文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

廣松渉と桜井誠。あるいは「つか・こうへい」や林芙美子。福岡や北九州が産んだ思想家や文学者たちの「思想の骨肉化」と「土着化された思想」と「思想の実践的活動家」ー『ネット右翼亡国論』のために。

応援クリックよろしくお願いします! 「ヘイトスピーチ」、「在特会」、「桜井誠」・・・を考える時、その出身地である「北九州」や「福岡県」という問題について考えないわけにはいかないだろう。私は、安田浩一の『ネットと愛国』を読んで以来、桜井誠の思…

『ネット右翼亡国論』のためのメモ。橋下徹と桜井誠の対決について。桜井誠と在特会を考える時、2014年10月20日(火)、大阪市長だった橋下徹との対決場面が、思い出される。

応援クリックよろしくお願いします! 私の見たところでは、あの対決は、明らかに桜井誠の圧倒的な勝利だった。桜井誠という反社会的人物が、世間に流布されている悪い印象とは異なり、タダモノではないことを思い知らされた場面だった。反対に、橋下徹という…

通俗的左翼倫理主義という妖怪が・・・。ヘイトスピーチやヘイトスピーチ法に関する言動の中にもこの通俗的左翼倫理主義が蔓延している。左翼思想の弱体化、通俗化、凡庸化の結果であろう。

応援クリックよろしくお願いします!私は、まだ10代の頃から、左翼や左翼思想が嫌いだった。私が左翼思想が嫌いになった理由は、通俗的左翼倫理主義というものが好きでなかったからである。小市民的道徳主義で文学や思想の本質が語れるとは思わなかった。そ…

ヘイトスピーチ法で日本は滅びる(?)。言論表現の自由やデモの自由、集会の自由・・・を抑圧し、それを取締る権力を国家(警察)にゆだね、国家の暴走と権力の暴走を加速させ、そして最終的に警察国家の誕生を促す。それが「ヘイトスピーチ法」なのではないか。取り締まっているつもりが、いつの間にか自分たちが取り締まられているというわけだ。

応援クリックよろしくお願いします! 民進党の参院議員=有田ナニガシ等の努力で、「ヘイトスピーチ法」なるものが法律化され、いよいよ具体的に実行=行使されはじめたようである。私は、これまで「ヘイトスピーチ」にも、「ヘイトデモ」や、それに対抗する「…

ヘイトスピーチ法と警察国家論。

応援クリックよろしくお願いします! ヘイトスピーチ取締まり法が、いよいよ実行に移され、効力を発揮し始めたようである。川崎市でのデモが、ヘイトスピーチ・デモということで、中止に追い込められたらしい。私は、ヘイトスピーチには反対だが、ヘイトスピ…

佐藤優連続対談(「人を殺す思想こそ本物だ」)。

先日、「月刊日本」7月号に掲載予定の佐藤優氏との何回目かの連続対談を行った。テーマは、「ヒューマニズムとテロリズム」。この問題について、佐藤優氏が、以前から、かなり突っ込んだ本質的、原理的思考を展開しており、私もほぼ同意見だったからである。…

ヘーゲルとマルクス、あるいは「行方不明少年」発見のニュースについて考える。

応援クリックよろしくお願いします!「想定内の思考」と「想定外の思考」。何故、警察も捜索隊も、そして自衛隊も、6日間も発見できなかったのか。私は、警察などを批判するつもりはまったくないが、我々自身を含めて、多くの日本人が、最近、囚われている…

戦後思想とヒューマニズムとテロリズム。戦後憲法や戦後思想の貧しさの根本原因は、素朴なヒューマニズム信仰にある。

応援クリックよろしくお願いします! ヒューマニズムを主張していれば、戦争もテロリズムも起きないというわけだ。果たして、そんなに単純なものなのか。むしろ、過剰な近代主義的なヒューマニズムがテロリズムや戦争を生み出すのではないのか。 20世紀は戦…

「消費税増税延期」のアベコベノミクス。

応援クリックよろしくお願いします!野田佳彦よ、出番ですよ。安倍さんが「消費税増税延期」と言っていますよ。「消費税増税の鬼」の野田佳彦よ、あるいは「財務官僚」に骨の髄まで洗脳されて、「消費税増税一直線の元総理」の野田佳彦よ、安倍さんの「消費…

甘利不起訴の政治学。「甘利不起訴」と「小沢不起訴」の差異。やはり東京地検は政治的?

