ベトナム旅行の日程がほぼ決まる。
ベトナム旅行の日程がほぼ決まる。成田からホーチミン。ホーチミンからダラットへ。八月下旬から九月初旬に、ほぼ一週間の滞在。ダラットは林芙美子「浮雲」 の舞台。日大芸術学部の山下聖美准教授が、林芙美子研究取材を兼ねてベトナムに短期留学するため、それに合わせてのベトナム旅行である。東工大で教えていた頃、 ベトナムからの政府留学生も何人かいたが、今、どうしているだろう?もう中堅クラスに出世しているはずだが・・・。ベトナムと言うと、僕の世代にとっては、どれだけ無視し、忘れようとしても忘れられない名前である。ベトナム戦争、ベトナム反戦、ベ平連、ベトコン・・・。学生時代は、現在のフクシマ原発や大震災の話題以上に世界中の関心を集め、朝から晩までベトナムという名前を聞かない日はなかった。学生たちの議論のテーマは、寝ても覚めてもベトナムだった。しかし、僕は、そういう風潮に反対で、ベトナム的なものに、一人、背を向けていて、自称「保守反動」を気取っていた。その反時代的、反社会的だった僕にとっても、ベトナムは、心の奥深くに染み込んだ、懐かしい名前なのだ。ところで、昨日、林芙美子が、NHKのラジオに登場するということを、読者の方から、Twitterで教えていただいた。昨日は、外出したため、無理だったが、今朝の再放送で聞くことが出来た。iPhoneで録音も出来た。林芙美子の声は、予想以上に、美しく、上品だった。
(続く)
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