文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

沖縄県民よ、「県外・国外移転論」で徹底的に闘え。


普天間基地移設問題が、いよいよ剣が峰を迎えつつあるが、選挙公約を反故にしてまでも、自民党政権時代の日米合意を容認する方向を模索しているかに見える鳩山民主党政権の動きに対して、あくまでも「県外・国外移転論」に固執する社民党の内部に、民主党の「沖縄県民への裏切り」に歩調をあわせるように「連立離脱論」がくすぶり始めているらしいが、僕は、このまま民主党が日米合意容認へ押し切られるならば、社民党は連立を離脱して筋を通すべきだと考える。民主党にとっては、社民党の連立離脱など、たいした問題ではないと思うかもしれないが、僕は必ずしも数の問題ではない、と考える。民主党の「沖縄県民への裏切り」が明白になるならば、自民党よりも腰砕けの軟弱政党のイメージとともに、民主党政権への失望・落胆は、静かにではあるが、全国的に広がっていくと考える。そうなれば、来年の参議院選過半数制覇なんて目論見は、夢幻のごとく消え去ることになる。つまり、山奥の誰も住んでいないような寒村から選挙運動を開始すると言う、小沢一郎の「川上戦略」なるものも、所詮は選挙用のパフォーマンスでした、と白状するようなものだろう。昨夜、北京オリンピックの開会式と閉会式を演出したチャン・イーモウ監督の中国映画『初恋のきた道』を見たが、そこでは、都会育ちのインテリ青年が、山奥の寒村の小学校教員を志願し、生涯をその寒村の小学校教育に捧げると言うストーリーが展開されていたが、その話がフィクションであろうと非現実的であろうと、僕はその精神に感動しながら見た。あの田舎教師の「無償の情熱」とも言うべき高貴な精神を忘れた時、国も文化も滅びると思う。そのためにも、沖縄県民は、財政支援や環境整備その他の「餌」につられること無く、断固として条件闘争を拒絶して、小なりとはいえ、政治的筋を通そうとしている社民党とともに「県民・国外移転論」に固執・主張し、県民一体となって、結果はどうなろうとも、夫人連れで歌舞伎見物やフットボール観戦に現を抜かしている鳩山首相と鳩山政権に徹底抗戦すべきである。岡田ナニガシにいたっては、五年前の「民主党党首」時代には「県外・国外移転論」を声高に唱えていながら、それをケロッと忘れた振りをして、アメリカに恫喝されたのかどうか知らないが、最近は「県外・国外移転論は非現実的だ」等と言っているらしい。何か「原理主義者」だよ。岡田よ、オマエこそ、恫喝されるとナメクジのようにヘナヘナと軟弱な奴隷になる「非原理主義者」以外の何者でもないだろう。国民新党の「亀井静香」大臣の気概(ガイスト)でも見習ったらどうだ。むろん僕自身も、沖縄県民ではなく、外野席からの「高見の見物」組である。外野席からの「高見の見物」組であることを前提にして言わしてもらうならば、沖縄県民を除く大多数の日本人は、米軍基地問題などに関心はなく、もちろん沖縄の米軍基地の存在やその移転・移設問題などに関心を持っていない。そうであるが故に、米軍沖縄基地の移転・移設問題を契機に、大多数の日本人(沖縄県民を除く)に、「米軍基地を引き受けるのは、次はオマエラだ」と、米軍基地の存在を突き付けるべきだ。それをやるのは、そしてそれが言えるのは沖縄県民だけである。外野席からの「高見の見物」組ではない。チベット弾圧やウイグル弾圧に抗議する日本人はいても、沖縄の巨大な米軍基地の存在に、本気で、つまり身体を張り、死を覚悟してまでも抗議する日本人(沖縄県民を除く)はいない。沖縄県民に同情して、米軍基地反対を唱えながら沖縄に擦り寄ってくる日本人を、つまり良心的な文化人やジャーナリストを信用してはならない。沖縄の米軍基地を、沖縄から追い出すのは沖縄県民がやるべきである。沖縄県民しかできないからだ。社民党は、普天間基地移転の代替地候補として、関空佐賀空港硫黄島、グアムなどを上げているらしいが、僕は、沖縄県民も、具体的な移転先候補地を上げて、沖縄米軍基地の「県外・国外移転論」を頑強に主張せよ、と言いたい。たとえば、「硫黄島全面移転論」ではどうか。まず硫黄島であれ関空であれ、あるいは佐賀空港であれ、具体名を出すことである。日本人は震え上がるはずだ。したがって日米軍事同盟や米軍基地が、日本列島に必要だというならば、米軍基地は、沖縄以外の日本の何処かに移転・移設すべきである。日本人(沖縄県民を除く)に、米軍基地を突き付けよ。次は、米軍基地を受け入れるのはオマエラの番だろう、と。チベット独立やウイグル独立も、チベット弾圧やウイグル弾圧に、外野席から抗議する「高みの見物」組を当てにしている限り、つまりチベット人ウイグル人が、命がけの蜂起を、何回も繰り返さない限り、不可能であることは当然であることは言うまでもなかろう。ダライ・ラマよ、外国旅行はもういい加減にしろ。お前がやるべきことは、御託を並べる前に、チベットに帰り、チベット国民とともに独立運動に身を捧げ、そして人民解放軍銃口の前に立ち、国民とともに一斉に武装蜂起することだよ。





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