小沢会長の「小沢派」結成は野田政権潰しか、それとも離党・新党結成が目的か。メンバーは、以下の106人らしいが、その後も参加者が増加、現在は130を上回っている模様だ。おそらく、来年の解散総選挙を前提にするなら、小沢派への参加者は、今後も増え続けることだろう。
小沢一郎が会長という派閥「小沢派」が、100名以上の国会議員(106名出席、)を集めて、結成されたようだが、今、この時点で、裁判闘争中の小沢一郎自身が前面に出る形で、露骨な派閥行動を開始したということは、小沢裁判とは関係なく、何やら深い政局的な深慮遠望があるように思われてならない。消費税増税に突っ走る野田政権潰しか、衆院解散総選挙を念頭にした新党結成か。噂では、小沢一郎は新党を断念し、むしろ民主党内部での主導権回復に向かっているということだから、小沢派の結成も、新党目的と言うよりは、消費税増税に突っ走る現在の野田政権潰し、政権交代の原点であるマニフェストへの回帰を目指す小沢一郎の復権、民主党内部での小沢派の主導権回復へ向かっているものと思われる。メンバーは、以下の106人らしいが、その後も参加者が増加、現在は130を上回っている模様だ。おそらく、来年の解散総選挙を前提にするなら、小沢派への参加者は、今後も増え続けることだろう。
.「壊し屋」新たな仕掛け、小沢氏が「新政研」発足106人集結
産経新聞 12月22日(木)7時55分配信
【民主 漂流】民主党の小沢一郎元代表は21日、衆参で3つに分かれるグループの合同勉強会「新しい政策研究会」(新政研)を発足させ、自ら会長に就任した。衆院82人、参院24人の計106人が集結し、野党とともに内閣不信任決議案を可決できる「数の力」を見せつけた。来年中の衆院解散を見据えて消費税増税反対を旗印に動くとみられ、「不退転の決意」で増税に臨む野田佳彦首相は厳しい立場に追い込まれる。小沢氏は復権に向けどんな「次の一手」を打つつもりなのか−。(山本雄史)
◆首相退陣が現実味
「われわれが訴えた政策・理念を忘れてしまっては今までの政権の延長線上でしかない! 何のための政権交代か。民主党政権とは何なのか!」
21日午前、国会内の講堂で開かれた新政研設立総会。小沢氏がこう力を込めると、出席議員は万雷の拍手を送り、「マニフェストを堅持しよう!」と気勢を上げた。
小沢氏にとって苦しい日々が続いた。2月に無期限の党員資格停止処分を受け、政治資金規正法違反事件の公判を抱える。中堅・若手は新党結成による局面打開を訴えたが、「早まるな。与党にいないと仕事はできないぞ」と制止するのが精いっぱいだった。
だが、最近は公判の行方に自信を深めてきた。「来年4月には無罪判決で真っ白になれる」。それならば若手のためにも民主党に残りひと花咲かせようか−。
内閣支持率の急落も小沢氏の背中を押した。
「野田君はいつまで持つのか…」
16日夜、若手議員との会合でこうつぶやいた。このままでは消費税増税関連法案をまとめるどころか、特例公債法案など予算関連法案の成立さえ危ぶまれる。来年3月の首相退陣が現実味を帯びてきた。
それならば「次の一手」に向け準備を急がねばならない。そう考えた小沢氏は、国民新党の亀井静香代表の新党構想への誘いを振り切り、新政研での活動に新境地を見いだしたのだ。
◆政界再編の起爆剤
もう一つ、小沢氏が注目しているのは、橋下徹大阪市長が率いる大阪維新の会の快進撃だ。「橋下氏は俺と似たタイプだ…」。周囲にはこう漏らす。
小沢氏は20日、上京した橋下氏を国会内の事務所に笑顔で迎え入れ、「古いモノを壊してくれ!」と激励した。民主党執行部の対応が冷淡だっただけに、橋下氏は心強く感じたはずだ。小沢氏は、首相が自治労などの意向を受け、大阪都構想に抵抗すれば「十分火種になり得る」と踏んでいるに違いない。
ただ、首相も消費税増税関連法案には悲壮なほどの決意を固めている。衆参で106人という数は民主党では4分の1にすぎず、代表選での勝ち目はない。つまり首相が中央突破を図れば、野党の内閣不信任決議案に同調し、離党−新党結成という選択肢しか残らない。新政研は、小沢氏の主導により政界再編の起爆剤となった自民党経世会と同じ道をたどるのだろうか。
■「新しい政策研究会」設立総会の出席者
【衆院】(82人)
小沢一郎、小沢鋭仁、東祥三、川内博史、小林興起、原口一博、山田正彦、黄川田徹、伴野豊、松野頼久、三井辨雄、吉田治、内山晃、奥村展三、神風英男、鈴木克昌、中塚一宏、仲野博子、樋高剛、松宮勲、和田●志、太田和美、岡島一正、古賀敬章、階猛、辻恵、豊田潤多郎、中川治、橋本清仁、福田昭夫、松崎哲久、横山北斗、若井康彦、渡辺浩一郎、石井章、石田三示、石原洋三郎、石森久嗣、石山敬貴、今井雅人、大谷啓、大西孝典、大山昌宏、岡本英子、奥野総一郎、笠原多見子、金子健一、川口浩、川島智太郎、木内孝胤、木村剛司、菊池長右エ門、京野公子、熊谷貞俊、熊田篤嗣、黒田雄、小林正枝、坂口岳洋、瑞慶覧長敏、菅川洋、空本誠喜、田中美絵子、高橋英行、高松和夫、玉城デニー、中後淳、中野渡詔子、萩原仁、橋本勉、畑浩治、福嶋健一郎、三宅雪子、水野智彦、皆吉稲生、村上史好、柳田和己、山岡達丸、渡辺義彦、松木謙公(無)、石川知裕(無)、浅野貴博(新党大地)、佐藤夕子(無)
【参院】(24人)
尾立源幸、主浜了、森裕子、広野允士、梅村聡、大久保潔重、行田邦子、小見山幸治、佐藤公治、武内則男、田城郁、谷亮子、徳永エリ、友近聡朗、外山斎、中村哲治、西村正美、はたともこ、姫井由美子、平山幸司、藤原良信、室井邦彦、安井美沙子、米長晴信(敬称略)
(続く)
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