2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧
昨夕、五時に、井口時男さんと、武蔵野線と南武線がぶつかる「府中本町」駅で待ち合わせ。駅の近くの居酒屋に。「病気の話」(病気自慢話?)から始まり、「大震災」「原発事故」をめぐるマスコミ、文化人の「いい子になりたい言説」の徹底批判へ。しかし、一…
必要があって東工大大学院のHPを見たら、井口時男さん(東工大教授)が 3月で大学を退職していた。前から「辞めたい」という話は本人の口からも何回か聞いてはいたが、まさか本気とは思わなかった。ちょっと心配になったので、早速、電話してみた。電話の声は…
昨日から本格的な夏休みになった。我が家も立派な「地デジ難民一家」というわけで、テレビから完璧に排除されたので、これ幸いと、昔懐かしいラジオの「子供電話相談室」なるものを聞きながら、学生の一人が書いてきた大論文を読んでいる。東浩紀からデリダ…
Twitterで、武田邦彦の正体を暴露する以下のようなコメントが届いた。武田邦彦が、今、現在、どういう「原発論」の思想を持っているのか知らないが、少なくとも「2010/08/27」の時点では、熱烈な原発擁護論者であり、強烈な原発推進派であったことは、以下の…
日大芸術学部の山下聖美先生が三省堂から、近々、新著『女脳文学特講』という本を出版するということで、出来上がったばかりの表紙を見せてもらった。ショッキングピンクのかなり激しい色彩だが、内容が内容だから、ピッタリなのかもしれない。おそらく書店…
菅直人首相がますます元気なのだそうである。頭の病気が進行しているのかと思っていたら、まったく予想がはずれたわけで、「負けました」とでもいうほかはない。僕は、ある意味で菅直人首相を尊敬するが、菅直人首相の政権運営の仕方は、実は、小泉純一郎の…
「月刊日本」4月号が届いた。巻頭に亀井静香のインタビュー記事「菅直人総理に告ぐーこのままでは野垂れ死にするだけだ」があり、さらに沖縄の最初の芥川賞作家・大城立裕のインタビュー記事「琉球人の想いを大和人へ」、先ごろ、自民党を離党し、政務官に就…
7・21。今日は、江藤淳が亡くなった日だ。10年ぐらい前のこの日、大雨が降り、下水から水が溢れ、道路は水浸しになった。江藤淳が、鎌倉の自宅の風呂場で、手首を切って自殺したというニュースが流れてきた。信じられなかった。あれだけ自殺や挫折を嫌悪し、…
吉本隆明は、ある雑誌のインタビュー記事によると、今、87歳だそうである。とすれば、三島由紀夫が生きていたとすれば、今頃は、いくつになっているだろう。三島由紀夫は、たしか吉本隆明と一歳違いだが、しかし同学年だったはずだ。とすれば87歳か86歳か。…
昨日、朝日カルチャーセンターの「小説教室」の帰りに、立川ルミネ8fにある本屋で、店員に探してもらって「big. tomorrow」8月号を手に入れた。今、日本国民の間に蔓延している「脱原発ヒステリー」や「反原発ヒステリー」を、冷徹に批判しているらしい吉本…
ベトナム旅行の日程がほぼ決まる。成田からホーチミン。ホーチミンからダラットへ。八月下旬から九月初旬に、ほぼ一週間の滞在。ダラットは林芙美子「浮雲」 の舞台。日大芸術学部の山下聖美准教授が、林芙美子研究取材を兼ねてベトナムに短期留学するため、…
最近、二人の学生と話をした。向こうから話しかけてくれたので聞いていただけだが、話の内容のレベルの高さにちょっと驚く。ジャック・ラカンを勉強したいという女子学生は某大学の大学院を目指しているという。その大学の名前を聞いてちょっとびっくりした…
京都大学博士課程の早瀬善彦君の『逆説の政治哲学』書評を紹介します。 アメリカの政治哲学研究者、マイケル・サンデルブームの影響で、にわかに政治哲学という学問分野への関心が巷で巻き起こっている。長年、政治哲学を専攻してきた私としては、正直、この…
実は作家の村上春樹が、スペインで、カタルーニヤ国際賞の受賞式のスピーチの中で、フクシマ原発事故を受けて「脱原発」を宣言し、「核」に対してももっと早くから「ノー」と言うべきだったと反省する演説をしたらしい。「効率」主義がよくなかった、と。村…
枝野幸男が、12日の記者会見で、枝野の家族に関するネット言説の「噂」の部分(「妻も子どもも放射能の関係でどこかへ逃げたことは全くない。デマ」)を取り上げて、「告訴」の可能性をほのめかしたらしい。これは、明らかに、官房長官ともあろうものが言うべ…
