2015-01-01から1年間の記事一覧
・ http://www.47news.jp/CN/201511/CN2015111101001209.html 2015/11/11 17:02 【共同通信】 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設計画をめぐり、沖縄県の翁長雄志知事は11日、移設先である名護市辺野古沿岸部の埋め立て承認を取り消した処分を撤回…
・ (続きは、「イデオロギーから存在論へ」「文学や哲学を知らずして政治や経済、軍事をかたるなかれ」がモットーの『思想家・山崎行太郎のすべて』が分かる!!!有料メールマガジン『週刊・山崎行太郎』(月500円)でお読みください。登録はコチラから→http://…
・ 沖縄問題を語る時、多くの人が無意識のうちに、洗脳され、信じ込まされているものに、沖縄の人種や文化、習俗が日本と類似しているとか、同根であるという「日琉同祖論」的言説がある。もちろん、人類学や言語学、民族学、民俗学・・・が総動員されている…
・ 「日米、県民の意思否定」 NYタイムズ、社説で主張 琉球新報 11月9日 13時1分 【ワシントン=問山栄恵本紙特派員】米有力紙ニューヨーク・タイムズは5日付で、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向け、日本政府が埋め立ての本体工事に入ったことに…
・ 沖縄の米軍基地移設先問題としての辺野古問題は、安倍政権の問題であるが、厳密に言うと、政治家の問題というよりも、「官僚」の問題であるように見えるの つまり、安倍政権は、「辺野古移設」を強行しようとしているが、その背後で仕切っているのは、安…
・琉球王国は、琉球処分までは、外国だった。軍隊と警察を引き連れて行き、沖縄=琉球の人々の反対を押し切って、琉球処分を断行したのは、「処分官」の松田道之という人物だった。外国だった琉球王国は、どのようにして、大日本帝国の領土(版図)に組み込まれ…
・ 琉球と日本の関係を、言い換えれば、日本の琉球王国侵略史を語る時、この二つの事件を忘れてはならない。1609の薩摩侵攻と1879の琉球処分。これが、琉球王国滅亡史である。この琉球王国に奄美の島々も含まれる。「日琉同祖論」に代表される沖縄学や民俗学…
・ 沖縄の「辺野古米軍基地問題」が、いよいよ、本格的に政治問題化しつつある。埋め立て工事の開始、中止、あるいは再開と目まぐるしく変動している。しかし、日本政府は、一貫して、米軍基地の「辺野古移設」を強行しようとしている。日本政府の強硬姿勢の…
・ 広松渉と熊野純彦のという現代日本の知性を代表する師弟問題から始めたい。もちろん、熊野純彦は、広松渉の弟子である。私は、佐藤優の『広松渉論』で、初めて知ったのだが、広松渉と熊野純彦との間には、師弟関係とはいいなから、複雑で微妙な人間関係が…
「価値観外交」とか、なんとか言って、世界で物笑いの種になっているにもかかわらず、自分たちだけで自己満足しているようだが、安倍外交は、「南京事件問題」や「慰安婦問題」などへの対応を見ても分かるように、幼稚そのもの。批判する気にもならない。や…
「ネット右翼政治家」である安倍晋三や安倍内閣の面々は、「歴史認識問題」というトゲを抜き取りたいと思っているようだが、それが、まさしく、安倍晋三らが「ネット右翼政治家」であることの証明となっている。「南京事件問題」にしろ「慰安婦問題」にしろ…
・ 北村は、ティンパーリーの『戦争とは何か』の出版元(?)が「レフト・ブック・クラブ」「ゴランツ書店」という左翼出版社だということからも、ティンパーリーの言論活動の背後には、「国民党の影」だけではなく、「イギリス共産党やコミユンテルンの影」が…
・ 『 「南京事件」の探究―その実像をもとめて』 (文春新書)における北村の歴史的推論には歴史学者とは思えないような稚拙な独断と思い込み、偏見があふれている。たとえば、ティンパーリーだけが東京裁判に出廷しなかったのは、「工作員(スパイ)」という身…
・櫻井よしこは、『異形の大国 中国』(平成20年)で、ティンパーリについて、こう書いている。 ちなみに、南京戦当時、ティンパーリーが南京にいた事実はない。現場にいなかったにもかかわらず、日本軍による南京大虐殺の根拠となった作品を著したティンパー…
