文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

2007-01-01から1年間の記事一覧

防衛省広報誌「マモル」は扶桑社発行・・・。

防衛省には「セキュタリアン」とかいう広報誌があったが、それが随意契約問題などの不祥事で廃刊になり、それに代わって今年一月、「マモル(mamor)」とかいう広報誌が創刊されている。発行元は、扶桑社である。言うまでもなくフジ・サンケイグループの…

久間、額賀以外にも政治家が同席していた?

僕は昨日の守屋前防衛次官への二回目の喚問を見ていないので何とも言えないが、ついに久間、額賀という政治家の具体的な名前が飛び出してきたようだが、あまり喜ぶのは早すぎるように思われる。久間、額賀が同席したかもしれないが、いずれの宴席も、普通の…

防衛省・守屋事件の闇を暴け。宮崎元専務、秋山元常務の次の逮捕者は? 小泉は大丈夫か?

司法専門家や政治評論家たちは、守屋事件は、証拠不足で、便宜供与事件には発展しないだろうと、お得意の専門的知識とやらを駆使して(笑)、さかんに分析予想していたが、僕は、一貫して政治的大事件に発展すると繰り返し予告してきた。前次官が、証人喚問ま…

守屋逮捕と衆院解散が近い?

永田町あたりでは、解散風が吹いているらしい。テロ特措法と問責決議案のぶつかり合いで、ハプニング解散という筋書きらしいが、これは、小沢民主党党首の辞任騒動で、福田自民党が息を吹き返し、強気になっている証拠だろう。が、はたしてそんなにうまくい…

「梅沢裕」は朝鮮人慰安婦と共に米軍の捕虜になった??????。

現地取材をせずにウソだらけの記事を書いた、と大江健三郎の『沖縄ノート』を批判する曽野綾子は、「現地取材」や「当事者へのインタビュー」を売り物にしているようだが、「集団自決裁判」の原告の一人・梅沢裕に関しては、以下のような、最新の「現地取材…

大江健三郎は集団自決をどう記述したか?

意外かもしれないが、僕は、沖縄の集団自決において「軍命令」があったかどうか、あるいは教科書から「軍命令」の文言を削除すべきか、削除すべきでないか、というような議論に無関心だというわけではないが、今や、あまりにも政治問題化しているが故に、逆…

誰も読んでいない『沖縄ノート』の記述。…大江健三郎を擁護する(2)。

一昨日の大阪地裁における「沖縄集団自決裁判」の模様が次第に明らかになりつつあるが、僕が、裁判報道やそれに対する識者や野次馬のコメント類から興味を覚えたのは、裁判の原因になったと思われる大江健三郎の『沖縄ノート』なる岩波新書そのものを、ほぼ…

大江健三郎を擁護する。女々しい日本帝国軍人の「名誉回復裁判」で…。

「沖縄集団自決」において「軍命令」があったか、なかったかを争う大江健三郎の『沖縄ノート』の記述をめぐる名誉毀損裁判に、訴えられている側(被告)の大江健三郎が大阪地裁に出廷し、証言したようであるが、日頃の僕の「保守反動的」(笑)な言論からは意外…

讀賣と前原が呼応しているね。これ、「負け犬の遠吠え」って奴でしょう・・・。(笑)

讀賣が巻き返しに必死のようだ。頑張って欲しいな。前原グループと自民党が連立したりして・・・。そうなると笑えるけれども・・・。 前原副代表、新テロ特措法案に対する民主案を批判 民主党の前原誠司副代表は8日、新テロ対策特別措置法案への対案骨子に…

御手洗経団連会長が、小沢に急接近中。何故か。

小沢に接近しているのは、自民党系の情報テロリストや老いぼれ老人ばかりではない。御手洗系だ連会長も、小沢に急接近中らしい。お世辞を言っているだけではない。キャノンの偽装雇用問題で、証人喚問に引きずり出されることを恐れているからだろう。御手洗…

追い詰められているのは読売・ナベツネと福田自民党だろ?

