文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

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室谷克美の『呆韓論』を読む。

dokuhebiniki2014-02-17



週刊東洋経済」が「韓国特集」をやるということで、原稿を書くことになった。最近の韓国批判本ブームについて書こうと思って、嫌韓論や悪韓論、呆韓論・・・などを読んでみた。まったくヒドイものだった。百田尚樹と同じだ。

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しかし、同時に、それらを批判する左翼を中心とする側の人たちの言動にも(たとえば「週刊現代」の「嫌韓特集」)、違和感を禁じ得ない。「日本人には、元々、民族差別の習慣がある」という戦後左翼的論理だ。韓国側には「民族差別意識」ないのか。そんなはずはない。「被害者は美しい」と同種の共同幻想であるり、綺麗事である。「民族差別の習癖」は、多かれ少なかれ、あらゆる民族にあるだろう。欧米人にはないのか。あるに決まっている。そこから、議論は出発するべきであると思う。


結局、韓国が経済発展し、日本と競合するようになったことが、お互いの民族差別感情を刺戟し、それが必要以上に拡大再生産されることになったのだろう。しかし、本の中の初歩的な「嘘はいけない。徹底的に批判すべきだ。室谷克美の『呆韓論』は、差別感情を優先した、間違いだらけのインチキ本である。元、韓国駐在の新聞記者が書いた本とは信じられない。ここまで、日本の新聞記者のレベルは落ちたのか。


たとえば室谷は、「従軍慰安婦」について、単なる「売春婦問題」と見ているようだ。室谷は、集団自決で知られる沖縄の渡嘉敷島座間味島に送られてきた朝鮮人慰安婦の存在と実態を知らないようである。


室谷はこう書いている 。
《それにしても「囚人のような生活を強いられた」とは、実体無視の゛ファンタジー性奴隷゛論の展開だ。》(『呆韓論』71ページ)》
これが大間違いだということに、室谷は気づいていない。室谷は、沖縄渡嘉敷島座間味島に送り込まれた朝鮮人慰安婦の存在と絵実態を、まったくしらない。


しかも室谷は、朝鮮人慰安婦は、「高給」を得ていたと得意げに書いている。ある記録(資料)によると、貯金が「500円」あった、と。沖縄の朝鮮人慰安婦も「500円」の貯金を持っていたのかい?


(続く)


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