・ 北村稔は、証拠不十分にもかかわらず、ティンパーリが、国民党政府に雇われた「情報工作員」だったと断言し、すべてをその前提に基づいて推測・判断している。歴史家にあるまじき資料や文献の処理に関わる批判的思考力の欠如である。つまり、北村は、二次…
・櫻井よしこに、『日本人よ、歴史力を磨け』という本がある。皮肉である。タイトルは自虐ネタのギャグだろうか。櫻井は、日本の近代史を論じている。特に南京事件について、ウンチクを傾ける。しかし、ほとんどは、北村稔の 『「南京事件」の探究―その実像…
・ ここ二、三日、ヤクルトとソフトバンクの「日本シリーズ」を見ていて思ったことがある。そいういえば、日本のテレビが、「プロ野球中継」を、あまりやらなくなっているが、何故だろう。カネがかかるのだろうか?それとも「プロ野球中継」が、視聴率を稼げ…
・北村稔は、何の疑問もなしに、『曾虚白自伝』の記述を鵜呑みにして、ティンパーリーやスマイス等の「南京事件報告」(『戦争とは何か』など)を、国民党政府の国際宣伝(スパイ)のための「インチキ文書」「捏造文書」と「推測」=「憶測」して論を立てているが…
・ 「南京事件論争」に関して、櫻井よしこが全面的に依拠する『「南京事件」の探究』の著者・北村稔(立命館大学教授)は、歴史学研究の中立性、客観性、非政治性・・・を強調しているにもかかわらず、櫻井よしこが主宰する「国家基本問題研究所」という名の政…
・ ろくに資料や文献に眼を通すこともなく、断定的口調で、「受け売り」と「知ったかぶり」を繰り返し、挙句にボロを出しまくる「ライトなネット右翼・櫻井よしこ」に対して、桜井誠は「デイープなネット右翼」だと言っていいだろう。全面的に擁護するつもり…
・ 櫻井よしこは、自分の頭で考えていない。「受け売り」と「パクリ」だらけである。櫻井よしこが、いつも「自信満々」なのは、自分で考えたことがなく、他人の説の「受け売り」と「パクリ」だからであろう。「南京大虐殺事件」では、北村稔の『南京事件の探…
・北村稔は、『「南京事件」の探究』で、中国が主張する 「南京大虐殺」事件の重要な証言者の一人で、問題の著書『戦争とは何か』の作者であるティンパーリは、国民党の宣伝係(スパイ)だったと書いている。北村稔は、「だからティンパーリの証言は信用できな…
・櫻井よしこの歴史認識にしろ、エイズ薬害論にしろ、あるいは、憲法論、A級戦犯分祀論、中国脅威論にしろ、「知ったかぶり」や「受け売り」「パクリ」の秘密は、一つか二つの資料や文献に単純に洗脳され、それを素朴に信じ込むところにある。「ネット右翼文…
・大問題は、政治家たちの「ネット右翼化」、とくに政権中枢部の政治家ちが「ネット右翼化」しているところにある。佐藤優も政権中枢部の「反知性主義」は危険であると書いている。安倍政権の「危険性」は、安倍首相を筆頭とする政権中枢部の政治家たちが、…
・ 国会議事堂前の「反安保法案デモ」を、ツイッターで「自己中心的」などと批判した自民党衆議院議員の武藤貴也は、逆に「ホモ疑惑」で、週刊誌の追究で火達磨になり、自民党を離党させられた挙句、議員辞職寸前に追い込められているが、この武藤議員は、百…
・ (続きは、「イデオロギーから存在論へ」「文学や哲学を知らずして政治や経済、軍事をかたるなかれ」がモットーの『思想家・山崎行太郎のすべて』が分かる!!!有料メールマガジン『週刊・山崎行太郎』(月500円)でお読みください。登録はコチラから→http://…
・三木清に「パスカルにおける『人間』の研究」という本がある。三木清の処女作である。哲学者・三木清は、人気者だったが、毀誉褒貶の激しい人物だったらしく、それを揶揄して、「三木清における『人間』の研究」を書いたのは、多分、大宅壮一だったと思う…
・「新潮」11月号に、大澤信輔という人が、「小林秀雄と朝鮮・満洲旅行」の話を、かなり綿密な資料や文献の調査・分析の上で書いている。小林秀雄は戦時中、朝鮮・満洲旅行を5、6回、繰り返している。私も興味を持って、「小林秀雄と満洲」というテーマで…
・ 私は、櫻井よしこには興味ないが、桜井誠には大いに興味ある。桜井誠のヘイトスピーチに賛同しているわけではないが、「ヘイトスピーチ批判」をも恐れない桜井誠の思想的過激さは、大衆=民衆の集合的無意識に根ざしている。「既得権益層(マスコミ、官僚…
・ 櫻井よしこの「週刊新潮」最新号のコラムを立ち読みした。すると、中国がユネスコ登録をしたと言う「南京事件」、あるいはネット右翼が大好きな「慰安婦問題」について、またまたいい加減なことを書いている。櫻井センセイ曰く、 『南京大虐殺』なぞ存在…