文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

曽野綾子誤字誤読事件

【沖縄論・曽野綾子論資料1(過去エントリー)】

■大江健三郎を擁護する。http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20071110/p1 ■誰も読んでいない『沖縄ノート』。http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20071111/p1 ■梅沢は、朝鮮人慰安婦と…。http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20071113/p2 ■大江健三郎は集…

保守論壇の「沖縄集団自決裁判」騒動に異議あり!!!

以下は「月刊日本」http://www.gekkan-nippon.com/ 2月号(発売中)掲載の「保守論壇の「沖縄集団自決裁判」騒動に異議あり!!!」の下書き原稿である。雑誌掲載の文章とは若干異なります。尚、この原稿下書きは、「月刊日本」編集長の了解を得た上で掲載してい…

宮城晴美の新装版『母の残したもの』を読むーー卑劣な裏切り者・梅澤裕の正体。

昨夜、帰宅すると、出版社「高文研」の編集者真鍋氏から、宮城晴美著の新装版『母の遺したもの』が届いていた。真鍋氏には面識はないが、僕が、このブログで、「沖縄集団自決裁判」批判として書き続けている「曽野綾子批判」を読み、僕に興味を持ってくれた…

赤松某と曽野綾子のツーショット写真(?)・・・。

●資料引用元 『青い海』1971年6月号の赤松嘉次手記「私たちを信じてほしい」 『15年戦争資料 @wiki』 http://www16.atwiki.jp/pipopipo555jp/pages/840.html この写真は、1971年6月、「青い海」という雑誌に、「赤松手記」とともに掲載されたものである。左…

「太田良博ー曽野綾子論争」(沖縄タイムス)を読む。

右の写真は、取材中の曽野綾子が、赤松某(?)や、赤松隊員等と名古屋の旅館で同席した写真と赤松手記「私たちを信じてほしい」。→http://www16.atwiki.jp/pipopipo555jp/pages/840.html 曽野綾子が「沖縄タイムス」紙上で(1985年4月8日から連載 )、「鉄の暴風…

赤松某は、沖縄住民を、何人、斬殺したのか?

僕が、曽野綾子の『ある神話の背景』(『「集団自決」の真実』に改題、ワック)で、ちょっと問題だと思う部分はたくさんあるが、中でも、投降勧告にきた沖縄の現地住民や米軍の捕虜になった少年少女等を、赤松某が、次から次へと「スパイ視」して、斬り殺した…

保守論壇の面々よ、曽野綾子の『ある神話の背景』を読み直せ。

僕は、ここ一ヶ月近く、大江健三郎の『沖縄ノート』における沖縄集団自決に関する歴史記述をめぐる名誉毀損裁判問題に持続的に深入りしているが、何故、それほど執拗にこの裁判問題に深入りし、いつまでも拘るのかと言えば、それは、この名誉毀損裁判が、単…

「月刊日本」一月号。「それは曽野綾子の誤字・誤読から始まった。」

以下は、「月刊日本」1月号に掲載予定の原稿の下書きです。「曽野綾子誤字・誤読事件」を、まとめたものです。 ■それは曽野綾子の誤字・誤読から始まった。 先月もちょつと触れたが、大江健三郎の『沖縄ノート』の記述をめぐる名誉毀損裁判なるものが、大江…

続・沖縄住民斬殺・銃撃事件……赤松某は、沖縄住民を、何人、斬殺・銃殺したのか。

閑話休題。ここ数日、忘年会や追悼会などに出ているうちに、思いがけなくいろいろな人に出会ったわけだが、中でも、一昨夜の「故三浦重周」追悼会では、一水会代表の木村三浩さんに、「先輩」(笑)と声をかけられ、ついでに「右翼代表とはいえ、左翼にもホン…

沖縄住民斬殺・銃撃事件……赤松某は、沖縄住民を、何人、斬殺・銃殺したのか。

曽野綾子の『ある神話の背景』(『「集団自決」の真実』に改題、ワック)を読んで、僕がいちばん驚き、衝撃を受けたのは、赤松某と赤松部隊が、米軍上陸という非常事態の中とはいえ、米軍に通じた「スパイ容疑」として、沖縄住民を次々と斬殺、銃殺していった…

