文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

言論弾圧と密告社会の実現を目指す田中宏和という怪しい人物について書く。

田中宏和は、『丸山眞男の思想がよく分かる本』の筆者であり、匿名ブログ「世に膿む日々」の作者でもある。その田中宏和が、論敵や批判者を、警察や裁判所に密告し、言論封殺をせよ、と勧めているのだ。つまり言論弾圧・言論統制を強化し、ネットやブログ、T…

青森県深浦の一夜。

太宰治の生家「斜陽館」訪問を翌日に控えて、深浦というところにある日本海を一望出来る深浦観光ホテルに一泊した。温泉に入り、くつろいだところで、清水正日大芸術学部教授と二人だけで、一時間ほど、「太宰治を語る」時間を持った。 清水教授とは、ここ1…

太宰治の生家「斜陽館」は、意外にスゴイところだった。太宰治が、あまり、好きではない。太宰文学に付きまとう安っぽい文学趣味、文学少女趣味に嫌悪感を持つからだ。おそらく、自己嫌悪の一種かもしれないが・・・。

だから、太宰治の実家が相当の金持ちだったことは知っていたが、「斜陽館」なるものも、甘く考えていた。昨日(10/26)、実物を見て、驚いた。やはり、予想外に、スゴイものだった。「金木」という町は、青森県の中でも、とりわけ辺鄙な田舎町だったが、そこに…

科学と科学主義の差異、科学者と科学主義者の差異。この差異について、専門の科学者たちも意外に良く分かっていない。

小生は、「小保方博士バッシング報道事件」が始まった時から、この問題について考えてきた。小保方晴子博士を批判=罵倒する科学者たちは、科学者というより、科学主義というイデオロギーを信じ込んでいるエセ科学者たちである、と。 僕が「小保方博士バッシ…

何故、「小保方博士バッシング報道事件」は起きたのか?何故、科学論争ではなく、報道スキャンダル事件となったのか?これは、現代日本の思想的劣化を象徴する事件ではないのか?「小保方博士バッシング報道事件」を再考する。

・ 昨日、韓国の知識人・文化人二人の「取材」(「対話」)を受けた。小生の『保守論壇亡国論』(KKプレス)を読んだうえでの、きわめて学問的、思想的な取材であった。小生は、「小保方博士バッシング報道事件」も、「韓国バッシング」も、「朝日新聞バッシン…

本日(10/21)の「月刊日本」辻説法ー有楽町駅前で。木村氏と南丘氏。

ネット右翼よ、思考停止の痴呆老人になるなかれ!韓国のエコノミスト= 李佑光氏(東大大学院博士修了)と孫一善女史(東大経済学博士、東大特別研究員)のインタビューを、小生の『保守論壇亡国論』を前に、池袋メトロポリタンホテルで、受ける。

「真実の日韓関係史を知らずして、国際政治を語るなかれ」、で意見一致。日本のネット右翼の韓国経済論(たとえば三橋某の韓国経済論・・・)は学問的な検証に堪えられるのか?堪えられないのではないか?いい加減な資料や文献を元に、韓国や韓国経済を語るこ…

小渕優子経産大臣「辞任の政治学」。松島みどり法務大臣も辞任の意向とか?日本の政治を支配しているのは、誰か?

またまた、「政治とカネ」問題で大臣が辞任した。小沢一郎潰しの謀略以来、あるいはそれ以前から、日本の政治は、「政治とカネ」という亡霊に取り付かれている。政治や政治家に「政治とカネ」という問題は、そんなに重要なのか?大いに疑問を感じる。 いった…

観念論的転倒から唯物論的転倒へ、あるいはヘーゲルからマルクスへ。

昨夜は、柄谷行人の『帝国の構造』のなかの「前後の転倒」という問題について考えてみた。ヘーゲル的な観念論的転倒とマルクス的な唯物論的転倒である。我々は、常に、現実の生活の場面では唯物論的転倒=唯物論的思考を強いられている。しかし、それにもかか…

著作権や知的所有権が日本文化を殺す。

最近、科学研究の分野だけではなく、漫画やアニメなど、大衆文化の領域でさえ著作権や知的所有権などがうるさく主張されているらしい。世も末である。 聞くところによると、たとえば、漫画『ドラえもん』など、著作権や映像権などに、ヴィトン、ランセルやバ…

「バッシング」と「批評」の差異。

「バッシング」は集団で行なう。個人の責任は問われない。だから言いたい放題。「小保方博士バッシング報道」なんてもう知らないよ、というわけだ。「批評」や「批判」は個人で行う。批評する人間は、責任を問われる。尊敬できる批評家は、決して集団や多数…

「キレイごとの仲間ぼめが、論壇を劣化させたのだ。決して媚びない辛口評論家・佐高信と、『保守論壇亡国論』の論客・山崎行太郎とのスリリングな対談が、ついに実現!」 ー『曽野綾子大批判』ー。

