文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

佐藤優氏の現状分析「小沢一郎が『平成の悪党』になる日」

山崎行太郎先生 吉野ではお世話になりました。私の現状認識をまとめてみました。ご笑覧ください。 2010年5月31日 佐藤優 ライブドアニュース 「佐藤優の眼光紙背(第74回):小沢一郎が『平成の悪党』になる日」 近日中に民主党の小沢一郎幹事長が…

鳩山首相は自主的に「辞任」すべきだろう。

鳩山首相の普天間問題に対する一定の功績を認めた上で言うのだが、ことここにいたっては、つまり、「少なくとも県外・・・」を大きく宣言していた手前、いかなる理由があるにせよ、公然とその約束を破る形で「日米共同声明文書」に移設先は「辺野古」と書き…

沖縄独立戦争論(一)

普天間問題に関して鳩山首相は、アメリカ、マスコミ、防衛・外務官僚、その他の「日米安保マフィア」たちの情報工作と恫喝に屈する形で、「最低でも県外・・・」と言っていた約束を反故にして、完全に腰砕けに終わったが、そこまではある程度、予想していた…

社民党・福島瑞穂氏の行動を支持する。参議院選挙は社民党に投票します。

社民党・福島瑞穂党首の「日米共同声明文書」への署名拒否、そして「罷免」という一連の騒動に格別の関心はないが、ただ、長いものには巻かれろというような、優柔不断な政治家が多い中での、一本、筋を通した福島瑞穂氏の一連の行動には拍手を送りたい。普…

「官房機密費」疑惑を、英エコノミスト誌 (2010年5月22日号)も報道・・・。

マスコミが黙殺すればするほど疑惑は拡大し、犯人たちの全貌はあぶりだされてくる、というわけで、英エコノミスト誌 (2010年5月22日号)までが、「官房機密費」問題を報道し始めたようだ。これで、日本のマスメディア、政治評論家、タレント等を巻き込んだ「…

「官房機密費」疑惑は、今、現在、テレビや新聞で政治的言論活動をしている政治評論家、政治シャーナリスト、タレント、あるいは新聞社、テレビ局等の問題でもあるのではないか???

「官房機密費」疑惑問題を、小渕首相時代に官房長官だった野中広務の「証言」や、某政治ジャーナリストが入手したという「実名リスト」なる証拠や資料を基に論じようとする風潮があるが、むろんそれはそれで正しいだろうが、政治は生きているのであり、今、…

「非小沢系」勉強会に115人 玄葉氏ら開催

民主:「非小沢系」勉強会に115人 玄葉氏ら開催 民主党の玄葉光一郎衆院財務金融委員長らが呼びかけて、消費税率引き上げで財政再建を目指す勉強会「国家財政を考える会」の初会合が26日、国会内で開かれ、同党の衆参議員115人が参加した。玄葉氏は…

時代遅れの政治学者・中西寛(京大法学部教授)に告ぐ(笑)・・・

某週刊誌に、今頃になって、マスコミの全員一致のファシズム的な「小沢バッシング報道」の洪水に乗せられれたのか流されたのか知らないが、京大法学部教授を名乗る政治学者が、「時代遅れの政治学者・小沢一郎に告ぐ」なんて、新聞情報を真に受けたかのよう…

沖縄よ、民族独立戦争に向けて理論武装せよ。

鳩山首相が、国民に約束した時間制限に押し切られる形で従来の自民党案をほぼ容認する「辺野古移設案」を決断し、それを米国政府に伝えると、米国政府側は、「クリントン長官、鳩山首相を称賛 辺野古移設大筋合意で」「クリントン長官は鳩山首相が不人気な米…

わが畏友・稲村公望氏の近況について。

元郵政官僚で、「小泉・竹中構造改革」に反対し、とりわけ日本郵政公社専務理事時代には徹底的に「郵政民営化」に反対し続けたために、「小泉・竹中構造改革」一派から目の敵にされ、日本郵政公社からも追放されるという憂き目に会いながらも、「月刊日本」…

一昨日から「吉野」で「國体論」の勉強会…。テキストは『軍事機密・統帥綱領』…。

一昨日から奈良に来ているが、今年は「平城宮遷都1300年」ということで、平城京跡が整備され、テ−マパークように人が溢れ、賑やかだ。それにしても平城京が、こんな広いとは。僕は、昨年は吉野からの帰り道、飛鳥駅で降りて、天武・持統稜から、聖徳太子…

