文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

ナベツネと尾崎秀実の類似性・・・。

ここ数日、大連立騒動や小沢辞任騒動に関連させて、「ナベツネと尾崎秀実の類似性・・・」なる記事でも書こうかなと思っていたのだが、なんと、驚くなかれ、今朝の読売新聞の第一面にある「編集手帳」欄を見ると、そこに、日本を開戦・敗戦に誘導すべく暗躍した、日本の歴史始まって以来の大スパイ事件、いわゆる「ゾルゲ事件」の主犯の一人・尾崎秀実が、娘に宛てた獄中書簡 『愛情は降る星のごとく』 が、感動的な秘話として紹介されているではないか。スパイ事件の主犯として逮捕され、やがて処刑される獄中の父親が、愛する娘に送った手紙である。今日が、処刑された日だったらしい。なんと、まあ−、読売って無知蒙昧というか、マヌケと言うか、歴史音痴といおうか、タイミングのよいことよ。尾崎秀実とナベツネ・・・。何処の国のエージェントかは知らないが(笑)、ナベツネこそは現代の尾崎秀実と言っていい。小沢一郎を、大連立工作というペテンにかけ、それが破綻すると、一転して、嘘だらけの謀略情報を、配下の大新聞を使って暴露し捲くり、小沢を政界から葬り去ろうと画策した政治謀略は、まさしくゾルゲ事件の首謀者・尾崎秀実と呼ぶに相応しいね。そういえば、ご両人とも新聞記者だったわけだが、それにしてもナベツネって、やはり元共産党員らしく、陰険姑息な、陰謀・謀略好きの工作員の体質が染み付いているひとのようだ。読売新聞の「編集手帳」は、それがよくわかっているということだろう。ナベツネと尾崎秀実・・・。この社長(主筆)にしてこのヒラ社員あり・・・ですかね。それにしても、読売の「編集手帳」って面白いねー。尾崎秀実を絶賛、絶賛…だもんね。そのうち、小沢に、「名前は言えないが・・・」「さる人…が」とご丁寧に名指しされた、今回のスパイ大作戦の首謀者・ナベツネを、「救国の英雄」として、いや、「売国の英雄」として、売国新聞らしく、堂々と絶賛してくれよ。




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★仲介役「名前言えぬ」 小沢代表一問一答全文(下)


朝日新聞 2007年11月07日19時43分

 民主党小沢一郎代表が7日午後、党本部で行った記者会見での質疑応答の後半部分は、以下の通り。

 ――仲介役は読売新聞の渡辺恒雄氏か。報道に対する抗議の中での「誹謗中傷」発言は撤回するか。

 具体的な名前は私の口からは言えない。私から主体的に党首会談で連立の話をしたかのような報道は、その意味においては事実と反するので、それについては撤回するつもりはない。その他について、私の言い回しが過ぎていたのなら撤回します。

 ――党首会談、大連立について2カ月前から話があったと説明したが、1日の宇都宮市の会見では「そういうことは考えていない」と言っていたが、整合性はどうなるか。

 水面下で話がなされていたと表現されていると、私が主体的にかかわっているように聞こえる。言葉遣いは気をつけて頂きたい。

 私は、あなたとは会えない、というたぐいの人ではないので、会った。その人は「お国のためだ」と熱っぽく話したと思います。(これに対して私は、民主党は)参議院も勝って元気づいて、衆議院選挙に勝つという雰囲気だと言った。私どもは連立のうんぬんを言う立場ではないと言った。

 ――小沢代表は二大政党制は政党ではなく国民が決める、と主張していたはず。選挙を経ていない、党首会談で大連立を否定しなかったのは、なぜか。

 (党首会談では)特措法の話から入った。安保政策、平和に貢献するということについて総理大臣が、今までの政府の考えを、憲法を180度転換する確約をしました。総理にとって連立が前提でしょう。

 政治は国民のためにいいことをやるというのが、最終目標。年金でも農業でも、基本的な考えは全く違うが、我々の主張が一つでも実行できるなら、それもひとつの方法ではないか。政策協議をするというのはいいんじゃないか、ということを役員会に諮ったら反対だったので、やめた。もし、政策が実行できれば、政権担当能力が証明される。そうすれば、選挙に勝って、政権をとって、それによって二大政党制になると思ってやった。