文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

北朝鮮ウオッチャーは全員失格である。キム ・ジョンイルの死亡を全く察知出来なかったのだから、全員、発言を慎め!!!

キム・ジョンイルが死んだ。有名な女子アナが2、3ヶ月前から画面から消えていたが、突然、キムジョンイル死去のニュース報道とともに復活したらしい。北朝鮮ウオッチャーが、女子アナの行方不明事件から北朝鮮内部の政変劇、たとえばキムジョンイル死去を察知出来なかったということは、北朝鮮ウオッチャーとしては致命的であり、決定的な失態である。むろん我が国の北朝鮮ウオッチャーだけではなく、韓国、米国を含む世界中のが北朝鮮ウオッチャーがキム・ジョンイル死去を察知出来なかったのだから、日本の北朝鮮ウオッチャーが察知出来なかったのは、当然のことだろうが、しかしいずれにしろ、彼等の情報源が、ほぼゼロか、あるいはかなり怪しいことが暴露されたと言っていい。これから、北朝鮮ウオッチャーは、わかったようなことを言うべきではない。キム・ジョンイル(金正日)からキム・ジョンウン(金正恩)への権力の継承について、次のようなニュースが流れている。

<金総書記死去>訃報発表前に正恩氏が全軍命令 指揮権掌握か
聯合ニュース 12月21日(水)15時42分配信


 【ソウル聯合ニュース北朝鮮の新しい指導者に浮上した金正恩キム・ジョンウン)氏が、金正日キム・ジョンイル)総書記の死去を発表する前に全軍に「金正恩大将命令1号」を伝達していたことが21日までに分かった。
 これは一部の観測と異なり、正恩氏が人民軍の指揮権を完全に掌握していることを裏付ける事例だ。しかし、韓国政府はこうした事実を金総書記の死去発表前に把握できず、対北朝鮮情報収集力や分析体系に大きな問題があることを露呈した。
 韓国政府消息筋によると、正恩氏は「金正恩大将命令1号」で、全軍に訓練を中止し、直ちに所属部隊に復帰するよう命じた。金総書記の後継者の正恩氏が人民軍に初めて下した命令で、間もなく人民軍最高司令官になることを暗示しているという。
 一部ではこれまで金総書記が急死すれば、正恩氏が人民軍を完全に統制できないとの観測があった。

我々が受け取る北朝鮮情報の多くは、二次情報、三次情報である。決してナマの情報ではない。つまり、韓国や米国経由の北朝鮮情報は、韓国や米国によって操作されている可能性が高い。北朝鮮垂れ流しの情報が情報工作の一環であることは当然だが、韓国や米国経由の北朝鮮情報も、情報工作の一環であることに変わりはない。専門家と称する連中が垂れ流す北朝鮮情報は、一つの参考資料とはなりえても、決定的に重要な情報分析とはなりえない。たとえば、金正恩キム・ジョンウン)の政治的力量をどう評価するか、あるいは金正恩キム・ジョンウン)をめぐる権力構造がどう変化していくか・・・などの分析は、哲学的、文学的な人間存在論と切り離せない。

(続く)

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