応援クリックよく願いします! 「甘利不起訴」と聞いても驚かない。「小沢一郎事件」で経験済みだからだ。何故か?検察や司法が 、そもそも政治的なものだということを、我々は「小沢一郎事件」で学んだからだ。最近、左翼的な学者や憲法学者たちの言動や政…

「6・16」安倍政権打倒、参院選勝利のための決起集会!(御茶ノ水連合会館)のお知らせ。(「小沢一郎議員を支援する会」)

http://minshushugi.net/activity/index.cgi 👈応援クリックよろしくお願いします! 6/16 安倍政権打倒、参院選勝利のための決起集会!http://minshushugi.net/activity/index.cgi 第二次安倍政権が発足して以来、日本は有史以来、未曾有の危機に瀕しています…

『ネット右翼ゴキブリ論』或は『マルクスとエンゲルス』22 =必然性の哲学と偶然性の哲学。

応援クリックよろしくお願いします! 柄谷行人は、対馬斉の『人間であるという運命ーマルクスの存在思想』(作品社)の推薦文の中で、こう書いている。 「対馬斉氏と知り合ったのは、二四歳のときだった。私は、この年長の友から、マルクスの存在論的読み方…

安倍首相は広島も被爆者も大嫌い。すべては選挙目当てのパフォーマンス。広島のことも被爆者のことも、なにも考えていない。眼中にはない。安倍晋三の関心は選挙と人気取りであって、「核廃絶」でも「核のない世界」でもない。

応援クリックよろしくお願いします! 「核のない世界」を目指すならば、まず川内原発を止めるだろう。原発の再稼動を画策しながら、オバマと「核のない世界」を妄想する。すべては矛盾だらけだが、安倍首相の頭の中では、何もかも両立。すべて良し。「消費税…

沖縄の死者と広島の死者を差別するなかれ!

応援クリックよろしくお願いします! オバマのヒロシマ演説に日本国民の圧倒的多数は、感激し、感涙に咽んでいるようだが、私は、ただ、その無味乾燥で、内容空虚、ただ美辞麗句を並べただけの「ニセ優等生」の「作文演説」(笑)にシラけている。一方で、沖縄…

オバマ演説の自己欺瞞。オバマ演説の中身はスピーチライターの駄文である。

応援クリックよろしくお願いします!ヒロシマ神社(?)を訪問したオバマ大統領の「名演説」が好評のようである。馬鹿馬鹿しい。あれは、スピーチライター(「文学青年くずれのペンローズ?」)による場当たり的な、口から出まかせの、心にもない、自己欺瞞的な…

伊勢神宮を土足で穢すなかれ。神聖なる伊勢神宮の杜を、G7とはいえ、政治的なパフォーマンスの舞台に選んだ安倍首相とその仲間たちは、いずれ神々の怒りを買うことになろう。

応援クリックよろしくお願いします! ず…日米首脳会談の“茶番劇” 2016.05.26 伊勢神宮を訪れたオバマ大統領と安倍首相(C)AP 予想通りの「茶番劇」だった――。25日夜9時30分から1時間、開かれた日米首脳会談。当初、首脳会談は26日に予定されてい…

日米地位協定と元米兵強姦殺人事件は直結している。しかし、安倍首相もオバマ大統領も、この日米地位協定という植民地主義的な不平等条約を見直すつもりも、強姦殺人事件の原因である沖縄米軍基地の撤去を目指すつもりもないらしい。

応援クリックよろしくお願いします! さすがネット右翼政権たる安倍首相らしい能天気振りである。オバマと安倍は、ヒロシマ?に行って何のパフォーマンスをするつもりか。口先だけの、心にもない「核のない世界」宣言のパフォーマンスでもやるつもりか。そし…

小沢一郎が「サンデー毎日」に登場。現代日本の政治的な低空飛行と政治的混迷を続ける「反知性主義政権」(安倍政権)を批判し、いっぽうで野党共闘の迷走と可能性を語っている。

応援クリックよろしくお願いします! <サンデー時評>「恐ろしい世の中になるよ」 http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150401-00000000-sundaym-pol サンデー毎日 4月1日(水)17時34分配信 ◇小沢一郎から見た安倍政権 永田町を歩いていて、古老がい…

6-16安倍政権打倒、参院選勝利のための決起集会!(御茶ノ水連合会館)のお知らせ。(「小沢一郎議員を支援する会」)

http://minshushugi.net/activity/index.cgi 👈応援クリックよろしくお願いします! 6/16 安倍政権打倒、参院選勝利のための決起集会!http://minshushugi.net/activity/index.cgi 第二次安倍政権が発足して以来、日本は有史以来、未曾有の危機に瀕しています…

