文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

櫻井よしこはメルケルか?(笑)。「will」という雑誌が「櫻井よしこ特集」を組んでいるらしい。そこで、櫻井よしこが、「日本のメルケル」だとかなんだとかいう阿呆な特集を組んでいるらしい。世も末である。ー櫻井よしこにおける『ネット右翼』の研究(9)。


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ここ二、三日、ヤクルトとソフトバンクの「日本シリーズ」を見ていて思ったことがある。そいういえば、日本のテレビが、「プロ野球中継」を、あまりやらなくなっているが、何故だろう。カネがかかるのだろうか?それとも「プロ野球中継」が、視聴率を稼げなくなったからだろうか。そこで、私は考える。かつて日本人は、あるいは、日本のオヤジたちは、「プロ野球中継」で、思考力を鍛えられていたのではなかろうか、と。プロ野球は真剣勝負である。勝つか負けるかの真剣勝負である。かつて、ワクワク、ドキドキしながら、日本のオヤジたちは、「プロ野球中継」を見ていた。監督や選手たちの浮き沈みを見ながら、明日はわが身か、と思いつつ見ていたのだ。もし自分が監督だったら、どういう作戦を立て、どういう決断をするか。ビールを飲みながらプロ野球中継を見ていても、みんな真剣だったのだ。今、日常的に真剣勝負を見る機会が減った。テレビ画面は、安あがりの「お笑い番組」に取って代わっている。日本のオヤジたちの思考力も、メロドラマ、マンガ、ダジャレ、アニメ・・・的レベルへ堕ちている。日本の政治、経済も堕落しているが、これらは、真剣勝負としての「プロ野球中継」の減少とも無縁ではないかもしれない、と思う。さて、ここまでは冗談。「will」という雑誌が、「米中戦争開始」(?)を横目に見ながら、「櫻井よしこ特集」を組んでいるらしい。呑気なものである。そして、「櫻井よしこが選挙に出ていれば、日本のメルケルになれた」とかなんだとか言っているらしい。馬鹿も休み休み言え、と言いたいところだが、言っても無駄だろうから言わない。坂口安吾ではないが、堕ちるところまで堕ちるしかないだろう。「櫻井よしこと日本のオヤジたち」(?)。美しい日本の風景だ。(続く)