文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

首相補佐官・衛藤晟一に何が起こったのか?■(エセ右翼=百田尚樹への宣戦布告)。

dokuhebiniki2014-02-20


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病根は、「百田尚樹問題」と同様に、保守論壇にあり。保守論壇の勇ましい言説、あるいは、学問的根拠のない、いい加減な言説を、真に受けた政治家が、その言葉通りに実践したところにある。たとえば江藤淳が、GHQ占領政策を批判したり、対米自立を主張することと、そのパクリであり模倣でしかない二番煎じの対米自立論を、あるいは二番煎じの反米愛国論を主張することの間には、雲泥の差がある。江藤淳は結局、謎の自殺で人生の幕を閉じたが、百田尚樹衛藤晟一、あるいは孫崎享・・・あたりに、その覚悟はあるのか。ないだろう。正しいことを主張することは間違いではない。しかし、政治の世界は、正しいことを主張することが、いつも正しいとは限らない。むしろ、逆の場合が多い。それが政治的真実である。政治の世界は、真偽を競う学術の世界ではない。江藤淳は、政治の世界では、「失敗」は許されないのだと言った。それが、エセ右翼=百田尚樹にも、保守政治家=衛藤晟一にも、ネット右翼の青年たちにも、分かっていない。右翼=保守派は、脅せば、すぐ大人しくなるとわかっているのだ。百田尚樹といい衛藤晟一といい、日頃の強気の言動が嘘のように、脅されると弱々しくなり、前言取り消し、削除となる。


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