2004-01-01から1ヶ月間の記事一覧
先週の水曜日の午後、江古田の日大芸術学部に出掛けた。その日のことを書き忘れていたのでここに書いておこう。ちょうど1週間前のことである。実はその日、文藝学科の清水正(まさし)教授に特別講義を依頼されていた。清水教授の最終授業の時間を2コマ使って…
某所で、産経新聞のM記者や読売新聞のS記者、文芸評論家のRさんなどに遭遇。久しぶりだったので、かなり込み入った話をしたように記憶しているが、お酒が入っていたので詳細は忘れた。ただ明確に記憶しているのはM記者とRさんが僕のHPを知っており、…
『月刊日本』という雑誌がある。政治評論が中心で地味な論壇誌だが、内容的に言えば一本筋の通った品格のある雑誌だ。その編集委員の一人がF氏で、雑誌の巻頭に、今時珍しい漢文的美文調の「人物論」を掲げている。戦前の政治家や思想家の文章からの引用と…
昨夜、亀井静香代議士が登場するということでサロンは満員。すでに玄関は靴の置き場もないほどだった。玄関の片隅に無理やり靴を押しこんで部屋へ入る。「文藝春秋」のTさん初め、週刊誌記者や雑誌編集長、ベンチャービジネスの若手経営者などの顔が。亀井…
小泉クン、まだ、わからんの。(笑) 君は、先日の所信表明演説で、「断固たる決意」を強調したようだが、その言葉の意味を理解しているのか。君の場合は、「断固たる決意」とは、何も考えないと言うことだろう。つまり、何も考えたくないから「断固たる決意」…
昨日、久しぶりに朝カルの小説教室の講義で立川へ。と言っても実は前日も1月から3月までに使う作品集を作るために立川まで来た。前日は、用事が済んだ後、人と会ってルミネの8階で少し飲む。昼間で、しかも日曜日。なかなかいい店が見つからず、仕方なく…
昨日、雪がちらつく中、大学入試センター試験が行われたが、世界史の問題に、首を傾げたくなるような、かなりヘンテコリンな問題が出たようだ。たとえば、こんな問題。 ↓↓↓↓ 世界史B 第1問・問5 > 「日本統治下の朝鮮」を述べた文として正しいものを、 > …
小泉は、憲法改正から自衛隊イラク派遣まで、保守派の喜びそうな政策を次々に打ち出し、いかにも自民党内で磐石の態勢を確立しつつあるかに見えるが、しかしその実体は何もないようだ。ほとんどの自民党議員が小泉の独走にシラケているのが実情とか。国民の…
芥川賞に19歳と20歳の美人姉妹(笑)が同時受賞だと。いやはや、まいりましたね。こういう時は「物言えば唇寒し……」てなわけで、沈黙するに限ります。何を言っても、アンタ、ひがんでるの? と言われるのがオチ。まずは、オメデトウと言って責任回避。さて…
昨夜は、経済産業省の現役課長S氏のリーダーシップ論を聞く。岡崎久彦、塚本三郎各氏も出席。S氏はバリバリの現役課長でありながら、日本の近代軍事史に関する著書を持つ知性派、理論派でもある。今日は、表面的な、短期的な政策論ではなく、長期的な視野…
僕は「21世紀文学」というマイナーな雑誌の編集委員をしている。ほとんど何もしないのだが、一応編集委員ということになっている。「21世紀文学」というのは僕の慶応時代からの畏友・岳真也が主宰する雑誌で、元をたどれば「蒼い共和国」や「痴」という…
毎年恒例になった成人式の乱暴狼藉が、多くの日本人の期待と願望を満たすかのように、今年も立派に執り行われたようである。僕は、市長や市議会議員、三流文化人などが、くだらないお説教垂れるだけの成人式など、はじめからアホラシイと思っている。新成人…
そろそろ新しい芥川賞が決まる次期(1/15)になった。候補作を見てみると、20歳前後の女性が3人もいることに驚く。マスコミが騒ぐのも仕方ないが、これで文学が突然復活するはずもなく、むしろ逆効果しかもたらさないだろう。その3人とは金原ひとみ「蛇…
昨日、宮内勝典さんからの年賀状が届いた。そこに、僕のHPを時々覗いています、とあった。一昨日も見ましたよ、と。うれしい話ではないか。僕が、このHPを「毒蛇通信」としたのは、宮内さんのHP「海亀通信」をヒントにしたものだ。「海亀」と「毒蛇」…
定本 柄谷行人集 http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/026486+/top.html 柄谷行人の著作集が岩波書店から刊行されるらしい。当然と言えば当然のことなのだが、やはりちょっとした驚きである。「柄谷行人全集」為るものもやがて岩波から出ることになろう。岩波…