文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

「消費税増税延期」のアベコベノミクス。


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野田佳彦よ、出番ですよ。安倍さんが「消費税増税延期」と言っていますよ。「消費税増税の鬼」の野田佳彦よ、あるいは「財務官僚」に骨の髄まで洗脳されて、「消費税増税一直線の元総理」の野田佳彦よ、安倍さんの「消費税増税延期」を厳しく糺弾してみてはいかがですか?



自民党の「消費税増税延期」と民進党の「消費税増税断行」。「三党合意を反故にするとは何事か?」と。というわけで、今度の参院選もいい選挙になりますよ。ねー、野田佳彦くん!自分が、財務省の操り人形だったことに、今頃、気付きましたか?まだまだ気付いていない?目が覚めてもまだ洗脳が解けない?


野田は、政権交代以前の街頭演説「シロアリ演説」で、消費税値上げに反対していたことはよく知られている。しかし、野田は、小沢一郎等の力で、政権交代を果たすと、「反小沢一郎」に転じていた藤井裕久の導きで、財務官僚らにあっさり洗脳され、消費税値上げに派に転向し、三党合意まで取り付け、「消費税増税」を一枚看板に衆議院解散。以後省略。


一方、安倍は、一年半後の消費税増税断行を確約したうえで、選挙目当てに一時的に増税を先延ばし、衆院選挙で大勝。そして今度も、またまた選挙が近づくと増税先延ばし、二年半後の増税断行を確約。同じことの繰り返し。


野田と安倍は、政策的に大きく対立しているように見えるが、実は同じ穴のムジナ。財務官僚が振付けた「消費税増税財政再建」という甘い夢に、洗脳され、酔わされているに過ぎない。野田は、選挙情勢も何もわからず、ただ財務官僚の囁きにまんまと騙されて、闇雲に解散総選挙というプロレスもどきの暴挙に打って出るほどの政治音痴。


民進党は、「消費税増税」を一枚看板にした野田佳彦を、党幹部として党内に抱え込んでいる限り、民進党ならぬ「消費税増税党」と揶揄され、選挙大敗は必至。早く解党し、篠原孝あたりを中心に再出発した方がいい。さて、安倍だが、選挙が近づくと、選挙に脅えて、増税先送りを繰り返し、選挙が終わると、勇ましく増税のラッパを吹き鳴らす。そのバカっぷりは、野田も安倍も、まったく同じ。


海外メディア(以下引用)も、安倍の場当たり的な「増税先延ばし」を批判しているらしい。しかし 、海外メディアの「成長線略」なるものにも、私は、違和感がある。日本に、構造改革=成長戦略を要求しているだけだからだ。どっちもどっちという感じだ。いずれにしろ、近代経済学的な処方箋に興味なし。世界資本主義に未来はない。
(続く)


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米WSJ紙「役に立たない一時的救済」 消費増税延期
朝日新聞デジタル 6月2日 10時14分配信


 安倍晋三首相による消費増税の再延期の判断について、海外メディアは相次いで報じた。米ウォールストリート・ジャーナル紙は1日の社説で、増税延期について「前回の増税後のような不況から日本を救うかもしれない」としながらも、「将来の増税を不可避にする景気刺激策を進め続けている」と指摘。延期の判断は「役に立たない一時的な救済」と批判した。


 英フィナンシャル・タイムズ紙は、安倍首相が2020年度に向けた財政健全化目標を変えない方針を示したことに「どのように目標を達成できるのか不透明だ」と言及。安倍政権の経済政策「アベノミクス」の「基本的な考え方は合理的」としながらも、実効的な成長戦略がなければ「デフレからの脱却は難しくなる」「補強が必要だ」と注文をつけた。(ワシントン=五十嵐大介


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