2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧
ー室谷克実の『呆韓論』を読みながら、日本人の「思想的劣化」と「一億総ネット右翼化」を憂う。ー「反韓論ブーム」を『保守論壇亡国論』で読み解く(3)。 (右写真は、「電子書籍」で発売を開始。「山崎行太郎が『保守論壇亡国論』で読む現代政治」シリーズ第…
室谷克実の『呆韓論』を読んでいくと、日韓関係史にまつわる多くの初歩的な間違いにぶつかる。その一つが、「植民地支配」と「民族絶滅論」である。室谷克実は、「日韓併合」「植民地支配」などに関する韓国側の発言を引用したあと、次のようにコメントして…
「週刊東洋経済」の原稿依頼を切っ掛けに、「反韓論ブーム」とそのブームを先導する本や執筆者たちに興味を持ちはじめた。読んで見て、日本人は、今や、ここまで思想的にr堕落しているのかと、唖然としないわけにはいかなかった。 たとえば、室谷克実の『呆…
最終決着があると幻想し、最終決着(「真の解決」)を求めることこそ、典型的なイデオロギー的思考である。イデオロギーとは、「真理は我にあり」と妄想する思考形態である。つまり、「朝鮮人慰安婦問題」には、かなりいい加減な、タテマエ論としての河野談話…
あるいは、『保守論壇亡国論』で、「嫌韓論=悪韓論ブーム」を、読み解く。「週刊東洋経済3/1号」に、「反韓論ブームを斬る」を寄稿しました。2/24発売。124ページ。「「反韓」「嫌韓」論はなぜ蔓延するのか」。「思想的衰退が短絡さ招く」・・・。僕の寄…
ソチ・オリンピックは、心配されていたテロ騒動もなく、どうやら無事、終わりそうで、プーチン露大統領のメンツも立ち、胸を撫で下ろしているところだろうが、しかし、ソチの近くのウクライナでは、民衆のデモ騒動が過激化し、とうとうヤヌコビッチ大統領が…
「週刊東洋経済3/1号」に、「反韓論ブーム批判」の原稿を載せました。2/24(月曜日)発売。お買い求めの上、是非、御一読を。現在、日本の論壇やジャーナリズムに蔓延している「反韓論ブーム」を徹底批判しています。曽野綾子批判、百田尚樹批判・・・の続…
■濱本 博 2014/02/21 山崎先生江藤淳が、三島由紀夫に対して指摘した「ごっこ」の論理を思い出しました。国際政治の舞台で「政治ごっこ」をやられては、堪ったものではありません。彼らの発想と思考とは、完全に幼稚化しており現実と夢想の区別がつかないお…
またまた例によって例のごとく、「特攻隊」や「靖国参拝」を持ち出して 、紋切り型の持論を展開したようだ。それにしても、この本田という男は、学者(教授)とは名ばかりで、著書が一冊もない大蔵官僚上がりのトンデモ学者のようだ。要するに、官僚の天下り先…
病根は、「百田尚樹問題」と同様に、保守論壇にあり。保守論壇の勇ましい言説、あるいは、学問的根拠のない、いい加減な言説を、真に受けた政治家が、その言葉通りに実践したところにある。たとえば江藤淳が、GHQの占領政策を批判したり、対米自立を主張する…
現在は、「批評不在」「批評家不在」の通俗的メロドラマの時代です。メロドラマ的現実が蔓延、それを、いつまでも容認している状況は危険です。「批評」と「論争」を復活するために、メルマガ「週刊・山崎行太郎」を創刊しました。最近では、私が、「エセ右…
・ (続きは、『思想家・山崎行太郎のすべて』が分かる!!!有料メールマガジン『週刊・山崎行太郎』(月500円)でお読みください。登録はコチラから→http://www.mag2.com/m/0001151310.html
「アメリカの原爆投下と東京大空襲こそ大虐殺である」「東京裁判はその大虐殺をごまかすため・・・」という「正論」を勇ましく主張した百田尚樹だったが、あまりにも反響が大きかったために、「逃げる」ことができなくなったらしい。そこで、「アメリカの原…
「週刊東洋経済」が「韓国特集」をやるということで、原稿を書くことになった。最近の韓国批判本ブームについて書こうと思って、嫌韓論や悪韓論、呆韓論・・・などを読んでみた。まったくヒドイものだった。百田尚樹と同じだ。 しかし、同時に、それらを批判…
