文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

2009-01-01から1年間の記事一覧

皇室研究家・所功の正体、見たり、枯尾花…かな。

今回の「天皇の政治利用」問題で、天皇と憲法の問題を誤解したまま大見得を切ったはいいが、逆にその無知無学や政治的意図を暴露され、天下に大恥を曝したのは羽毛田信吾宮内庁長官や安倍晋三元首相だけではなく、皇室研究者や憲法学者たちだったわけだが、…

大原康男って何の専門家なのか?

天皇陛下の「政治利用」問題について、きわめて過激な小沢批判、民主党批判を展開した先週の「週刊文春」と「週刊新潮」だったが、それ故に、一週間を経てさらに突っ込んだ内容の、その後の追跡記事を期待していたのだが、昨日発売の「週刊文春」と「週刊新…

小沢発言を擁護する。(「蝦夷っ子」氏の投稿)

以下は「蝦夷っ子」氏が「コメント欄」に寄せた投稿論文である。僕の見るところ、小沢発言をめぐるマスコミ、政治家、評論家、憲法学者、俄・天皇研究家たちの発言・論評の中で、もっつとも優れた論文の一つだと判断したので、ここに転載する。「蝦夷っ子」…

「公的行為」に「内閣の助言」は必要ないという産経の主張は、正しいのか?

憲法の理念を理解していないのは産経新聞と共産党委員長・志位氏、大原康男国学院大教授の方である。天皇の「公的行為」といえども、政治的な意味を持つ限り、「内閣の助言と承認」の埒外にはない。それが、少なくとも「日本国憲法」の理念であり、象徴天皇…

天皇の「国事行為」と「公的行為」の憲法解釈について。

天皇の国事行為についての発言に関して、小沢一郎幹事長が記者会見で「撤回」を行ったようだが、たしかに憲法の条文をそのまま文字通りに理解し、解釈するならば、皇室外交や外国賓客との会見は憲法の記す国事行為には含まれておらず…(内閣総理大臣および最…

マンガ右翼を宮中茶会に呼んだのは羽毛田信吾宮内庁長官か?

別にどうでもいいことだが、小林ナニガシというマンガ右翼が、「天皇陛下御即位20周年」の政府主催の式典だけではなく、宮中茶会にまで招待されたらしいということを、某氏から聞かされて、「なるほど」と思った次第である。宮中茶会なるものが、皇室の私的…

似非保守・福田和也の「小沢批判」のお粗末。

最近、すっかり存在感がなくなったのは自民党と自民系文化人達だが、その中でも「小沢一郎憎し」に凝り固まったまま勘違い発言を繰り返している代表的な自民系保守文化人の一人が福田和也氏であるが、早速、小沢一郎氏が関わったといわれる中国副主席・習近…

君側の奸・羽毛田信吾は「ノーパンしゃぶしゃぶ」接待漬け官僚だった?

ことあるごとに天皇家のプライヴェートな秘密を暴露し続け、結果的に天皇陛下や皇太子殿下をマスコミや国民の前にひきずりだし、しかも面白おかしいネタとして提供し続けることを黙認している羽毛田信吾宮内庁長官だが、その前歴が、厚生省官僚として、「ノ…

佐藤優氏の「天皇特例会見」論・・・・「羽毛田信吾宮内庁長官は尊皇のまこと心をもっているのだろうか?」

以下は、佐藤優氏の論考です。佐藤氏は、一連の騒動を、官僚と国会議員との「誰が日本国家の主人か」をめぐる権力闘争(官僚の下克上)と捉えています。 [投稿情報] 2009年12月16日 03:24:16 お名前 : 佐藤優 性別 : 男 都道府県 : 東京都■メッセージ 山崎行太…

亀井氏が鳩山・小沢主導の「天皇特例会見」を擁護。

さすがに亀井静香である。こういう時に政治家の力量と見識が問われるものだが、渡辺周総務副大臣や福山哲郎外務副大臣など、いまだにヨチヨチ歩きの政治家の分際で、マスコミや大衆的世論に乗せられたのかどうか知らないが、自分の属する政党の総理総裁や幹…