世の中には逆説かイロニーというような表現方法でしか言えない真実というものがある。主としてそれは文学や宗教の担う分野だったが、しかし、あくまでも人間的現象の探求に携わる政治学や経済学が、それを無視していいいいわけはない。文学的問題や宗教的問…
昨日は、池袋東武屋上のビアガーデンで、飲み放題のビールを飲みながら、時間延長までし、熱く政治を語った。結論は、「国民はその国民にふさわしい政治家(政治)しか持ちえない。」(マックス・ウェーバー)ということ。国民からだけではなく、民主党内部の仲…
「辞めろ」と言えば、ますます意地になり、辞めるどころか続投、そしてあわよくば、長期政権をめざしているらしい菅直人夫妻だが、包囲網は意外なところから狭められつつあるようだ。(続く) (続きは、『思想家・山崎行太郎のすべて』が分かる!!!有料メール…
■場所、西武池袋線江古田駅北口1分の「江古田樽平ロフト」 (居酒屋「樽平」二階)。 http://www.geocities.jp/ekoda_taruhei/top.htm ■毎月第三金曜日、午後七時から午後九時。 ■会費1000円(ワンドリンク付き)。 ■当分のテ−マは、「柄谷行人の『世界…
親子ほど歳は離れているのだが、僕の若い友人の1人に、岩田温という政治哲学専攻の研究者がいる。聞けば、まだ弱冠27歳だという。早稲田大学政経学部を卒業し、大学院を経て、現在、千葉県八千代台にある秀明大学の「助教」の職にある。僕の主宰する勉強会「…
【参加ご希望の方】 下記のフォームに必要事項をご記入の上、メールにてお申込下さい。 申込はこちら → http://form1.fc2.com/form/?id=533120 (なお、フォーム備考欄に「研究会参加」とお書き下さい) 【定例研究会のお知らせ】 6月開催の定例会より、「保…
フクシマ原発事故以後、俄かに声が大きくなったのが、反核・反原発を以前から主張していたらしい連中だったが、僕には、いずれも胡散臭いものを感じたというのが、正直のところだ。無論、早くから一貫して反核・反原発を主張して来たというのは、それなりに…
≪・・・・・・というのも、「存在する」(オン)という言葉を使う時、自分でいったい何を言おうとしているかを、君たちはずっまえからよく知っているに違いないのだが、われわれの方では、ひところでこそそれが分かっているつもりだったのに、今では途方に暮れ…
【参加ご希望の方】 下記のフォームに必要事項をご記入の上、メールにてお申込下さい。 申込はこちら → http://form1.fc2.com/form/?id=533120 (なお、フォーム備考欄に「研究会参加」とお書き下さい) 【定例研究会のお知らせ】 6月開催の定例会より、「保…
【定例研究会のお知らせ】 6月開催の定例会より、「保守の視点から読み解くマルクス」とのテーマで、マルクスの『資本論』をテキストに研究を進めていきます。定例研究会では、全巻終わるまで原則としてマルクスの『資本論』をテキストに、毎月開催していく…
松本大臣による暴言恫喝発言騒動は、松本大臣の辞表、辞任で一応の結着が見られたように思われるが、この一連の騒動で思わぬ事態が露見した。世間の目が松本大臣の人格や暴言に集中する一方で、大臣の相手役、村井宮城県知事の正体も、次々と暴露され、意外…
松本龍大臣の辞任は、最近の日本国民の思想的劣化とその結果としての自己欺瞞を暴き出したと言っていい。産経新聞にこんなニュースが・・・。拉致問題の時と同様に、予想通りの展開である。被災者というだけで、神様並みの扱いである。被災者も人間である。…
■【定例研究会のお知らせ】 日本保守主義研究会では、会員の行っている専門的な研究を発表する場として、年に1回研究大会と、毎月開催の定例研究会を行っています。定例研究会は各会員の専門分野を生かしつつ、多様な分野の会員に対し発表する学際的な研究…
小沢一郎裁判が大詰めを迎えつつあるらしい。そこで、小沢一郎を追い詰めるはずの検察側が、逆に追い詰められて、窮地に立たされていることが判明した。つまり検察側の提出した証拠資料が、大量に不採用ということになったらしい。特に石川議員(元秘書)関連…
実は、筆者は、僕の大学の教え子で、生徒の一人です。書評コラムが中心ですが、最近の若者が 、どういう本を読み、どういう日常生活を送り、そして何を考えているかがよくわかります。是非、読んでみてください。 ■好きな人が、読書家でした。 ■ http://s.am…