文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

通俗的左翼倫理主義という妖怪が・・・。ヘイトスピーチやヘイトスピーチ法に関する言動の中にもこの通俗的左翼倫理主義が蔓延している。左翼思想の弱体化、通俗化、凡庸化の結果であろう。

👈応援クリックよろしくお願いします!

私は、まだ10代の頃から、左翼や左翼思想が嫌いだった。私が左翼思想が嫌いになった理由は、通俗的左翼倫理主義というものが好きでなかったからである。小市民的道徳主義で文学や思想の本質が語れるとは思わなかった。そこへ行くと「保守派」や「保守反動派」の方が、通俗的倫理主義から自由だった。


つまり、「保守派」の思考力の方が、文学や思想においては、深く、刺激的で、過激であった。私は、小林秀雄三島由紀夫江藤淳らの過激な思考力の方が好きだった。しかし、いつの間にか、保守派の方も、過激な原理的思考力を放棄して、通俗的倫理主義に陥るようになった。


その時点で、私は、いわゆる大衆化した通俗的保守派の思考には嫌悪感しか感じなくなり、私は、私なりの論理で「保守」を声高に主張する「似非保守」とは訣別した。それをまとめたのが拙著『保守論壇亡国論』 である。


「川崎ヘイトデモ騒動」を見ていると、そこにも程度の低い通俗的左翼倫理主義が横行しているように見える。法律や警察権力を使って、過激な思想や言動、デモを取り締まり、抑圧、排除していこうというわけだ。私はヘイトスピーチ法を、参院議員として推進したという有田ナニガシが、オウム騒動の頃から嫌いである。別にオウムや麻原某を擁護しようとはおもわないが、居丈高に「正義」を主張し、警察や裁判所を使って、排除、撲滅しようとしていた有田ナニガシ等の言動にも違和感を感じた。







👈応援クリックよろしくお願いします!


👈応援クリックよろしくお願いします! (続きは、「イデオロギーから存在論へ」「文学や哲学を知らずして政治や経済、軍事をかたるなかれ」がモットーの『思想家・山崎行太郎のすべて』が分かる!!!メルマガ『週刊・山崎行太郎』(月500円)でお読みください。登録はコチラから→http://www.mag2.com/m/0001151310.html
右下のブックマーク(+B)、TwitterFacebook(シェア)もよろしくお願いします。