文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

マンガ右翼を宮中茶会に呼んだのは羽毛田信吾宮内庁長官か?


別にどうでもいいことだが、小林ナニガシというマンガ右翼が、「天皇陛下御即位20周年」の政府主催の式典だけではなく、宮中茶会にまで招待されたらしいということを、某氏から聞かされて、「なるほど」と思った次第である。宮中茶会なるものが、皇室の私的行為なのか、それとも国事行為に準ずる形での公的行為にあたるものなのか、僕は詳細を知らないが、いずれにしろ、国事行為でないことは明らかなわけで、招待した主体は天皇陛下でも皇太子殿下でもなく、実質的には宮内庁長官ということになるであろうから、もしそうだとすれば、ここでも羽毛田信吾なる人物が暗躍し、「マンガ右翼を宮中茶会に呼ぶ」というイベントを企画したということになる。僕は、マンガやアニメの現在の隆盛を考えるならば、漫画家やアニメ作者等を宮中儀式や祭典などに招待することは少しも不思議なことではないだろうと思うが、しかし、よりにもよって、何かと問題の多いマンガ右翼を真っ先に宮中に呼び入れるとは、随分、宮内庁も政治的なことをやるものだなー、と思わないわけにはいかない。宮内庁長官羽毛田信吾と言えば、今、まさに話題の人物だが、実はマンガ右翼と共に、「女系天皇」擁護論者、あるいは皇室典範改正論者として知られ、政権交代後の民主党政権に対しても、鳩山官邸は無視しているようだが、早々と皇室典範改正を政府の議題として取り上げるように働きかけた人物である。マンガ右翼と羽毛田信吾…。なかなか面白い顔合わせである。いずれにしろ、羽毛田信吾なる人物が、渦中の栗を拾うことを怖れず、随分、大胆なことを、次から次へと行なう政治的人物であるらしいことは、よくわかる。さすが、政治好きな長州閥官僚(萩高校卒、河村健夫前官房長官と同級…)である。ところで、今や長州閥と言えば安倍晋三元総理ということになるわけで、今回の「天皇の政治利用」騒動の仕掛け人も、おそらくここらあたりの長州人脈に関係しているのかもしれないが、もしそうなれば、「天皇の政治利用(玉利用)」はお手の物、話がうまく出来すぎているということになる。ともあれ、羽毛田信吾なる人物の顔が、これから、「ゴーマニズム宣言」に頻繁に登場することになるかもしれない。そう言えば、マンガ右翼の連載マンガ「ゴーマニズム宣言」に、マンガ右翼と安倍晋三元総理が親しげに挨拶を交わす場面が描かれているらしいが…。安倍晋三って、麻生太郎と同じように、マンガで政治や皇室を勉強しているのかも…。そこに、自民党惨敗の根本原因があるということは明らかであるにもかかわらず、当人達は、未だにそれに気付いていないらしいから、自民党からの離党者が出てくるのも当然だろう。自民党では、党名変更の話が出ているらしいが、それなら、これを機会に「真正マンガ右翼党」とでも党名変更したら…。



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羽毛田信吾宮内庁長官の問題発言。

三笠宮寛仁さま発言、「憂慮」と宮内庁長官
YOMIURI ONLINE記事 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060112i112.htm



 三笠宮寛仁さまが月刊誌の対談などで、女性・女系天皇の容認を打ち出した「皇室典範に関する有識者会議」の結論を批判されていることに対し、宮内庁羽毛田信吾長官は12日の定例記者会見で「憂慮せざるを得ない」と述べた。

 羽毛田長官は皇室典範改正問題について、「内閣や国会が対応すべき政治的な事柄」とし、「天皇陛下、皇太子殿下は何度かにわたって(発言を)『差し控える』とおっしゃっている」と強調。「(寛仁さまにも)そういった観点にお立ちいただきたい」と語った。

 寛仁さまの発言を巡っては、同庁の風岡典之次長も10日の定例会見で、「政治的な意味合いを持つことにならないか心配」との懸念を表明していた。


皇位継承問題 説明したい”*



 宮内庁の羽毛田長官は、近く発足する新たな政権に対し、 安定的な皇位継承をめぐる問題意識について説明する場を、 できるだけ早く持ちたいという意向を明らかにしました。
 これは、10日の定例の記者会見で明らかにしたものです。 この中で、羽毛田長官は「政権が変わっても、皇室が安定的に続いていくかどうかという観点から、 問題含みの状態であるという意識は変わらない」と述べました。
そのうえで、羽毛田長官は「新しい政権が発足後、できるだけ早くこの問題について 説明する場を持ちたいと思っている。そのことを検討していただき、対処していただく必要があると、 お世話する者の立場から申し上げる」と述べました。
 羽毛田長官は、去年12月の記者会見で、個人的な考えと断ったうえで、 「天皇陛下は、ここ何年かにわたり、将来にわたる皇統の問題をはじめ、 皇室にかかわるもろもろの問題に憂慮されている様子だ」と述べ、 皇位継承の不安定さなどに心を痛められているという見方を示していました。


NHK http://www3.nhk.or.jp/news/k10015431511000.html