しかし、この二人の場合は、「失言」ではなく、「ホンネ」そのものです。ホンネ(心情)とタテマエ(政治)の区別もないようです。理由は明らか。ネット右翼レベルの思考と思想にあります。「大失言」を『保守論壇亡国論』で読み解く。ー「エセ右翼=百田尚樹への…
エセ右翼=百田尚樹の「負け犬の遠吠え」を聞こう。最近、田母神応援演説以来、息をひそめて、嵐の過ぎ去るのを待っていたエセ右翼=百田尚樹が、Twitterでの「強気発言」を再開しようと様子を伺っているようである。もっぱら他人の発言をリツイート。南京事件…
NHK経営委員会が開かれ、「原爆投下こそ大虐殺」「東京裁判は・・・・」などという国際社会の秩序に挑戦するかのような「百田発言」が話題になり、百田尚樹へ、今後、言動には注意するようにと警告がなされたらしい。この警告に、百田尚樹は、「NHK経営委員…
日大芸術学部の「入試面接」の手伝いを、数年前からやっている。はじめはあまり乗り気ではなかったが、2、3年経つうちに、いつのまにか、それを期待している自分がいることに気付いた。入試という人生の大きな関門を、「面接官」の立場から見ることは、かな…
エセ右翼は、自ら「論争」を仕掛けておいて、論争から逃げるのも早い。百田尚樹はネット右翼レベルの通俗作家ではなく、ネット右翼そのものだった。その政治的発言は「パクリ」と「モノマネ」?ーー「ネット右翼」と「エセ右翼」を『保守論壇亡国論』的視点か…
今回の都知事選挙では、舛添にも細川にも、あまり興味はなかった。「細川ー小泉連合」の立候補宣言は、たとえ惨敗したとはいえ、今後の政界状況に大きな影響を与えることになるだろうが、僕はあまり関心はない。強いてあげるとすれば、細川護煕「選対本部」…
緊急連絡ー今月の「江古田哲学研究会」は、第三土曜日、2/15、18:00ー20:00です。『哲学の起源』、『遊動論ー柳田國男と山人』、都知事選の総括と今後の展望・・・など。 ■■■■■■■■■ 緊急連絡 ■■■■■■■■■■ 「江古田哲学研究会」からのお知らせ。今月の「江古田…
百田尚樹が、田母神某の選挙応援以来、急激に大人しくなった。中国からの批判に続いて、今度は、米国が、「広島原爆投下こそ大虐殺だ」と言ったのに「非常識」と猛反発、百田尚樹に警告を発した模様である。それでかどうか知らないが、百田尚樹の発言が、急…
百田尚樹は、馬鹿の一つ覚えの如く、「南京事件は蒋介石の捏造」「南京事件はなかった」「世界は問題にしなかった」・・・というが、果たして、そうか。たとえば、南京攻略後に、日本軍は、「一般市民」に変装した中国兵(「便衣兵」)を大量処刑しているが、…
田母神都知事候補の応援演説における百田尚樹の「南京事件はなかった」論が引き金になり、百田尚樹を「修正主義者」と呼ぶ朝日新聞との間で、激しい論争がはじまったようだ。しばらく、野次馬として、様子を見ることにしよう。ーー「エセ右翼=百田尚樹への宣…
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【国際】中国外務省がNHK百田氏の南京事件否定発言を非難 「揺るぎない証拠がある」 中国外務省の洪磊・副報道局長は5日、NHK経営委員の百田尚樹氏が旧日本軍による南京事件を否定したことにコメントを出し、 「(発言は)国際正義と人類の良知への公…
エセ右翼=百田尚樹が、都知事候補・田母神某の選挙応援に登場し、おおかたの期待通り、ネット右翼が大好きな「自虐史観批判」を始めたらしい。さすが、俗受け狙いの大衆通俗小説作家である。話のツボを心得ているというか、バカというか、あまりにも、予定調…
フランス・マスコミは、アングレームで開催された国際漫画祭の「慰安婦騒動」をどう伝えたか? 決してル・モンドなど、フランス・マスコミの報道は、日本側に有利な報道ではない。主催者側は、強引に日本側の展示を撤去したり、記者会見を中止させたりしたよ…
最近の保守論壇やネット右翼の間で、特攻隊が、ヒーローもののマ漫画やアニメ作品と同じレベルで取り上げられているようだ。特攻隊の悲劇を、思想的に重く受け止め、その思想を擁護することにおいては、僕も賛成だが、漫画やアニメの通俗的メロドラマ的レベ…