文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

2011-01-01から1年間の記事一覧

峠越え 年越しそばを 売る蕎麦屋・・・。

岡田ってどこまで阿呆なんだろう。政治音痴のピエロ・岡田が、消費税増税をめぐって離党者続出に慌てた現民主党執行部を代弁して、離党者を批判。彼等の増税批判発言を聞いたことがない、だと。笑った。税調会長の藤井は、増税批判発言はするなと恫喝していたが、今度は増税批判発言をしていない、だと。

今回の、消費税増税に反対する民主党離党者は10名を超えたらしい。消費税増税に向って自爆的暴走を続ける野田内閣の執行部が、離党者続出に慌てていないはずはないのだが、一見、何事もなかったかのように平静を装っているところが、政治的無能を物語ってい…

離党ー新党騒動の政治的意味について・・・。これで野田内閣が「死に体内閣」になったことは明らかだ。すべての原因は凡庸な老人・藤井にある。藤井は、税調で、すべての発言は歴史に記録として残るのだから発言には注意せよ、と恫喝していたが、笑止である。藤井の頓珍漢な増税発言こそが歴史の汚点として残されるだけだ。

民主党で、消費税増税で迷走する野田政権に愛想を尽かした議員たちの離党騒動が始まった。小沢派の結成で、離党よりも党内での権力奪還闘争に向かうと思われていたが、離党・新党騒動が先行することになったことの意味は大きい。おそらく小沢一郎の「ゴーサ…

現在、新幹線で帰省の旅・・・。関ヶ原は雪景色です。

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メルマガ「週刊・山崎行太郎」70号を配信しました。「政治評論家 江藤淳とその時代」「ドストエフスキーから何を学ぶか」などです。ところで、当メルマガの登録が可能になりました。購読希望の方は、以下のアドレスから、定期購読の手続きをお願いします。

http://www.mag2.com/m/0001151310.html メルマガ「週刊・山崎行太郎の毒蛇通信」の登録が、小生の不手際から、ここ一カ月ほど、登録不可能になっていましたが、ようやく登録機能が回復しました。登録、よろしくお願いします。現在、当メルマガでは、「政治…

文学は東日本大震災にどう立ち向かうか?僕が、今年の震災報道で、唯一、評価する井口時男氏のエッセイを紹介します。

僕は、今となっては月並みだが、今年の三月十一日の東日本大震災に衝撃を受けた。地震そのものよりも、震災報道に、さまざま意味で強い衝撃を受けた。街や村を襲う巨大津波の映像は、そしてその巨大な津波を茫然自失の状態で、丘の上から見つめるしかない被…

「日野日出志研究2」の出版記念パーティーが、目白「いりえ」で行われました。参加したのは「日野日出志研究2」の執筆者だけですが、忘年会を兼ねた楽しい会だった。

日野日出志という漫画家がいる。漫画家といっても、何処にでもいるような凡庸な漫画家ではない。ユーモアも笑いも、ペーソスもない漫画を描いている。僕も、二、三年前までは、その名前も存在も、全く知らなかった。何も知らないうちに、日大芸術学部の清水…

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諸悪の根源は藤井裕久にあり。民主党が政権交代後に自爆的な迷走に迷走を繰り返し、結局、解散総選挙も出来ない反国民的な政党に転落した元凶は、元財務相、現税制調査会会長のこの老人であると思われる。

政権交代直後の組閣時の攻防に、その後の民主党の命運を決することになるすべてがあったと言わなければならない。幹事長に就任した小沢一郎は、藤井裕久の重要閣僚応用に強く反対していたが、それを押し切る形で、鳩山首相(当時)は、財務省に藤井裕久を抜擢…

メルマガ「週刊・山崎行太郎(79号)」を配信しました。主な内容は、「政治評論家・江藤淳とその時代(3)ー江藤淳と小林秀雄と西部邁」、「小沢派結成の政治的意味」「金正恩(キム・ジョンウン)の権力継承は予想外の速度で進んでいる」「小沢裁判で前田元検事が爆弾発言を連発」・・・等です。

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小沢会長の「小沢派」結成は野田政権潰しか、それとも離党・新党結成が目的か。メンバーは、以下の106人らしいが、その後も参加者が増加、現在は130を上回っている模様だ。おそらく、来年の解散総選挙を前提にするなら、小沢派への参加者は、今後も増え続けることだろう。

小沢一郎が会長という派閥「小沢派」が、100名以上の国会議員(106名出席、)を集めて、結成されたようだが、今、この時点で、裁判闘争中の小沢一郎自身が前面に出る形で、露骨な派閥行動を開始したということは、小沢裁判とは関係なく、何やら深い政局的な…

北朝鮮ウオッチャーは全員失格である。キム ・ジョンイルの死亡を全く察知出来なかったのだから、全員、発言を慎め!!!

