文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

安倍チルドレン、全滅の可能性。自民党の「大勝」で終わった前回の衆院選で当選した新人議員「119」の大部分が、今回は、「落選」しそうだという。小泉チルドレンや小沢チルドレンと同様に、大多数は落選確定!政治家の寿命も短くなったものだ。

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安倍政権の暴走と世論操作術。安倍内閣の言論統制・言論封殺・言論弾圧という夢想。

・ 安倍晋三とその仲間たちは、マスコミや国民の思想を、自分たちに都合のいいように統制、管理、弾圧しようとしている。そんなことが出来ると思っているらしい。笑止である。人類誕生以来、そんなことができた例はない。ギリシャの昔から、為政者はそのため…

安倍政権の弱点はメディア戦略にあり。安倍内閣の一員である萩生田光一なる人物名で、各テレビ局に対して、公平性を要求する「注意勧告文書」を送りつけたらしい。

その文書の存在が暴露され、ネットや新聞などで話題になり、拡散され始めた。インテリジェンスや国家の秘密情報機関などに関心を持つのはいいが、少し、度が過ぎているのではないか? ・ 安倍晋三も安倍政権の周辺も、「朝日新聞バッシング」に見られるよう…

小沢一郎主導の「野党共闘=野党統一候補」戦略が、今回の解散総選挙の重大テーマになりつつある。

たとえば、「新潟五区」で立候補が決定している「森ゆうこ」氏は、野党統一候補の代表的な例(シンボル)と見ていい。森ゆうこ氏が当選することになれば、選挙の勝ち負けとは関係なく、日本の政治状況は一変することになるだろう。・ 一部には、「野党共闘戦略…

ネット・ジャーナリズムの終焉とパンセ・ソヴァージュの可能性。あるいは有名ブロガーとネット・ジャーナリストの堕落と思想的劣化。

・最近、有名なブロガーやネット・ジャーナリストに関連して、逮捕事件や刑事告訴事件、Twitter凍結事件などが頻発している。昨日も、ある女医を脅迫したということで若い女性が逮捕されたというニュースが流れてきた。先日も、「ブログの女王」とか呼ばれて…

ネット論壇における 「安っぽい倫理主義(メデイア・リテラシー)」の横行が、文化の創造性と生命力を抑圧し、日本を潰す。

ネットで、小学生に化けて解散総選挙を批判した大学生や、またヘイトスピーチ的なブログ(「保守速報」?)を、「いいね」した安倍首相が、厳しく批判されて、「炎上」しているらしい。馬鹿馬鹿しい。僕は、ともに関心はないが、しかし、その「安っぽい倫理主義…

小沢一郎の「野党共闘=野党統一候補」戦略? アベノミクスは、何故、変質したのか?竹中平蔵が、安倍内閣の周辺に接近し、安倍晋三が、政権の中枢に受け入れた瞬間からである。その時から、本人には自覚できていないだろうが、あきらかに安倍政権は、声高に「愛国者」を叫びながら、実態は、目も当てられない様な「売国奴」に変身した。原因は、本人の政治家としての能力不足である。

・ところで、「鈴木たかこ」前衆議院議員が、「新党大地」からではなく、「民主党」から公認候補として立候補することになったようだ。「野党共闘」「野党統一候補」の調整が成功したのだろう。本人は、あまり乗り気ではないようだが・・・。「新党大地」は…

「安倍自民対野党共闘」。今回の解散総選挙のテーマは、「安倍自民対野党共闘」であろう。

野党共闘、あるいは野党統一候補の調整ができるかどうかがカギになる。小沢一郎の「生活の党」は、大部分が民主党に合流・復帰するかと思ったが、4、5名が、合流しただけで、大部分は「生活の党」に残ったようだ。ということは、小沢一郎の 「野党共闘=新…

「森ゆうこ」さん(前参議院議員)の、新潟5区からの立候補が、急遽、決定したようです 。

しかも、「野党統一候補」の調整もうまくいったようです。新潟5区は、もともと田中真紀子元外相の選挙区ですが、今回は田中元外相は立候補断念。民主党も森ゆうこさんを支援すると思われます。自民党からは長島忠美氏とか。森ゆうこさんとは、「月刊日本」で…

反知性主義が日本を滅ぼす!安倍政権の本質は、その取り巻きを見れば明らかだ。

安倍政権は、選挙に勝っても負けても、危ない。安倍首相は、何故、国民大衆を、安易に「論破」や「説得」が出来ると思っているのか?そこに反知性主義を感じる。「正しいこと」を言えば、論破=説得できると思うのが、形而上学(幻想=無知)である。どんなに「…