ところが、現代社会日本の論壇やジャーナリズムは、「2チャンネル」やTwitterなどの影響か、「批評」や「批判」と、「誹謗中傷」「悪罵雑言」の類いと混同している気配がある。だから、片隅で、しかも匿名で「誹謗中傷」はするが、本格的な論争はしない。「…

「小保方博士バッシング報道事件」とは、何だったのか?昨日まで、狂ったように、小保方博士をターゲットに、罵詈雑言、誹謗中傷、人権侵害、名誉毀損・・・を繰り返してきた「エセ科学者たち」が、こんどは、逆に、批判罵倒される番が来たと思ったら、卑怯にも、彼等は、健全な一般市民を装い、バッシングの被害者を気取り始めた。娘に殺害予告が来たら!娘がしんぱいだ!と。ネットリテラシーを語りはじめた。エセ科学者たちよ、お前ら、居直りの説教強盗か?空いた口が塞がらないとは、このことか?

久米秋三郎 2014/10/14 14:17 名著『失敗の本質』(中公文庫)を読み始めたのですが、ある一節を読んで、「小保方晴子博士バッシング事件」を想起させる記述がありました。「第一章・失敗の事例研究」のはじめの「ノモンハン事件」についての分析の箇所です…

重い女か軽い男か? それが問題だ!久しぶりに小林リズムさんのエッセイを紹介します。面白いです。他のエッセイも読んでみてください。

【女が重いのか問題】(小林リズム、「清水正ブログ」連載中) http://d.hatena.ne.jp/shimizumasashi/20141013/ 「自分からは絶対に連絡しない。重い女だって思われたくないから……」 と言っている友達がいる。以前付き合っていた彼に「重すぎて無理」とフラれ…

日本の科学ジャーナリズムは、何故、劣化したのか?ノーベル物理学賞の受賞はメデタイが、多くの日本の科学者たちは、「Twitte1r」や「2ちゃんねる」が大好きな暇人である。まさしく「エセ科学者」の群れ。税金の無駄遣いそのもの。日本の科学ジャーナリズムは、それを批判も批評も出来ない。「エセ科学者」の手先となり、パシリ役を演じているだけ。日本の科学ジャーナリズムが、劣化するのは当然だろう。文科省は、日本の国立大学から「文学部」を一掃するつもりらしいが、それよりも、「理系学科」も一掃して、「小保方バッシング報道」

■現代日本の論壇や科学ジャーナリズム、アカデミズム・・・を地盤沈下させた「思想的劣化」は、どのようにして起きたのか?拙著『保守論壇亡国論』は、保守論壇だけではなく、左翼論壇、アカデミズム、ジャーナリズム、科学ジャーナリズム・・・を含めて、現…

日本の科学ジャーナリズムはマゾ集団なのか ?日本の文化や教育制度をボロクソに批判否定する在米日本人を、ヨダレを垂らしながら、絶賛するのだ。昨日まで「小保方博士バッシング報道」を繰り返していた科学ジャーナリズムが、見境も無く「ノーベル賞礼讃報道」を繰り返している。ノーベル賞受賞は、喜ばしいことだが、しかし、芸能ニュースかスポーツ報道並みに、単純素朴な「礼讃報道」を見せられると、正直、ウンザリする。今度は、パキスタンあたりの、「イスラム武装勢力の被害者」で「西欧かぶれ」の少女に、ノーベル賞らしい。いい加減にし

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日本の科学ジャーナリズムは「医薬業界マフィア」の手先でしかないのか? 「子宮頸がんワクチン問題」や「小保方バッシング報道事件」、「ノーベル賞=中村修二問題」「近藤誠バッシング問題」・・・などを詳細に点検ていくと、日本の新聞社の科学記者、科学ジャーナリスト、サイエンス・ライターと称する連中の「政治的いかがわしさ」が見えてくる。彼らの言論活動は、「医薬業界マフィア」が莫大な金額を投下して行なっているらしい一種のロビー活動の一翼を担っていると見て間違いない。昔、「主人持ちの文学」という言葉が使われたものだが、ま

(続く) ノーベル賞受賞の祝賀ムードに水をさしたいわけではないが、日本的文化システム批判を繰り返す「中村修二」の無邪気な「アメリカニズム礼賛論」と「新自由主義礼賛論」「グローバリズム礼賛論」について。★http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/201410…

ノーベル賞受賞の祝賀ムードに水をさしたいわけではないが、日本的文化システム批判を繰り返す中村修二の無邪気な「アメリカニズム礼賛論」と「新自由主義礼賛論」について。

「中村修二批判」と「新自由主義批判」は、徹底的にやっておくべきだ。「ノーベル賞」受賞以後の中村の発言は、祝賀ムードで興奮気味とはいえ、明らかに常軌を逸している。マスコミは、それを肯定的にとらえ、無批判に絶賛しているようだが、もっと勉強しろ…