曽野綾子の依存する「陣中日誌」は信用出来るか。

曽野綾子の『ある神話の背景』(『「集団自決」の真実』に改題、ワック)を読むと、曽野綾子が自慢する沖縄渡嘉敷島の現地取材による情報は極めて少なく、ほとんどの情報や資料や文献が、生き残った赤松某や赤松部隊関係者からの聞き取り情報であることがわか…

曽野綾子の「誤字」は最新号(次号)で、こっそり訂正されていた・・・(続)。

以下は、大江健三郎『沖縄ノート』裁判をめぐる曽野綾子対談が掲載された某雑誌の「11/28」号の記事と、次号の「12/12」号の記事。二つとも曽野綾子の同じ発言部分だが、上の文章は、最初の対談での曽野綾子の発言で、下は次号の文章で、最初の曽野綾子発言…

曽野綾子の「誤字」は今月号(一月号)にも・・・。

曽野綾子が、大江健三郎の『沖縄ノート』における「罪の巨塊」という言葉を、しばしば「罪の巨魁」と誤記し誤読していることは明らかだが、その一つの証拠に、曽野綾子の対談やエッセイには、「罪の巨塊」と書くべきところを、「罪の巨魁」と誤記するという…

曽野綾子の「沖縄差別発言」を総括する。

佐藤優が、「月刊日本」12月号掲載の論文「吉野、加名生詣でと鎮魂」で、沖縄集団自決問題に関連して、「沖縄の人々は、われわれの同胞である……」「左右の対立という瑣末なレベルに拘泥して、同朋意識を失ってはいけない……」「今、右派の沖縄に対する見方が…

曽野綾子における「マサダ集団自決」と「沖縄集団自決」を比較することの愚かさをめぐって……。

曽野綾子が自分の犯した間違い、たとえば「罪の巨塊」を「罪の巨魁」とか「罪の巨魂」とか、雑誌や著書を通じて一貫して誤記し続けるという単純素朴な間違いや、あるいは、「大江健三郎は、赤松隊長を『罪の巨魁(巨塊)』だと書いた」というような誤字・誤読…

「曽野綾子誤字・誤読事件」のてんまつ、「サピオ」対談続編で「罪の巨塊(巨魁)」誤字・誤読事件から逃げる!!!

自分は「作家だ、作家だ……」と喚き散らす割には、作家にとって生命線とも言うべき言葉や文体や想像力にまったく無関心で、「誤字・誤読・誤植」に関して鈍感そのものの三流の通俗作家であるらしいことが実証的に、小生の「現地取材」で……(笑)、証明された曽…

池田信夫における「墓穴の掘り方」の研究。以下は「池田信夫ブログ・コメント欄 」から……。

面白いから、「池田信夫ブログ・コメント欄 」の書き込みからも引用しておこう。ちなみに、池田信夫の論理破綻を指摘したコメントの筆者(Buyobuyo)について、これは「山崎行太郎」だろう、と指摘しているコメントがあるが、勘違いである。小生は、「池田信夫…

「ネット・イナゴ=池田信夫君」の「恥の上塗り」発言と、見事な「墓穴の掘り方」を御笑覧あれ…。

「罪の巨塊」を「罪の巨魁」と勘違いしたり、「罪の巨魂」と誤字で引用したりというような、曽野綾子の誤字・誤読に基づく大江健三郎の『沖縄ノート』裁判については、少なくとも誰が見ても、つまりサルが見ても噴き出したくなるような、あまりにも初歩的な…

曽野綾子『ある神話の背景』は歴史的実証に耐えられるか?