「沖縄強姦殺人事件」とは何か?もっと深く絶望せよ。思想の力は「絶望の深さ」「虚無の深さ」「存在の深さ」に比例するーー佐藤優との対話(5)。

応援クリックよろしくお願いします! 吉本隆明は、「丸山眞男論」のなかで、丸山眞男の江戸政治思想史研究は、ヘーゲルの弁証法的な世界史の図式を使っているが、ヘーゲルの弁証法が「血塗られている」のに対し、丸山眞男の歴史は、綺麗事で終わっていると批…

千葉県茂原の多ヶ谷亮(千葉11区)さんの事務所開きに行ってきました。小沢一郎議員も参加。危機や苦難を乗り越えて闘うオトコが好きだ。私はそこに「存在論的人間」を見る。

応援クリックよろしくお願いします! 昨日は、千葉県の茂原というところに行ってきました。千葉11区から次期衆院選に「野党統一候補」として、立候補を予定している多ヶ谷亮さん(「生活の党」)の事務所開きでした。こういう儀式に参加したのは初めてです。小…

イデオロギーから存在論へ、存在論からイデオロギーへー佐藤優との対話(4)。

応援クリックよろしくお願いします!私の思想的立脚点は、「イデオロギーから存在論へ」というものだ。私が、興味を持たないものは、イデオロギー、あるいはイデオロギー的なものである。では、イデオロギーとは何か?イデオロギーとはマルクス主義とか実存…

TPPと貧困と格差。 「月刊日本」が「TPP(=環太平洋経済連携協定)批判」の特集号を出版=発売しました。「TPP批判」の決定版です。書店やAmazonなどで絶賛発売中です。小生も、短文ですが、寄稿しています。

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務台理作のヒューマニズムとテロリズムー佐藤優との対話(3)。

応援クリックよろしくお願いします! 佐藤優は、田辺元の「歴史的現実」に続いて務台理作の「ヒューマニズム論」を取り上げている。いづれも戦前の京都学派の哲学者の言説ということになる。 佐藤優によると、務台理作のヒューマニズムは、素朴なヒューマニ…

京都学派と小林秀雄の差異ー佐藤優との対話(2)。

応援クリックよろしくお願いします! 戦前、「近代の超克」や「世界史的立場と日本」という座談会が行われ、当時の一流文化人が多数、出席している。その中でも、京都学派の哲学者たちと「文学界」グループの文学者たちが有名だ。中でも、私が、「近代の超克…

佐藤優との対話(1)−戦後的ヒューマ二ズムと戦前的テロリズム。

応援クリックよろしくお願いします! 戦前の思考と戦後の思考との差異は何処にあるか。言い換えれば、戦後思想に欠如しているものは何か。私見によれば、哲学的、宗教的思考が戦後日本の思想には欠如している。丸山眞男に象徴される戦後民主主義という戦後思…

『捏造の科学者』の捏造報道。須田桃子の大宅賞受賞作品『捏造の科学者』は、出版を急いだが故に欠陥商品(捏造本)である。今すぐ、絶版にし、すでに発売されたものは回収すべきであろう。

応援クリックよろしくお願いします! 具体的に言うならば、須田桃子が自信満々に主張している「マウスのすり替え」説も「ES細胞の混入」説も、科学的根拠のない誹謗中傷が狙いの「ガセネタ」であったことが判明している。 たとえば、「マウスの調子すり替え…

捏造の新聞記者=須田桃子の「捏造」と「真実」ーー須田桃子記者が強引な取材に基づいて書いた「記事」の多くは、「憶測記事」であり、「ガセネタ」だった可能性が高い。

応援クリックよろしくお願いします! その原因は、須田桃子記者の取材源、情報源が、「小保方晴子潰し」を画策する理研内部の「反小保方グループ」の人間だったと思われるからだ。須田桃子記者は、「裏取り」をしないまま、一方的な「憶測記事」を書き、大新…

捏造の新聞記者=須田桃子とは何者なのか? 「STAP細胞バッシング報道事件」で活躍したジャーナリストの多くが女性だったことは、この「STAP細胞バッシング事件」の大きな特質であろう。

応援クリックよろしくお願いします!つまり、意外かもしれないが、小保方博士バッシング報道事件を主導したのは、女性ジャーナリストたちだったのだ。その中でも、須田桃子は、いち早く『捏造の科学者』(文藝春秋)を刊行し、大宅賞を受賞したことからもわか…

政治家・山本太郎と「STAP細胞事件」。

応援クリックよろしくお願いします! 山本太郎議員が、「STAP細胞事件」を、国会の某委員会で、全面的に取り上げて質問している。私は、山本太郎議員の発言にも政治活動にもまったく興味ないが、「STAP細胞事件」の「その後」にはおおいに興味がある。今にな…