ノーベル賞なんて知らないよ。小生の「中村修二批判」の論考が、日本国民が祝賀ムードでいる時に、不謹慎かもしれないが、久米氏の協力で見つかりましたので、敢えて、紹介します。批判は覚悟しています。自分でも、書いたことをすっかり忘れていた論考です。資料や文献に基づいて書いたもので、僕の独断や憶測によるもものではありません。

久米秋三郎 2014/10/08 12:37 中村修二について、山崎先生が2004年4月22日に書かれた論考がネット検索でヒットしました。 「中村修二は「産業スパイ」だった…のか?」→http://melma.com/backnumber_87283_849329/ ≪山崎行太郎の『 毒蛇通信』 2004/4/22 編集…

中村修二と「青色発光ダイオード発明物語」の真実。この問題について、「産経新聞」や「月刊自由」などに掲載された僕の昔の論考が、ネットの検索でヒットするらしい。誤解される恐れも無きにしもあらずなので、その論考を引用しておきたい。ご一読願いたい。

赤崎氏が、当時、大学院生であった弟子の天野氏(現在、名古屋大学教授)と同時受賞したのに、中村氏は実質的に単独受賞である。中村修二の「業績(発明)」と言われているものは、当時、属していた日亜化学工業の若い社員研究者たちとの共同研究の産物である。…

早稲田大学と理研の差異について。小保方晴子博士の博士号について、早稲田大学が、一年以内の書き直しを含む「条件付き取り消し」という曖昧な判定を發表し、小保方晴子博士もこれに応じるそうだが・・・。

これに対して、マスコミの科学記者業界やサイエンスライター業界では、早稲田大学の対応が「甘い」と騒いでいるようだが、早稲田大学の対応が、マスコミ主導の「小保方博士バッシング報道」を鵜呑みにしていないことは、明らかである。 これに対して、理研は…

「STAP細胞問題」と「STAP細胞事件」とは異なる。STAP細胞問題とは科学問題だが、「STAP細胞事件」とは、「2チャンネル」やTwitter、ブログ、そしてマスコミに於ける「小保方博士バッシング報道」のことだ。小保方晴子博士を鬱病状態に追い詰め、そして笹井芳樹博士を自殺に追い込んだのは「小保方博士バッシング報道」である。

エミール・ゾラは、1898年にドレフュス事件に際して、『我弾劾す』("J'accuse")という論文を発表して、ドレフュスを擁護している。ゾラは、そのために当局に睨まれロンドンに亡命せざるを得なかった。 僕は、『小保方晴子論』を書きたい。タイトルは「小保方…

小保方晴子博士が「マウスをすり替えた」という若山照彦説は、今、どうなっているのか?今では、科学的に正しいと証明されているのだろうな?それでなければ、おかしいだろう?「小保方晴子博士=捏造犯=詐欺師論」が、科学的に証明されたと、マスコミにも多くの国民の間にも、定着したのではなかったか?

「小保方晴子博士たたき」「STAP細胞たたき」を繰り返してきたロバート・ゲラーという東大教授がいる。そのロバート・ゲラーが、「御嶽山噴火事故」に際して、「地震と噴火の予知は不可能」「予知できなかったことを批判すべきではない」「むしろ地震や噴火…

遠藤高帆と改革委員会の関係。理研の改革委員会(岸輝雄委員長)は 、遠藤高帆を呼び、ヒアリングしたそうだ。なるほど。改革委員会は、独自の調査や分析をしたわけではなく、「怪しい内部告発人」=遠藤高帆の解析の結果をほぼ丸呑みし、「怪しい内部告発人」=遠藤高帆的な観点から、「STAP細胞事件」を解釈し、「再生研解体」などという、いい加減な「あの提案」を行ったのだ。

つまり、改革委員会は、独自の「STAP細胞事件」に関する見解を持っていたわけではなく、マスコミ主導の、つまり遠藤高帆情報を元にした「小保方博士バッシング報道」を鵜呑みにし、それを自明の真理(前提)とする観点から、「STAP細胞事件」を解釈していたと…

朝日新聞バッシングも小保方博士バッシングも、そのバッシングの構造は、似たようなものだろう。盗作や捏造という単純な論拠をもとに「小保方博士追放」を目指すバッシングも、吉田証言や吉田調書の誤報を理由に「元朝日新聞記者追放」を目指すバッシングも.・・・。だがバッシングする本人たちは気付かない。思考が幼稚で単純だからだ。自分たちは、正しい、善人だと、素朴に確信しているからだ。2チャンネルやネット社会の登場によって、誰でも評論家にられる時代が到来した。その結果、2チャンネルやネット社会に、自分たちは「正しく、善人で

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