僕は、大江健三郎の『沖縄ノート』や曽野綾子の『ある神話の背景』等を素材に、「沖縄集団自決問題」をめぐって「争点」としてクローズアップされている「軍命令はあったか、なかった」とか「歴史教科書に軍命令があったと書くべきか、削除すべきか」という…

曽野綾子の「誤字」「誤読」の歴史を検証する。

曽野綾子の『ある神話の背景』の再刊本(『「集団自決」の真実』)において、大江健三郎の『沖縄ノート』からの引用部分が、滅茶苦茶な誤字(「巨塊」を「巨魂」と誤記?)を使っていること、あるいはその解釈が誤読(「巨塊」を「巨魁」と解釈している?)だらけだ…

池田信夫君が自爆、尻尾巻いて逃亡宣言(笑)。池田って、逃げ足が速過ぎるよね。コケにされた「サピオ」編集部がお気の毒…。

大江健三郎『沖縄ノート』裁判に関連して、事件の張本人である曽野綾子との「サピオ」誌上対談に出席し、曽野綾子発の「誤字」「誤読」に依存した妄想的論理が爆発したトンデモ対談に知的興奮を感じたらしく、すっかり舞い上がった挙句、無知蒙昧振りをさら…

渡部昇一よ、お前もか。『沖縄ノート』も読まずに、「万犬、虚に吼えている」というわけか(笑)。

渡部昇一の『自由をいかに守るか……ハイエクを読み直す』(PHP新書)を、たまたま駅の売店で見つけたので、暇つぶしに読んでいるが、評判の割には思想的な中身が薄く、ちょっとがっかりである。たとえば、渡部昇一は、経済学者ハイエクの経済学という専門領…

池田信夫君、頭は大丈夫か?

先日、当ブログで、沖縄集団自決裁判、ないしは大江健三郎『沖縄ノート』裁判に関連する曽野綾子と池田信夫の「サピオ」対談のデタラメを、冷やかし半分に批判しておいたが、それに対して池田信夫なる御仁が反論しているようである。あまりにも馬鹿馬鹿しく…

池田信夫君、逃げないでね(笑)。君の日本語は大丈夫か?

池田信夫という「イナゴ並みの無名評論家」(笑)が、大江健三郎『沖縄ノート』裁判に対する曽野綾子の誤字・誤読問題をめぐる僕の冗談半分の冷やかし記事に、真面目に対応して再反論してくれたようなのだが、その再反論なるものが、実は誰にもわからないよう…

曽野綾子の「誤読」から始まった。大江健三郎の『沖縄ノート』裁判をめぐる悲喜劇。

←この記事にピーンときたら、ワン・クリック、お願いします! 大江健三郎の『沖縄ノート』をめぐる名誉毀損裁判で、被告の大江健三郎自身が大阪地裁に出廷し、かなり詳細な証言をしたことから、特に保守陣営側から、証言内容はそっちのけの、大江健三郎に対…

「梅沢裕」は朝鮮人慰安婦と共に米軍の捕虜になった??????。

現地取材をせずにウソだらけの記事を書いた、と大江健三郎の『沖縄ノート』を批判する曽野綾子は、「現地取材」や「当事者へのインタビュー」を売り物にしているようだが、「集団自決裁判」の原告の一人・梅沢裕に関しては、以下のような、最新の「現地取材…

大江健三郎は集団自決をどう記述したか?

意外かもしれないが、僕は、沖縄の集団自決において「軍命令」があったかどうか、あるいは教科書から「軍命令」の文言を削除すべきか、削除すべきでないか、というような議論に無関心だというわけではないが、今や、あまりにも政治問題化しているが故に、逆…

誰も読んでいない『沖縄ノート』の記述。…大江健三郎を擁護する(2)。

一昨日の大阪地裁における「沖縄集団自決裁判」の模様が次第に明らかになりつつあるが、僕が、裁判報道やそれに対する識者や野次馬のコメント類から興味を覚えたのは、裁判の原因になったと思われる大江健三郎の『沖縄ノート』なる岩波新書そのものを、ほぼ…

大江健三郎を擁護する。女々しい日本帝国軍人の「名誉回復裁判」で…。

「沖縄集団自決」において「軍命令」があったか、なかったかを争う大江健三郎の『沖縄ノート』の記述をめぐる名誉毀損裁判に、訴えられている側(被告)の大江健三郎が大阪地裁に出廷し、証言したようであるが、日頃の僕の「保守反動的」(笑)な言論からは意外…