【緊急速報】「生活の党」が小沢一郎抜きで民主党へ。小沢一郎は、勢力的に新党を模索していたらしいが、まず、「生活の党」議員全員を民主党に合流させることになったようだ。

昨夜、「月刊日本」の南丘喜八郎氏の出版記念会で、小沢一郎と亀井静香らの新党工作が失敗したと言う話を聞いたばかりなので、小沢一郎の政界工作の「複雑さ」「スピード」「変幻自在」には、あらためて驚く。やはり小沢一郎だと思う。安倍首相の幼稚・稚拙…

昨夜は、「月刊日本」主幹南丘喜八郎氏の出版記念会でした。「赤子が泣くのは、俺の心が泣くのだ」(「月刊日本(03ー5211ー0096)」)。「月刊日本」の名コラム(巻頭言)をまとめたものです。タイトルは大塩平八郎の言葉だそうです。僕は、芭蕉の「猿を聞く人、捨て子に秋の、風いかに」(野ざらし紀行)を連想したが・・・。

佐藤優さん。 小生も、登壇し、お祝いの挨拶をしました。 ・ (続きは、『思想家・山崎行太郎のすべて』が分かる!!!有料メールマガジン『週刊・山崎行太郎』(月500円)でお読みください。登録はコチラから→http://www.mag2.com/m/00011513

ネット右翼首相=安倍晋三で日本は大丈夫か?解散総選挙は政治家の正体を曝け出す。だから解散総選挙は、誰が勝っても負けてもやるべきなのだ。安倍首相は、テレビなどに出まくっているようだが、アベノミクスに国民大衆が不満を漏らす映像を見て、シドロモドに反論する安倍首相の軽率発言の連発に、幼稚=稚拙なネット右翼的な体質が丸見えになった 、ようだ。おそらく、今回の解散総選挙通じて、多くの国民大衆は、安倍首相の「幼稚=稚拙なネット右翼的な体質」を見せ付けられることになろう。自民党支持者でさえ、これで大丈夫か?と不安になる

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小沢一郎の「次の一手」を読む。

小沢は健在であるようだ。早速、解散総選挙にあたり、野党再編、新党結成を画策しているようだ。「小沢一郎ならやれるかもしれない」と思わせるところに、政治家小沢一郎の「凄味」がある。つまり、小沢一郎が、乱立気味の野党陣営に、野党再編を前提に「新…

「一寸先は闇」の政治学。

・ 今日(11/18)、安倍首相は、解散総選挙を表明するらしい。今回の唐突な「解散風」を吹かしたのは、明らかに安倍官邸周辺であり、極めて政略的なものだったと思われる。与野党議員ともに、ボンヤリして、ぬるま湯につかっているところで、突然、解散総選挙…

鹿児島県立「甲南高校」同窓会の一夜。原稿の締め切りが近ずくと、何故か逃げ出したくなる。というわけで、急遽、高校の同窓会に参加した。東京外国語大学名誉教授の谷川道子さんも来ていた。ブレヒトの「三文オペラ」の翻訳者。僕とは、甲南高校の同級生であり、クラスメートなのだ。といっても、高校時代は、口も聞いたことはなかったが・・・。

谷川道子さん(東京外国語大学名誉教授)の近著『演劇の未来形』(東京外国語大学出版社) 谷川道子『演劇の未来形』より。 谷川道子さん、谷川さんが翻訳した「三文オペラ」(光文社文庫)を読む迫田君と私。当日は、旅行会社経営の迫田君が、100回以上、中国に旅…

曽野綾子と沖縄知事選。沖縄知事選は、予想通り、反自民路線の候補者が圧勝したようだが、選挙戦の途中で、曽野綾子やチャンネル桜など、保守系文化人や保守系メデイアの果たした馬鹿馬鹿しい役割は見逃せない。正直に言って、最近の保守系文化人たちが、あまりにもアフォらしくて、見るにたえなかった。沖縄知事選において、百害あって一利なし。当然である。沖縄住民を甘く見てはいけない。

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解散総選挙が日本を救う。解散総選挙の断行無くして日本の再生はない。一部には、解散総選挙に「大義」がないという意見もあるが、解散総選挙に大義など無用である。まず、解散総選挙そのものが重要なのであって、大義があるかないかなど、あれこれ考えることが、逆に思考の衰弱の徴候なのだ。そもそも、多くの人が、「集団的自衛権」や「消費税増税」などで、「国民に信を問え」と言っていたではないか。そういっていた人に限って、「解散総選挙に大義がない」などと言っている。まったく一貫性がない。解散総選挙には大義などいらない。解散総選挙

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僕は選挙が好きだ。政治の本質は選挙だ。政策や政策の実行などよりも、はるかに選挙が好きだ。選挙は、政治的なものの中で、最も人間的な修羅場、実存的な時空が切り開かれる「存在論的瞬間」だからだろう。