小沢の「対中外交」をどう評価するか? 自民党的な「中国敵視政策」は転換すべき時期に来ていたのだ。

僕が北京に行ったのも、もう一ヶ月も前のことだが、その後、オバマ米国大統領の訪中があり、今度は、小沢一郎幹事長の訪中、そして、小沢帰国後、それに入れ替わるように中国から次期国家主席と呼び声の高い習近平副主席が来日、というように、ここに来て、…

菅と亀井が激突。亀井氏が「正論」を言っているだろう? これで、菅直人総理の芽は、完全に消えたね。

そもそも民主党の圧勝のように見えた先の衆議院選挙だが、それは民主党単独の力のしからしめるところではなく、そこへ来るまでに、小澤一郎氏ら民主党幹部が、どれだけ国民新党や社民党、新党大地、その他の少数野党との選挙協力に腐心し、それに呼応する形…

岡田克也の政治生命は終わった・・・。

以下は岡田外相の今日の問題発言(笑)ーご参考までに。五日午後、名護市で行なわれた岡田外相の「名護市民との対話集会」なるものは、とても市民集会と呼べるようなシロモノではなく、自民党政権時代にもありえないような、SPを動員した厳重な警備の下で行…

「琉球新報」掲載の拙論「鳩山政権と普天間移設」

「琉球新報」11月26日に掲載された拙論「鳩山政権と普天間移設」の本文である。その後、「辺野古(キャンプシュワブ)」決着の場合、福島社民党党首の「連立離脱発言」が波紋を呼んでいるが、また大阪の橋下知事の「関空」容認発言とも絡んで、この沖縄米軍基…

「出陣学徒慰霊祭」(「日本保守主義研究会」主催)の経過報告です。

┏┏┏┏┏┏┏┏ 出陣学徒慰霊祭 ┏┏┏┏┏┏┏┏ 平成二十一年十一月二十八日、第六回出陣学徒慰霊祭を挙行した。記念シンポジウムの概要は以下の通りであった(敬称略)。 開会・国歌斉唱後、登壇した実行委員長田城真哉(早稲田大学法学部二年)は「今年第六回の出陣学…

来年の参院選で民主党は惨敗する!!!

仲井真沖縄県知事と鳩山首相が、米軍普天間基地移設問題に関して非公式密談と会談をしたようだが、いずれにしろ鳩山首相の最終的な「決断」なるものの内容が、日米合意をそのまま全面的に容認する形での「名護市辺野古キャンプシュワブへの移設」であること…

「仕分け」の仕掛け人・加藤秀樹(シンクタンク「構想日本」代表)は第二の竹中平蔵である。

「官僚主導から政治主導へ」という勇ましい掛け声とともに、国民の期待を担って登場した前原国交大臣を初め、各大臣のデビューは華々しいものだったが、一ヶ月、二ヶ月と経つうちに、当初の大臣たちの元気は何処へやら、具体的な政策実行ということになると…

沖縄米軍基地移設問題と沖縄差別論

米軍基地移設問題における鳩山政権の不手際の連続は、国民の期待とは裏腹に鳩山政権を吹っ飛ばすことになるかも知れない。鳩山首相が、親密な日米関係を犠牲にしてでも、沖縄の米軍基地移設問題に政治生命を賭けるというならば、僕は、その結果はどうであれ…

出陣学徒慰霊祭のお知らせ

(以下は「日本保守主義研究会」からのお知らせです。) 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 出陣学徒慰霊祭催行のお知らせ 来たる11月28日(土)、靖国神社におきまして出陣学徒慰霊祭が行われます。出陣学徒慰霊祭とは、今を生きる若者が、先の大東亜戦争において、…

