文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

「一寸先は闇」の政治学。

dokuhebiniki2014-11-18



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今日(11/18)、安倍首相は、解散総選挙を表明するらしい。今回の唐突な「解散風」を吹かしたのは、明らかに安倍官邸周辺であり、極めて政略的なものだったと思われる。与野党議員ともに、ボンヤリして、ぬるま湯につかっているところで、突然、解散総選挙に打って出ることによって、ジリ貧に落ちていきそうな安倍内閣の立て直し、そして長期政権への布石を狙ったのであろう。


安倍首相周辺の戦略は、狙い通りに成功するかもしれない。あるいは大失敗し、後悔することになるかもしれない。明日のことは誰にも分からない。しかし、それでもやらなければならない。自民党の大物議員や新人議員の半数は落選という情報もある。予想されたこととはいえ、沖縄知事選は自民党の大敗北だった。GDP速報値の予想外の落ち込み。今回の解散総選挙への影響は避けがたい。


昔から、「政界は一寸先は闇」と言われるように、浅はかな政治戦略というものが、狙い通りに行ったためしがないのが、この世の常である。明日のことは、誰にも分からない。分かると思っているものたちこそ、ドシロートに過ぎない。


前回の総選挙で落選したり、あるいは次の総選挙を目標に、地獄の底を這いずり回るように、「日常活動」を続けてきた人たちがいる。私は、そういう人たちに興味がある。明日の成功=当選が保証されているわけではない。しかし、それでも戦いに打って出なければならない。前衆議院議員「岡嶋一正氏」(千葉県市原市、生活の党)も、その一人である。NHKの戦場カメラマンから政治家へ転身した人である。


全国には、同じような人たちが、無数にいるだろう。彼らは、戦いの瞬間を、虎視眈々と待っているのかもしれない。解散総選挙は、過酷な戦場である。だから、解散総選挙は面白い。

(続く)

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鹿児島県立甲南高校の同級生=谷川道子さんの近著『演劇の未来形』(東京外国語大学出版会・刊)です。