小沢辞任騒動は小沢の辞任撤回、小沢続投で終幕を迎えたわけだが、小沢続投が決定すると同時に、小沢続投に怯える人たちを中心に、予想通り、テレビや新聞を総動員した小沢バッシングや民主党バッシングが一斉に始まったが、しかしよく考えてみると、「衆参…

ナベツネと尾崎秀実の類似性・・・。

ここ数日、大連立騒動や小沢辞任騒動に関連させて、「ナベツネと尾崎秀実の類似性・・・」なる記事でも書こうかなと思っていたのだが、なんと、驚くなかれ、今朝の読売新聞の第一面にある「編集手帳」欄を見ると、そこに、日本を開戦・敗戦に誘導すべく暗躍…

小沢辞任撤回、一転して留任続投か?

誰に指示されたか知らないが、今回の「大連立」の仕掛け人と噂される読売のナベツネによる、大連立工作失敗直後からの「小沢つぶし」を狙った陰険な裏切り工作と、読売新聞による密室会談内容の過剰な暴露報道で、辞任、離党、そして新党結成から保保連立へ…

読売が「小沢続投」を警戒…(笑)。というわけで、「小沢続投」に怯える読売新聞を読もう…(笑)。

読売が、「小沢続投 民主幹部、なぜ固執???」という不可解な記事を配信している。なかなか意味深い記事である(笑)。民主党幹部が、民主党解党にもつながりかねない小沢辞任を避けて、あくまでも「小沢続投」に固執するのは当然だろうに、「なぜ固執」するの…

小沢続投がほぼ確定…。小沢批判を繰り返す反党分子・枝野幸男よ、君は、民主党を離党し、一人一党の「枝野新党」(笑)でも立ち上げて、はしゃいでいた方がいいじゃないのか?

小沢民主党党首が、連日の鳩山幹事長らの真摯な慰留工作を受け入れて、続投を了承した模様である。小沢続投を喜ばない自民党系御用文化人等は、小沢の「心変わり」をあげつらい、一斉に小沢批判を開始するだろうが、そんな権力の「イヌ」でしかない腰巾着ど…

読売と小沢の全面戦争か?

読売新聞が、連日、「小沢つぶし」を狙ったと思われる謀略情報を垂れ流しまくっているが、ついに小沢・福田会談で話し合われたと言う「閣僚名簿」まで暴露してきたのには、正直のところ驚きを越えて唖然とせざるをえない。福田官邸がそこまでやるはずはない…

守屋氏を参院でも証人喚問へ。

防衛利権をめぐる大疑獄事件に発展しそうな守屋事件に対して、「捜査の行き詰まり」「守屋は逃げ切れる」というような情報が、司法関係者や自民党サイドからさかんに流されているが、なんかヘンだなと思うのは僕だけではなかろう。そもそも「証人喚問」に引…

小沢辞任会見の意味。原口某よ、後はオメーがやれよ(笑)。

小沢一郎の記者会見を見た。意外に小沢の顔がすっきりしていて、言葉も歯切れがよかったのが印象的だった。党首辞任を決断したのは昨日だったらしいが、その時点で、「もやもや」は消えていたのだろう。まだまだ政治的闘争心は衰えることなく、抗争への意欲…

小沢一郎が代表辞任、新党結成で自民と連立か?

やはり小沢一郎は本気だった。昨日、一昨日の小沢一郎の動きが、イマイチ、よくわからなかったが、僕が予想した通り、やはり小沢一郎は辞任・離党覚悟で、つまり本気で「大連立工作」を仕掛けたようだ。小沢が大連立工作に舵を切った理由は、おそらく民主党…

大連立工作に失敗した小沢一郎グループは、民主党を離党か?

