ネット論壇における 「安っぽい倫理主義(メデイア・リテラシー)」の横行が、文化の創造性と生命力を抑圧し、日本を潰す。
ネットで、小学生に化けて解散総選挙を批判した大学生や、またヘイトスピーチ的なブログ(「保守速報」?)を、「いいね」した安倍首相が、厳しく批判されて、「炎上」しているらしい。馬鹿馬鹿しい。僕は、ともに関心はないが、しかし、その「安っぽい倫理主義」の過剰には、深い嫌悪感と危機感を感じる。
「安っぽい倫理主義」とは何か?単純素朴な道徳主義である。文化のダイナミズムが衰え、文化の生命力が衰退すると、必ず、「安っぽい倫理主義」が蔓延る。そして幼稚=稚拙な思想や思想家が蔓延る。今の日本が、まさにそうである。「悪」や「生命力」「自然」と向き合う精神が欠如し、単純な「倫理」や「道徳」を振りかざし始める。
僕は、昔から左翼小児病的な倫理主義が嫌いだった。その結果、逆に、「人間の本質は悪である」などと公言する「保守的な偽悪主義」が好きになった。江藤淳や三島由紀夫の中には、左翼小児病的、倫理主義的な思考ではなく、保守的な偽悪主義的な思考があった。「安っぽい倫理主義(メデイア・リテラシー)」の横行は、健全な批評精神を抑圧し、文化のダイナミズムを殺す。三島由紀夫が、『文化防衛論』の「反革命宣言」で、「よりよき未来のために・・・」という本質主義的な思考、あるいは倫理主義的思考を否定したのは、そのことである。
言い換えれば、「イデオロギーから存在論へ」ということである。物事を「善悪の尺度」でしか見ないイデオロギー的思考は貧しい思考である。ニーチェ的な「善悪の彼岸」的思考こそ、本物の思考(存在論的思考)であろう。左翼小児病的な倫理主義が日本を潰す!
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