さんの『オフクロの小言が人生を教えてくれた』 中央線大久保駅の近くにあるホテルで向井徹さんの新著『オフクロの小言が人生を教えてくれた』(PHP研究所・刊)の出版会があった。向井さんは、岳真也を通じて知りあった哲学者・…

大崎善生センセイの長崎事件論 (週刊現代)のバカバカしさ!!(爆笑

■2004/06/16 (水) 大崎善生センセイの長崎事件論のバカバカしさ!! 大崎善生という作家がいることは知っていたが、その作品を読んだことはない。将棋雑誌の編集長から大衆小説作家へと転身した人らしい。というようなことはどうでもいい。問題は、大崎が、「…

「長崎事件」のエセ人権派弁護士が仕掛ける情報操作と情報攪乱

数日前の「週刊文春」「週刊新潮」「フライデー」「フラッシュ」などの発売とともに急激に加害少女への風当たりが強くなってきた。加害少女のイメージも「成績優秀の普通の美少女」から凶悪な「鬼畜殺人少女」へ激変した。 そこで次の動きが出てきた。 まず…

ネットで読める『清水・山崎の対談・文藝時評』!!

昨夜は、眠い目をこすりながら明け方まで必死だった。「月刊日本」に連載している「月刊・文藝時評」を書き上げるためだ。どうにか完成できたので10時ごろメールで送信した。そしてそのまま日大芸術学部へ。電車の中で講義のおさらい。一つは「実存主義から…