文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

室谷克実程度の軽薄な雑文が『悪韓論』とか『呆韓論』とかいう題で本になり、日本の書店の店頭に並ぶ理由。

dokuhebiniki2014-02-28




ー室谷克実の『呆韓論』を読みながら、日本人の「思想的劣化」と「一億総ネット右翼化」を憂う。ー「反韓論ブーム」を『保守論壇亡国論』で読み解く(3)。
(右写真は、「電子書籍」で発売を開始。「山崎行太郎が『保守論壇亡国論』で読む現代政治」シリーズ第一巻。毎月一回刊行予定。・・・「西部邁論」も電子書籍で発売開始。)

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室谷克実の反韓論の本を読むと、「日本人もここまで堕ちたのか」と思い知らされ、日本人として「ミジメ」な気持ちになる。明らかに、今の日本は、思想的に堕落している。室谷克実程度の、知性も教養も、まったく感じられないような「居酒屋オヤジ」が書いた、「韓国は嘘つき天国である」とか「買春天国である」とかいうような、低次元の韓国批判本を、喜んで読んでいる日本人を想像すると、哀しくなる。


僕が、20、30年前、某大学で、留学生教育を担当していた頃、韓国からの留学生から聞いた話に、こういうものがあった。「日本人は、満員電車の中でも読書している」「韓国人も学ぶべきだ」と。僕は、満員電車の中でも読書すべきかどうかは、分からないが、そこに注目する韓国の若者に、何か末恐ろしいものを感じたことを覚えている。


被植民地国が、支配した側の本国(宗主国)を、執念深く、執拗に批判し続けるという理由は分かる。つまり、日本人が、アメリカの占領支配の実態を執拗に告発し、批判し続けるように、韓国人は、日本の植民地支配を執拗に批判し続ける。これは、当然というか、自然のことである。しかし、支配した側の本国(宗主国)が、被植民地国を、執拗に批判するという例は、あまり聞かない。大国=帝国の誇りが、低次元の「罵り合い」を許さないからではないだろうか。


たとえば、戦後の日本の思想の核心部に、「反米意識」や「反米論」が、根強く残っていることは否定できない。今でも「反米論」は大きなテーマである。しかし、米国側に、「日本批判」「反日論」が残っているとは思えない。米国側が、「日本」を意識するようになったのは、日本の経済成長の前後である。しかし、それでも、米国側の「日本批判」」「反日論」は、経済分野限られていた。日本の「生活習慣」を、事細かくあげつらうことはなかった。


しかし、哀しいことに、室谷克実の本の半分は、いわゆるシモネタである。「買春輸出大国」、「嘘つき大国」「詐欺師の大国」・・・というような「居酒屋政談オヤジ」や「ネット右翼」どもが、喜びそうな言葉や表現が並んでいる。おそらく韓国にも、似たような人種はいるのだろう。「売り言葉に買い言葉」。しかし、日本人まで、そこまで堕ちる必要はないだろう。
(続く)


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■濱本博氏の発言(3)。

濱本 博
山崎先生


別件ですが、NHK経営委員である某大先生が、某国に行ったようで、「訪問記」を出しているようです。
某先生の御意見が、旅行先の某国によって、世界中に配信されている模様です。
参考迄に以下URLを記載致します。

最近の「アンネ」書籍絡みと云い、現下の日本は、このままいくと国際社会から吹っ飛ばされる可能性が、現実味を帯びてきたようです。

その内に「西側」の構成員から弾き飛ばされるという最悪の事態を想定すべき時期にきているようです。
まさしく、「第二の敗戦」となるのか、非常に心配です。

http://japanese.irib.ir/news/culture-society/item/43530-百田尚樹氏、「イラン訪問記を執筆」




★ 濱本 博 (はまもと ・ひろし)・・・「江古田哲学研究会」会員。横浜国大卒。

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