上杉隆こそ「筆を折る」べきじゃないのか? 「上杉隆」と「週刊朝日編集長」が、ガセネタ記事発覚で謝罪文を掲載しているが・・・。

「週刊朝日」の巻末の編集後記の隣に、小さな「おわびと訂正」という囲み記事が掲載されているが、つまり、注意深く見ていかないと、うっかり見過ごしてしまいそうな小さな記事なのだが、しかしそれは、よく読んでみると、記事は小さいが、内容的にはかなり…

植民地新聞「読売新聞」の情報操作か? 読売新聞を初め、自民党、マスコミ、外務省、防衛省等、日米安保マフィアのみなさん、おめでとうございます。普天間問題は、自民党案通りに決着したそうですよ・・・(笑)。

読売新聞(2010年5月19日03時02分)が、以下のような記事を流している。「米軍普天間飛行場移設問題で、政府は、沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部に建設する代替施設の工法を「埋め立て方式」に戻す方向で最終調整に入り、米政府側に伝えた…

「琉球新報」掲載の拙稿「普天間問題再考(2)」の再録。

■「琉球新聞」(2010.5.12、水曜日)掲載の「普天間問題再考(2)」 「命懸けで蜂起する時」 今回の鳩山首相の沖縄訪問で明らかになったことは、沖縄の普天間基地移設問題は、鳩山首相個人の政治手腕や交渉能力、あるいは意思や努力ではどうにもならないという現…

三宅久之二世・上杉隆が何かホザいているらしい。(笑)

一昨日、文壇バアー「風花」の30周年パーティがあり、その帰り道、新宿駅まで、文芸評論家・小林秀雄に詳しい某大手新聞の文藝記者と歩きながら、僕は、「最近、政治評論に興味を持っているんですよ」と話したのだが、その時、彼が、「新聞記者あがりの政治…

政治ジャーナリズムは、何故、「小沢疑惑」なるものの真相を伝えないのか?

「普天間問題」で、テレビ・新聞を中心とする「マスコミ」は、つまり政治ジャーナリズムは、鳩山首相の「5月末までには決着・・・」という言葉への異常なこだわりを示して、5月末までに決着しない場合を想定して、鳩山首相の約束違反という責任の追及から…

政治ジャーナリスト上杉隆こそ即刻退場せよ。

政治評論や政治ジャーナリズムが根本的に駄目なのは、その内部に相互批判や自己批判、そして論争がないところに原因がある、と僕は思っているが、その典型的な見本を、政治ジャーナリスト上杉隆が、普天間問題に関連して、鳩山首相と平野官房長官に「退場勧…

江藤淳先生の「小沢一郎論」を再読する。

江藤淳先生は、1996年(平成8年)から、産経新聞に「月に一度」という政治コラムを連載していたが、それに小沢一郎、中曽根康弘、竹下登の三氏との対談を合わせて一冊にまとめた本が『月に一度』として、産経新聞社から、1998年(平成10年)に刊行されているわけ…

マスコミ(政治評論家)は、何故、「官房機密費疑惑」を黙殺するのか? あるいは、何故、「官房機密費疑惑」を論議の俎上に乗せられないのか?

文藝評論家と政治評論家とは、ともに「評論家」とはいいながら、その存在性は根本的に異なる。たとえば、小林秀雄や福田恒存、ある江藤淳、吉本隆明等がそうであったように文藝評論家の場合には、作家論や作品論とは別に、自己批判や相互批判、あるいは論争…

本日の「琉球新報」に拙稿『普天間問題・再考』が掲載されます。

百家争鳴で混迷を深める普天間問題だが、私の考えでは、沖縄県民の大衆蜂起、つまり県民の抗議行動にすべてはかかっていると思われる。鳩山首相は初め、日本政府の担当大臣やその他の政治家達の力は重要だが、しかし彼等の政治力を当てにしていては問題は決…

何故、文藝評論家なのか。何故、政治評論家ではないのか。

僕の個人的な偏見かもしれないが、日本の政治評論の中心を先端的に担ってきたのは、政治評論家でも政治ジャーナリストでも政治学者でもなく、実は文藝評論家だった。たとえば、小林秀雄、中野重治、福田恒存、三島由紀夫、吉本隆明、江藤淳などの名前を抜き…