解散の時、失職した政治家たちが、「バンザーイ」と叫び声をあげるらしいが、なかなかシニカルで、面白い。ここに政治の本質がある。選挙が嫌いな政治家、あるいは選挙を怖れる政治家は、いわゆる政治家ではない。政治家は、選挙においてその存在本質を曝け…

日中会談と米中会談の差異。日本の政治指導者たちは、何故、かくも幼稚になったのか?習近平の、安倍首相に対する冷酷無残な振る舞い方を見ていて、たとえ、如何なる理由があるにせよ、その屈辱にじっと耐えている安倍首相の「政治的幼児性」という問題を考えないわけにはいかなかった。小泉純一郎元首相以来、国際舞台における日本の政治指導者たちの屈辱的扱われ方を見ていて、やはり、問題は、それを許している日本の政治指導者たちの「思想的貧困」にあると思った。「弱い政治指導者(!!!)」は、独裁的な政治権力を妄想する。しかし、そんな

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解散総選挙待望論ー政治家にとって選挙は職業である。選挙を恐れる政治家には政治家の資格がない。政治家は、一般庶民が考えるほど気楽な商売ではない。政治家は、「選挙に落ちればタダの人」ではない。選挙に落ちれば地獄である。最近の日本の政治から緊張感がなくなったのは、政治家が選挙を恐れ、任期いっぱいまで、意地汚く政治家であろうとし続けるからだ。苛酷な選挙を勝ち抜いてきた人だけが政治家をやればいい。

・ 安倍内閣が、ここにきて、「解散総選挙」を口にするようになってきたが、もしここで、本当に解散総選挙を断行するならば、結果がどうであれ、安倍政権は、さらに強化されることになるだろう。小生は、安倍政権の未来などにはまったく興味ないが、選挙その…

理研が「STAP特許」の手続き進めているらしい。STAP細胞の存在は「否定できない」と考えた上での判断らしい。これは、何を意味するのか?

世間では、「STAP細胞はない」「STAP細胞は捏造だった」と、STAP細胞問題はもう忘れたようだが・・・。ホンモノの科学者なら忘れることはない。誰かが発見するかも・・・。先端科学の世界も、政界と同様に「一寸先は闇」なのだ。 ・ 毎日新聞の記事(10月…

「小保方晴子=STAP細胞事件」から「⚫▲◼★➡=刑事告訴事件」へ。その裏に何があるのか?何もないのか?あるいは、当事者たちには、何も自覚はないかもしれないが、大きな視野から見れば、何かがあるのか。では、何があるのか?

・ 「きのこ氏」が誹謗中傷したという。それで、刑事告訴受理?それだけか?「誹謗中傷」なら、多少の差はあれ、誰でもやる。小生は「誹謗中傷なき批評」など、そもそも批評ではないと思っている。誹謗中傷を恐れて批評は出来ない。 僕は小林秀雄や吉本隆明…

定住革命と哲学革命。

・ 人類の生活は農業革命と前後して、遊動社会から定住社会へと、大きく転換した。これを定住革命というならば、定住革命とともに、人類は、大きな哲学革命をも体験した。柄谷行人の近著『柳田國男論』(文春新書)のポイントもそこにある。 定住革命は、人類…

ビジネス社から『平和という病』という刺撃的な本が出ました。一国平和主義、集団的自衛権、集団的自衛権の「嘘」を暴く本です。目から鱗。

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柄谷行人とポスト・モダン。

柄谷行人について書いていると、「柄谷チルドレン」とでも言うべき若い「同伴者」、あるいは「エピゴーネン」たちが、浮かび上がってくるが、僕は、そいう人物たちにほとんど興味がない。たとえば、浅田彰や三浦雅士から東浩紀や高沢秀次、大沢•・・などまで…

合理主義とは何か?合理主義も一種の非合理主義である。つまり、合理主義も、「主義」であるという点で、「非合理主義」なのである。

これは、科学と科学主義の差異についても言える。以下は、小生の処女作『小林秀雄とベルグソン』より 。「矛盾にぶつからない思考が合理的なのではない。矛盾にぶつかることを恐れない思考が合理的なのである。つまり矛盾に直面しない思考とは、中途半端な思…

「小保方博士バッシング報道事件」の真相と深層。科学主義と科学は激しく対立する。科学主義者たちは、「科学」や「科学者」を、激しく攻撃する。何故か?

たとえば、誰でも知っている例で言えば、「ガリレオ・ガリレイ」を、当時の科学者たち、つまり科学主義者たちは、どう受け止めていただろうか?歴史に残るような「革命的成果」を上げた一流の科学者として尊敬し、温かく迎えただろうか?残念ながら、多くの…