鳩山首相早期退陣論のすすめ。

今更、言うまでもないことだが、僕は、政権交代や民主党政権の誕生に反対だったというわけではないが、むしろ大歓迎だったわけだけれども、「沖縄米軍普天間基地移設問題」「八場ダム中止の見直し」「仕分け作業チームの暴走」、そして東京地検がリークを始…

明日の「琉球新報」を読め!!! 沖縄米軍基地移設問題について、かなり過激な論説を、沖縄の新聞「琉球新報」に書きました。

沖縄米軍基地移設問題について、岡田外相を筆頭に、鳩山首相、北沢防衛相、そして自民党の石破茂元防衛相等が、沖縄県民の心を弄ぶようなかのような、あるいは愚弄するかのような、いい加減な発言を繰り返しているが、たとえば選挙前、あるいは選挙期間中は…

沖縄県民よ、「県外・国外移転論」で徹底的に闘え。

普天間基地移設問題が、いよいよ剣が峰を迎えつつあるが、選挙公約を反故にしてまでも、自民党政権時代の日米合意を容認する方向を模索しているかに見える鳩山民主党政権の動きに対して、あくまでも「県外・国外移転論」に固執する社民党の内部に、民主党の…

出陣学徒慰霊祭のお知らせ

(以下は「日本保守主義研究会」からのお知らせです。) 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 出陣学徒慰霊祭催行のお知らせ 来たる11月28日(土)、靖国神社におきまして出陣学徒慰霊祭が行われます。出陣学徒慰霊祭とは、今を生きる若者が、先の大東亜戦争において、…

オバマの中国訪問の政治的意味について。

大統領就任後、最初のアジア歴訪の旅で、天皇に対しては90度に深々と腰を折って、日本人も驚くほどの丁寧な挨拶していったとはいえ、最近の日米関係を象徴するかのように、つまりわが国の政治・経済の力を軽視・無視するかのように、足早に通過していったオ…

出陣学徒慰霊祭のお知らせ

(以下は「日本保守主義研究会」からのお知らせです。) 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 出陣学徒慰霊祭催行のお知らせ 来たる11月28日(土)、靖国神社におきまして出陣学徒慰霊祭が行われます。出陣学徒慰霊祭とは、今を生きる若者が、先の大東亜戦争において、…

米軍基地を東京都心部に移転せよ。

(右写真は、1945年8月、アメリカ海兵隊の基地として拡張された嘉手納空軍基地) 沖縄の米軍基地の移転問題が、アメリカ政府と鳩山政権の間で、そして鳩山政権内部で、依然として出口の見えないままくすぶり続けてているわけだが、一説では、ここへ来て、経営…

亀井静香氏が構想する政界再編劇の可能性。

モラトリアム法案や日本郵政人事等で、政治的腕力を見せ付けることに成功した国民新党の亀井氏が、いよいよ政界再編の仕掛け人としても動き出したようだ。平沼グループや田中康夫の「新党日本」だけではなく、自民党の反「郵政民営化」グループの議員にも触…

亀井発言とロバート・フェルドマンの正体。

どうもこの国の最近の経済関係者は、つまりエコノミストから経済学者、経済官僚、経済記者まで、外国人や外国情報に弱いようで、というよりまったく経済や金融の本質が理解できていないようである。ここで、僕が言いたいのは、すでにわかっていると思うが、…

中国人民解放軍の空軍兵士たち・・・。

早朝から外国から来た空軍関係者たちの送り迎えに忙しい人民解放軍の空軍兵士たち。胸に「工作班」のカードを下げていた。中には女性兵士の姿も。肩からブランド物のバッグを提げているところなぞは、中国人民解放軍とはいえ、人工衛星や宇宙遊泳に成功した…

天安門前広場で考える・・・。

「中国建国60年」で賑わう中国北京で、明日から「空軍創設60年記念式典」が催されるようですが、世界の軍事力の比較で、中国人民解放軍の実力は、米ロ仏に続いて4位か5位に位置づけられているらしい。ちなみに日本の軍事力は世界22位ぐらいとか。「中国脅威…