文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

田原総一朗はカネを受け取らなかった? 嘘だろう。野中広務からは受け取らなかったかもしれないが、献金名簿に名前が記載されていたということは、別ルートからは、あるいは野中以前の官房長官からは受け取っているということだろう。

官房機密費からの「年間一千万円お手当て疑惑」の渦中にある政治評論家・三宅久之が、twitterに登録していたにもかかわらず、疑惑が巻き起こったとたんに、twitter登録を解除し、twitter記録も削除したようだ。これで、疑惑はますます深まったと言っていい。一方で、野中広務に「カネを受け取らなかったただ一人の人・・・」と証言してもらった田原総一朗は、twitterで、得意げに潔白を宣言しているが、それをまともに信じる人はいない。まだ裏があるはずである。

 小渕内閣で1998年から99年にかけて官房長官を務めた野中広務氏が30日、当時の官房機密費の取り扱いについて、「毎月5千万〜7千万円くらいは使っていた」と暴露した。首相の部屋に月1千万円、野党工作などのため自民党国会対策委員長に月500万円、参院幹事長にも月500万円程度を渡していたほか、評論家や当時の野党議員らにも配っていたという。都内で記者団に明らかにした。

 野中氏はさらに「前の官房長官から引き継いだノートに、政治評論家も含め、ここには これだけ持って行けと書いてあった。持って行って断られたのは、田原総一朗さん1人」と述べた。

この野中広務証言をよく読むと、前官房長官から「引き継いだノート」に、しっかりと「田原総一朗」の名前が記載されていたということは、つまり野中からの現金は受け取るのを「断った」かも知れないが、前官房長官からの現金は受け取っていたということを意味していることは明白である。田原が、野中官房長官以前にも、一銭も受け取らず、その種の多額の現金を受け取ることを断り続けていたとすれば、この「前の官房長官から引き継いだノート」のリストに名前があるはずはなく、すでに「田原総一朗」の名前は削除されていたはずだからだ。フォーカス2000年5月31日号に掲載された以下の記事「極秘メモ流出!内閣官房機密費をもらった政治評論家の名前」に出てくるリストは、おそらく間違いではないだろう。

『「極秘メモ流出!内閣官房機密費をもらった政治評論家の名前」
(フォーカス2000年5月31日号)


竹村健一 200万円
藤原弘達 200万円
田原総一郎 100万円
俵孝太郎 100万円
細川隆一郎 200万円
早坂茂三 100万円
三宅久之 100万円』


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