2009-12-01から1ヶ月間の記事一覧
今回の「天皇の政治利用」問題で、天皇と憲法の問題を誤解したまま大見得を切ったはいいが、逆にその無知無学や政治的意図を暴露され、天下に大恥を曝したのは羽毛田信吾宮内庁長官や安倍晋三元首相だけではなく、皇室研究者や憲法学者たちだったわけだが、…
天皇陛下の「政治利用」問題について、きわめて過激な小沢批判、民主党批判を展開した先週の「週刊文春」と「週刊新潮」だったが、それ故に、一週間を経てさらに突っ込んだ内容の、その後の追跡記事を期待していたのだが、昨日発売の「週刊文春」と「週刊新…
以下は「蝦夷っ子」氏が「コメント欄」に寄せた投稿論文である。僕の見るところ、小沢発言をめぐるマスコミ、政治家、評論家、憲法学者、俄・天皇研究家たちの発言・論評の中で、もっつとも優れた論文の一つだと判断したので、ここに転載する。「蝦夷っ子」…
憲法の理念を理解していないのは産経新聞と共産党委員長・志位氏、大原康男国学院大教授の方である。天皇の「公的行為」といえども、政治的な意味を持つ限り、「内閣の助言と承認」の埒外にはない。それが、少なくとも「日本国憲法」の理念であり、象徴天皇…
天皇の国事行為についての発言に関して、小沢一郎幹事長が記者会見で「撤回」を行ったようだが、たしかに憲法の条文をそのまま文字通りに理解し、解釈するならば、皇室外交や外国賓客との会見は憲法の記す国事行為には含まれておらず…(内閣総理大臣および最…
別にどうでもいいことだが、小林ナニガシというマンガ右翼が、「天皇陛下御即位20周年」の政府主催の式典だけではなく、宮中茶会にまで招待されたらしいということを、某氏から聞かされて、「なるほど」と思った次第である。宮中茶会なるものが、皇室の私的…
最近、すっかり存在感がなくなったのは自民党と自民系文化人達だが、その中でも「小沢一郎憎し」に凝り固まったまま勘違い発言を繰り返している代表的な自民系保守文化人の一人が福田和也氏であるが、早速、小沢一郎氏が関わったといわれる中国副主席・習近…
ことあるごとに天皇家のプライヴェートな秘密を暴露し続け、結果的に天皇陛下や皇太子殿下をマスコミや国民の前にひきずりだし、しかも面白おかしいネタとして提供し続けることを黙認している羽毛田信吾宮内庁長官だが、その前歴が、厚生省官僚として、「ノ…
以下は、佐藤優氏の論考です。佐藤氏は、一連の騒動を、官僚と国会議員との「誰が日本国家の主人か」をめぐる権力闘争(官僚の下克上)と捉えています。 [投稿情報] 2009年12月16日 03:24:16 お名前 : 佐藤優 性別 : 男 都道府県 : 東京都■メッセージ 山崎行太…
さすがに亀井静香である。こういう時に政治家の力量と見識が問われるものだが、渡辺周総務副大臣や福山哲郎外務副大臣など、いまだにヨチヨチ歩きの政治家の分際で、マスコミや大衆的世論に乗せられたのかどうか知らないが、自分の属する政党の総理総裁や幹…
僕が北京に行ったのも、もう一ヶ月も前のことだが、その後、オバマ米国大統領の訪中があり、今度は、小沢一郎幹事長の訪中、そして、小沢帰国後、それに入れ替わるように中国から次期国家主席と呼び声の高い習近平副主席が来日、というように、ここに来て、…
そもそも民主党の圧勝のように見えた先の衆議院選挙だが、それは民主党単独の力のしからしめるところではなく、そこへ来るまでに、小澤一郎氏ら民主党幹部が、どれだけ国民新党や社民党、新党大地、その他の少数野党との選挙協力に腐心し、それに呼応する形…
以下は岡田外相の今日の問題発言(笑)ーご参考までに。五日午後、名護市で行なわれた岡田外相の「名護市民との対話集会」なるものは、とても市民集会と呼べるようなシロモノではなく、自民党政権時代にもありえないような、SPを動員した厳重な警備の下で行…
「琉球新報」11月26日に掲載された拙論「鳩山政権と普天間移設」の本文である。その後、「辺野古(キャンプシュワブ)」決着の場合、福島社民党党首の「連立離脱発言」が波紋を呼んでいるが、また大阪の橋下知事の「関空」容認発言とも絡んで、この沖縄米軍基…
┏┏┏┏┏┏┏┏ 出陣学徒慰霊祭 ┏┏┏┏┏┏┏┏ 平成二十一年十一月二十八日、第六回出陣学徒慰霊祭を挙行した。記念シンポジウムの概要は以下の通りであった(敬称略)。 開会・国歌斉唱後、登壇した実行委員長田城真哉(早稲田大学法学部二年)は「今年第六回の出陣学…