「テレビ・ジャーナリズムの終焉」を象徴するテレビ朝日の情報番組の劣化・・・。

普天間問題について、軍事専門家として、これまてこどういう発言をしてきたかを詳しく調査・分析したわけではないが、どちらかと言えば自民党よりの発言を繰り返してきたと予想される拓大教授・森本敏が、「普天間の海兵隊は、必ずしも沖縄にいる必要はない…

来週の「琉球新報」に、拙稿「沖縄県民の蜂起(集団抗議)がなければ、米軍基地の県外移設も国外移設も不可能だ。(仮題)」が掲載予定です。以下のようなことを書きました。

鳩山首相の沖縄訪問で明らかになったことは、沖縄の米軍基地移設問題は、鳩山首相個人の努力ではどうにもならないという現実だ。つまり、沖縄県民の集団的な蜂起(抗議)がなければ、米軍基地の県外移設も国外移設も不可能だ、ということだ。僕は、昨年の段階…

清水正教授の『ドストエフスキー論全集 第5巻』が刊行されました。(写真は、日本で最初のドストエフスキー翻訳、内田魯庵訳『罪と罰』を手に講義中の清水正教授。)

僕は、高校時代、大江健三郎とドストエフスキーに出会うことによって、文学や思想、哲学に目覚めた。それ以前の僕は、極度の「読書嫌い」だった。しかし、この二人との出会いは強烈であり、それ以後の僕の人生を決定付けたといっていい。ところで、僕は、ド…

マスコミと自民党、そして上杉隆は「米軍基地歓迎論」だったのか?

今や、飛ぶ鳥を撃ち落す勢いの「売れっ子の政治ジャーナリスト」(笑)の上杉隆が、普天間基地移設問題をめぐる鳩山首相の迷走と、遅すぎた沖縄訪問、そして「抑止力」論を根拠とする「在沖米軍容認」発言を受けて、マスコミの論調と自民党関係者の発言に迎合…

「官房機密費」疑惑を追及するテレビ・ジャーナリストは信用できるか?

「官房機密費」疑惑を、著名なテレビ・ジャーナリストが追及していくそうである。まことに目出度いことであるが、ここで、ちょっと立ち止まって考えてみたいことがある。たとえば、今日、「検察の暴走」、あるいは「検察の暴走」批判というテーマは、ごくご…

僕の伊香保物語・・・「ドストエフスキーの初期作品の世界」をめぐって。(写真は、伊香保の岸権旅館にて、清水教授と。)

日大芸術学部の清水教授や山下講師等と、連休の初日は伊香保に出かけた。といっても温泉旅行が目的ではなく、ドストエフスキー研究者である清水教授との「GG放談」の続きを伊香保でやることが僕の主な目的で、今回のテーマは、清水教授の「ドストエフスキ…

小泉政権時代の「官房機密費」と「御用文化人買収工作」を暴き出せ。「小泉・竹中構造改革」の旗振り役を勤めた田原総一朗司会の「サンプロ」レギュラー・メンバーは、全部、クロだろう。

野中広務の「官房機密費」に関する爆弾発言の波紋は拡大の一途にあり、名指しされた当事者であるテレビや新聞というような伝統的なメディアが、いくら黙殺し、隠蔽しようとしても、「ブログ」や「ツィッター」という新しい情報伝達メディアが台頭した現在、…

野中爆弾証言の標的は「小泉・竹中構造改革」一派であろう。

自民党の「情報工作」の一環としての「マスコミ対策」にかかわる官房機密費の使い方に関する内部情報の一部を、テレビ番組や講演会で暴露し、マスコミ関係者や政治関係のジャーナリスト等に重い衝撃を与えつつある野中広務だが、今、何故、参議院選挙を目前…

田原総一朗はカネを受け取らなかった? 嘘だろう。野中広務からは受け取らなかったかもしれないが、献金名簿に名前が記載されていたということは、別ルートからは、あるいは野中以前の官房長官からは受け取っているということだろう。

官房機密費からの「年間一千万円お手当て疑惑」の渦中にある政治評論家・三宅久之が、twitterに登録していたにもかかわらず、疑惑が巻き起こったとたんに、twitter登録を解除し、twitter記録も削除したようだ。これで、疑惑はますます深まったと言っていい。…