福田自民党と小沢民主党の「大連立工作」は失敗したようだが、民主党の小沢一郎の方が、むしろ大連立構想に積極的だったらしい。というわけで、民主党内部の説得工作に失敗した今、小沢一郎の動向が注目されるわけで、小沢一郎ほどの人物なら、ここで、党首…

守屋・宮崎逮捕は秒読みか?

米国GE社(ゼネラル・エレクトリック)が、問題の日本ミライズ、山田洋行との代理店契約を破棄したらしい。これで、いよいよ、「守屋接待ゴルフ事件」は、国内問題にとどまらず、在日米軍だけでなく米国民間会社をも巻き込んだ国際的な広がりを持ち始めたわ…

小泉純一郎も「証人喚問」か?

守屋防衛スキャンダルはとどまることを知らないようだ。一部では、証人喚問劇で、贈収賄や便宜供与の部分を、知らぬぞんぜぬ・・・で押し通したことから、守屋が逃げ切ったと分析する世間知らずの「司法関係者」も少なくないようだが、司法関係者という連中…

前原誠司も、守屋防衛利権人脈らしい ?

前防衛次官・守屋某の「証人喚問」で一躍脚光を浴び始めた防衛省利権問題だが、当然のことだが、この問題には多数の防衛族議員が絡んでいることは間違いない。むろん防衛族議員は、自民党だけとはかぎらない。すでに民主党の防衛族議員・前原誠司の名前も、…

中谷さんですか? 守屋事件の政治家は誰ですか?

■守屋接待、元長官誰だ…永田町震撼「暗黙の恫喝」だ 太いパイプ、山拓のウワサも 証人喚問で表面上は反省のポーズをみせたものの、その裏では政治家に対する“恫喝爆弾”を仕掛けたと言われる守屋氏=29日、国会内 防衛省の守屋武昌前事務次官(63)に対す…

石破防衛相は同席したのか?

■山田洋行との接触「一切ない」=石破防衛相 10月29日20時45分配信 時事通信 石破茂防衛相は29日、防衛省の守屋武昌前事務次官が同日の証人喚問で「防衛庁長官経験者も山田洋行元専務との宴席に同席した」と証言したことを受け、元専務や同社関係者との接触…

久間章生元防衛相が入院…。

■久間章生元防衛相が入院…。 http://www.jiji.com/ (時事通信)久間章生元防衛相は29日午後、三重県四日市市内で開かれた自民党所属衆院議員の 会合で講演し、解離性大動脈瘤(りゅう)の手術のため30日から入院することを明らかにした。 http://www.tokyo-np…

守屋前次官は、逃げきれないだろう。

あまり関心はなかったが、たまたま暇で自宅にいたので、守屋前防衛次官の「証人喚問」なるものを見ていたら、問題の根が意外に深く広いらしく、贈収賄疑惑や便宜供与疑惑を追求された時は、答弁に困って補佐人(顧問弁護士?)とひそひそ相談する場面もあり、…

『悪霊』と哲学・・・あるいはロシア革命前夜の地下組織について。

今、ドストエフスキーの『悪霊』を読んでいる。以前、何回か読んだが、漠然と理解したような気になっただけで、本当は何も理解できていなかったのかもしれない、と最近、思うようになった。清水正・日大芸術学部教授の『悪霊』論三部作なるものを読んだのが…

亀田一家というメタ・フィクション

僕は試合そのものがあることを知らなかったので見ていないが、いわゆる「亀田一家」の次男が、先日、世界タイトルマッチに挑戦し、反則や違法行為の連続で醜態を曝け出した挙句、最後まで無様な闘いぶりを披露し、ものの見事に惨敗したそうである。いい気味…

新人批評家よ、大志を抱け!!!

■新人こそが新しい時代を切り開く・・・。 「憂国忌」の案内が来る頃になると、毎年、文学の世界ではもう一つのイベントが始まる。新人賞の季節の到来である。昨日まで無名だった作家志望者の一人が、新人賞受賞で華々しく文壇デビューというわけだが、むし…