キム・ジョンイルが死んだ。有名な女子アナが2、3ヶ月前から画面から消えていたが、突然、キムジョンイル死去のニュース報道とともに復活したらしい。北朝鮮ウオッチャーが、女子アナの行方不明事件から北朝鮮内部の政変劇、たとえばキムジョンイル死去を…

「特捜部と小沢の全面戦争だ。小沢を挙げられなければ、特捜部は負けだ」---なるほど、そこまで東京地検特捜部は追い込まれていたのか。

前田恒彦前検事の爆弾証言は、なかなか意味深い証言である。震災や津波、原発事故も大事件だったが、僕にとっては、この前田証言こそ、今年の最大級の大事件だったと言わなければならない。日本という国家の弱体化、凶暴化を象徴しているからである。「この…

これで小沢有罪なら日本は無法国家の仲間入りだ。仙谷由人よ、君こそ有罪だ。

「権力はハタモノ(スケープゴート)を創り出す制度だが、それに失敗すると、自らがハタモノ(スケープゴート)にならざるをえない」というようなことをケネス・バーグは言った。小沢一郎裁判10回公判における「小沢さんは無罪」という前田元検事の爆弾証言を…

浦和・須原屋で『江藤淳1960』を買う。中通りの「サンマルクカフェ」で読み耽る。プリンストン大学構内を散策する江藤淳夫妻の写真を見ていると、不思議な感動と哀しみが込み上げてくる。

中央公論社が、江藤淳関連の本を二冊出している。一冊は『江藤淳/吉本隆明対談集』、もう一冊『江藤淳1960』というムック本形式のアンソロジー。今日、浦和の須原屋本店にあったので、早速、買った。今、サンマルクカフェの二階で、アメリカンを飲みながら読…

綿矢りさと金原ひとみが「文学界」で対談している。これがなかなか面白い。最近の文芸誌の対談は、頭の悪い批評家と作家の御世辞とゴマスリと本の宣伝に決まっているが、この対談は、同年代のライバル同士の対談で、スリリングである。

綿矢りさと金原ひとみが「文学界」で対談している。二人とも、二十歳前後で芥川賞作家となったために、さわがれた。非難中傷も少なくなかった。あれから10年近くがすぎている。二人とも、もう20代も後半になったのではないか。消える作家が少なくない中…

今こそ「江藤淳」を読み直せ!!!

来年は「江藤淳生誕80年」らしい。というわけではないだろうが、江藤淳関連の著作の出版物が「江藤淳/吉本隆明対談集」を筆頭に相次いでいる。僕も、「政治評論家・江藤淳とその時代」を書いている。江藤淳の復活ー復権なくして日本再生はない。まず、追悼…

ケミストリー「林芙美子研究チーム」の長野一泊旅行から帰る・・・。ケミストリーと言う言葉を初めて知った。「共同研究」や「グループ作業」の意味があるらしい。

■塵表閣、「去来の間」にかかる夏目漱石直筆の書。「雲去来」とは、客が絶えないというほどの意味か。 ■上林温泉、塵表閣で。清水正日芸教授と・・・。 ■さらに詳しくは、以下の清水正ブログで・・・。 http://d.hatena.ne.jp/shimizumasashi/20111211 また…

本日、有料メルマガ「週刊・山崎行太郎」を配信しました。中心は「政治評論家・江藤淳とその時代≪2ー江藤淳と西部邁≫」「鈴木宗男全議員が出所した日」・・・などです。特に「政治評論家・江藤淳とその時代≪2ー江藤淳と西部邁≫」は、メルマガだけの記事で、連載を続けていきます。購読手続きの上、メルマガ「週刊・山崎行太郎の毒蛇通信」でお読みください。登録はコチラから、http://www.mag2.com/m/0001151310.html

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塩見孝也氏との対談の一部です 。残りは、雑誌「利権マスコミの真実」(オークラ出版)でお読みください。

「利権マスコミの真実」(オークラ出版)には、岩田君と横粂議員との対談、適菜収さんの論文・・・だけではなく、京都大学大学院博士課程に在学中で、学術誌「澪標」編集長の早瀬善彦君の「脱原発のカリスマ小出裕章の政治観」も掲載されている。「脱原発のカ…

緊急連絡。「江古田哲学研究会」は、毎月、第三土曜日(12/17)、午後6時から・・・。場所は、いつものように西武池袋線江古田駅北口1分、「江古田樽平ロフト」です。

