文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

守屋前次官は、逃げきれないだろう。

あまり関心はなかったが、たまたま暇で自宅にいたので、守屋前防衛次官の「証人喚問」なるものを見ていたら、問題の根が意外に深く広いらしく、贈収賄疑惑や便宜供与疑惑を追求された時は、答弁に困って補佐人(顧問弁護士?)とひそひそ相談する場面もあり、守屋前次官がかなり追い詰められていることがわかった。当初伝えられていたゴルフ接待などと言うレベルの話ではなく、防衛省を舞台に現役政治家や現役大臣まで巻き込んだ大疑獄事件に発展し、自民党政権が吹っ飛ぶ可能性が高まってきたと見ていい。山口洋行問題に留まらないようだ。社民党の老人代議士に、「眠れますか。夜も眠れないでしょう…」と問いかけられ、「昨夜は今日の為に眠って来ました」と答えると、すかさず「悪い奴ほどよく眠る…」などとオチョクられていたが、守屋は沖縄の米軍基地移転問題でも怪しい動きをしていたらしく、業者との接待疑惑や便宜供与疑惑を追求されていたわけだが、はっきり言ってもうダメだろう。今日の証人喚問では、早くも防衛利権や斡旋をめぐって業者との密談の席に同席した政治家の名前がチラホラ出ていたが、おそらく守屋前次官は今日の段階では政治家の名前を公表することを渋っていたが、最後まで隠しとおすことは出来ないだろう。マスコミや民主党共産党などは、すでに同席していた政治家が誰かはわかっているだろう。夕刊には名前が出ているかもしれない。むろん、防衛大臣経験者であろう。石破あたりの名前が飛び出してくるかも…(笑)。福田官邸は、守屋を見捨てて、「トカゲの尻尾切り」を画策しているかもしれないが、そうはいかないだろう。小沢民主党の「ビル賃貸疑惑」なんぞに血道を上げているからこんなことになるのである。