石破防衛相は同席したのか?
■山田洋行との接触「一切ない」=石破防衛相
10月29日20時45分配信 時事通信
石破茂防衛相は29日、防衛省の守屋武昌前事務次官が同日の証人喚問で「防衛庁長官経験者も山田洋行元専務との宴席に同席した」と証言したことを受け、元専務や同社関係者との接触について「一切ない」と否定した。同相も長官経験者の1人で、報道陣の質問に答えた。
同相は「(宴席に)誰がいたか自分は知らない」とした上で、「政治家がいただけで、何かあったと断ずることはできない」との見解を示した。最終更新:10月29日20時45分
■中谷、久間、石破氏は否定 元山田洋行専務との宴席
2007年10月29日 21時37分防衛庁長官を務めた自民党の中谷元、久間章生両衆院議員は29日、守屋武昌前防衛事務次官との癒着が指摘されている防衛商社「山田洋行」の宮崎元伸元専務と守屋氏との宴席に同席した可能性を、いずれも否定した。
同長官経験者である石破茂防衛相も同日夜、宮崎氏との会食やゴルフを「全くない」と否定した。
久間氏(元防衛相)は「守屋氏同席で元専務と飲食などをした事実はない」と述べた。中谷氏も「山田洋行との関係は全くない」と強調した。いずれも記者団に述べた。
(共同通信)
【1】守屋前防衛次官を逃げ切らせたらダメだ!
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きょう29日午後、衆院で行われた守屋武昌・前防衛次官(63)の証人喚問で、軍需業者との癒着や省内での情報隠蔽操作などの疑惑はどこまで解明できたのか。これほど白昼堂々と行われた役人の汚職を歴代自民党政権や防衛庁長官が知らぬはずがない。石破防衛大臣は守屋喚問を前に、きのうの日曜、テレビに出まくって、まるで他人事のようにあれこれ訳の分からない弁解を繰り返していたが、ちょっと待て。守屋氏が次官になった当時の防衛庁長官じゃないか。自民党は証人喚問をしただけで、すべてを個人の犯罪に帰して一件落着させる気でいるが、そんな勝手は許されない。この際、利権の巣窟、防衛省をめぐる政官財の腐敗構造にメスを入れるべきだ。
【2】注目 証人喚問“守屋逮捕へ3ルート”
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守屋前次官への疑惑は軍需業者からのゴルフなどの接待漬けにとどまらない。これを突っつくだけでは単なる自衛隊倫理規程違反で終わってしまう。疑惑の核心は、山田洋行の元専務(今は日本ミライズ社長)から受けた接待などの見返りに、次期輸送機CXの巨額納入などをめぐる便宜供与があったのかどうか。さらに急浮上してきたのが沖縄の普天間基地移転利権に絡む疑惑だ。疑獄事件に発展しそうな今回の疑惑は、山田洋行の2つのルートと沖縄ルートの計3ルートで守屋逮捕につながるとみられる。 =======