「江古田哲学研究会」は、毎月、【第三土曜日、午後6時ー8時】に変更になりました。予定表の変更をお願いします。今月は12月17日、第三土曜日、午後6時から・・・です。「江古田哲学研究会」も一年がたちました。さらに強力な研究会にしようと思っています。…

ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』のエピローグを読む。

昨日、ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」のエピローグの部分を読んだ。もう何回読んだかわからない。しかし、何回読んでも分からないことがある。有罪判決を受け、シベリア流刑の直前、獄中入院している長男・ドミートリーに、一目でも会いたいから…

民族派右翼・一水会の月刊新聞「レコンキスタ」を読む。企業は、何故、外国人学生の雇用に熱心なのか。日本の若者たちを見捨てる企業は、もはや日本の企業ではない???

数か月前、「一水会」議長の木村三浩さんに会った時、「レコンキスタは届いていますか?」と聞かれたので、「届いていません。」と答えたら、すぐ翌月から一水会の機関紙「レコンキスタ」が送られてくるようになった。僕は、数年前、小泉純一郎政権のころだ…

鈴木宗男が釈放された日・・・。今日、鈴木宗男前議員が仮釈放され、参議員会館で祝賀会が開かれているようです。小沢一郎議員を初め、多くの議員が詰めかけているようです。

僕も、鈴木議員とは、佐藤優氏などを通じて面識があり、今日の日を待望していた。また収監されていた「喜連川センター」にも、以前、行ったことがあり、感無量である。鈴木宗男前議員が、この時点で、どのような形であれ、現役復帰する意味は、小沢一郎議員…

塩見孝也氏と小生との対談が掲載されているムック本『利権マスコミの真実』(オークラ出版)が発売されました。書店かAmazonでお求めください。

塩見孝也氏と対談したことは、以前書いたが、ようやく雑誌が出来上がったようで、数日前から書店の店頭の雑誌コーナーにも並んでいる。以前は「激論」と言われていた雑誌だが、今回から「激論」という名称を取り、特集の名称をそのままタイトルにするという…

昨日は、上野公園の西郷隆盛像前で「西郷隆盛生誕祭」だった。毎年、鹿児島出身者が中心になってやっている。前日の「日本保守主義研究会」の岩田講演会に来てくれた畏友・稲村公望(鹿児島県奄美出身。元郵政官僚。)さんに会い たかったので、前夜は朝帰りだったにもかかわらず、出席した。僕は、これまで、この種の行事が嫌いであった。しかし、歳のせいか、最近、郷土の産んだ偉人・西郷南洲を語るのが苦にならなくなった。

昨日は、西郷隆盛生誕祭が、上野の山の西郷隆盛像前で行われるひであった。案内はもらっていたのだが、出席の返事も出していないので、しばらく西郷隆盛像前で行われている生誕祭、慰霊祭や詩吟朗読、踊り・・・などを、あまり知り合いもいなさそうなので、…

岩田温の講演「国家と歴史」が素晴らしかった。小林秀雄や坂口安吾、そしてシェクスピアの『リア王』をテキストに、国家と歴史、真実と物語、ナシヨナリズム・・・等について熱く語る一夜となった。

岩田先生を囲んで、出席者の横粂議員らと・・・。 (続く) (続きは、『思想家・山崎行太郎のすべて』が分かる!!!有料メールマガジン『週刊・山崎行太郎』(月500円)でお読みください。登録はコチラから、http://www.mag2.com/m/0001151310.html ) ・

講演中の岩田先生。

今日は、これから、「明日の日本を語る会」の講演会(岩田温「国家と歴史」)とパーティーに行きます。恐らく、最近、思想的劣化と通俗化、そして地盤沈下が激しい保守論壇を、文学と哲学を土台に、「改造」「刷新」しようとする新保守派の若い世代の結成大会になるでしょう。

「日本保守主義研究会」というグループが存在する。その代表である岩田温という人物に最初に出会ったのが、いつ、何処でだったかは明確でないが、かなり以前のことだったことははっきり記憶している。まだ早稲田の学生だった岩田温は、すでにひとかどの政治…

また、あの羽毛田宮内庁長官の政治的暴走が始まったらしい。何故、今、「女性宮家」や「女系天皇」が「火急の案件」なのか。羽毛田とはいったい何者なのか。

小泉純一郎政権の頃、始まった女系天皇容認の動きが、ふたたび野田佳彦政権になり、開始されたらしい。これで野田佳彦が何者かが、およそ見当がつくというものだろう。「女性宮家」論は、表向きの話で、実はそのまま「女系天皇論」へ突き進むだろうことは目…