文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

山下聖美先生が三省堂から 『女脳文学特講』を出版します。

日大芸術学部の山下聖美先生が三省堂から、近々、新著『女脳文学特講』という本を出版するということで、出来上がったばかりの表紙を見せてもらった。ショッキングピンクのかなり激しい色彩だが、内容が内容だから、ピッタリなのかもしれない。おそらく書店でも目立つことだろう。中身は、僕もまだ読んでいないが、林芙美子から金子みすゞ野上弥生子尾崎翠……など近代日本の女性作家たちを論じたもらしい。先週金曜日が夏休み前の最終授業ということで、池袋の某居酒屋で、ベトナム旅行の打ち合わせや山下先生の新著刊行の前祝いを兼ねて、清水正先生をはじめ、ホラー漫画家の日野日出志さん、左近児涼さんなど、いつものメンバーが集まり、大いに盛り上がった。山下先生は、新著刊行の日をまたずに近日中に、シンガポールジャカルタに向けて出発するということである。研究テーマは、「林芙美子と南洋」(?)で、いわゆる戦時中の林芙美子の従軍記者としての足跡をたどり、林芙美子の戦争体験を調査するものらしい。出発前には「江古田文学」の「林芙美子特集」の編集も終えたらしく、こちらも近日中に刊行されることになるようだ。いつものんびりしているように見えるのだが、実は精力的に仕事をこなしていくパワフルな女性研究者である。すでに新潮新書からも「宮沢賢治」を出版しているなど、著書も少なくない。おそらく山下先生を中心にした文学研究によって、江古田が「台風の眼」になる日も近い、と僕は推察する。僕は、部外者で、単なる野次馬にすぎないのだが、行きつけの喫茶店や馴染みの居酒屋も出来たし、ますます江古田に行くのが楽しみである。(続く)




左から窪田先生、山下先生。(撮影、清水正)



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