文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

昨夜、亀井静香代議士がサロンにゲストとして登場、吠える。

 昨夜、亀井静香代議士が登場するということでサロンは満員。すでに玄関は靴の置き場もないほどだった。玄関の片隅に無理やり靴を押しこんで部屋へ入る。「文藝春秋」のTさん初め、週刊誌記者や雑誌編集長、ベンチャービジネスの若手経営者などの顔が。亀井さんの登場前から男の熱気でムンムンしている。新顔も多く次々に名刺交換。亀井勝手連のの高木さんと荒井さんが、すぐに近づいてくる。まだ一回だけしか会ったことはないのだが、なんとなくなつかしい。荒井さんと、亀井さんの集まりにはいつも女性が少ないなあ、と笑いながら話していると、遅れて女性が2名ほど参加してなんとなくはホッとする。亀井さんに会うのは、昨年末六本木の居酒屋「新撰組」に続いて2回目だ。僕は、かなんり以前から、豪腕政治家・亀井静香には注目しているから抵抗勢力とか公共投資優先の建設族のドンとか言われて批判されていても別になにも感じない。信用できる男だと思っている。総裁選には負けたが、まだまだ政治家としての余力は充分に残している。小泉後を狙う自民党の実力者にかわりはない。広島の名門私立高校を退学させられ、仕方なく都立大泉高校に編入、そこから一念発起して東大経済学部に進学したと言う変り種だが、東大合格の報告を兼ねて、中退した母校の教師を訪ねたら、東大合格を信じなかったという愉快な話は、2年ぐらい前、「諸君!」の対談で読んだ。なかなか豪傑なのだ。政治はやはりこういうスカッとした人物にまかせたいものだ。昨夜は、中小企業を食い物にして焼け太りを続ける大企業批判を連発。一部の大企業だけがもうかっただけで、それでいいんですか。というのが亀井さんの政治・経済哲学だ。選挙区は広島だが、そちらの方でも自殺者が絶えないと言う。やはり地方選出の政治家は単なる人気取りでは当選できないから、選挙民のことをよく考えている。小泉総理や石原慎太郎にはない政治家としての力の源泉はそこらあたりにあるのだろう。近い内に政局に大波乱が起きると、具体的な政治家の名前もあげて予告していたが、それは秘密。と、書いていると「テーミス」編集部のMさんから今電話があった。なんと僕が「テーミス」に書いた経済コラムを亀井さんが読んで感心していた、とか。なんだそれななら1日早く電話してくれればよかったのにと文句を言うが後の祭。「テーミス」の次号では亀井さんの特集とか。




┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏

1947年生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科卒。慶應義塾大学大学院修了。東京工業大学講師を経て、現在、埼玉大学講師。朝日カルチャー・センター(小説教室)講師。民間シンクタンク『平河サロン』常任幹事。哲学者。作家。文藝評論家。

┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