文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

ヘイトスピーチ法で日本は滅びる(?)。言論表現の自由やデモの自由、集会の自由・・・を抑圧し、それを取締る権力を国家(警察)にゆだね、国家の暴走と権力の暴走を加速させ、そして最終的に警察国家の誕生を促す。それが「ヘイトスピーチ法」なのではないか。取り締まっているつもりが、いつの間にか自分たちが取り締まられているというわけだ。


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民進党参院議員=有田ナニガシ等の努力で、「ヘイトスピーチ法」なるものが法律化され、いよいよ具体的に実行=行使されはじめたようである。私は、これまで「ヘイトスピーチ」にも、「ヘイトデモ」や、それに対抗する「カウンターデモ」にもそれを取り締まろうとする「ヘイトスピーチ法安騒動」にも関心がなかったが、いよいよそれが、現実の市民社会にまで影響を及ぼしはじめると、無関心ではいられない。


法律が制定され、それが効力を発揮しはじめるということは、それだけ国家権力が強化されることである。国家権力の暴走の可能性も増大する。言い換えれば、いずれ、国家権力というものは、我々、一般市民や個人に襲い掛かってくるということである。左翼の政治家や文化人、言論人が、それを推進するとは、皮肉である。いずれ、左翼の学生デモや集会も厳しく取り締まられることになるだろう。


私は、「小沢一郎事件」を連想する。つまり、まだ記憶に新しい、「小沢一郎潰し」と「民主党政権潰し」を狙った「小沢一郎事件」における「国家の暴走」と「権力の暴走」という政治的問題を連想する。結局、「小沢一郎事件」は不起訴、無罪に終わったが、それまでのあいだに、東京地検特捜部による取調べの段階で、つまり国家権力の暴走によって、「政治家=小沢一郎抹殺計画」は実現したのである。


ヘイトスピーチ法」なるものも、表面的には、いいことづくめの、立派な法案のように見えるが、深く考えてみるまでもなく、「国家の暴走」や「権力の暴走」を加速させる役割を果たすことはあきらかである。国家権力は、これで言論表現やデモや集会を取り締まる権力を手に入れたということである。


私は、「桜井誠」や「在特会」を無条件に肯定、擁護するつもりはない。むしろ多くの言論や行動には批判的である。しかし、彼等を、法律で取り締まり、彼等の言論表現の自由や集会、デモの自由を奪うことには賛成しない。


私が、「桜井誠」や「在特会」を評価するのは、「思想家は生き方で決まる」という私の持論から見て、彼等の生き方は、評価するに値するからである。彼等が、多くの日本人から批判されれながらも、根強い支持者を持っているらしいことは、不思議でもなんでもない。彼等の思想や言動には、日本国民の心中深くに眠っている「集合的無意識」を刺激する「何か」があるからだ。





(続く)


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