文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

ヘイトスピーチ法と警察国家論。


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ヘイトスピーチ取締まり法が、いよいよ実行に移され、効力を発揮し始めたようである。川崎市でのデモが、ヘイトスピーチ・デモということで、中止に追い込められたらしい。私は、ヘイトスピーチには反対だが、ヘイトスピーチ法にも反対である。ヘイトスピーチ取締り法の誕生は、明らかに警察国家への始まりである。これを、どちらかと言えば、「左翼」よりの側が推進すてきたことに、強い違和感を感じる。


左翼は、警察国家の誕生を警戒するはずだと思っていたからだ。つまり、そこまで左翼は、思想的に弱体化し、凡庸化ているということだろう。オウム事件で有名になり、その後、参院議員に成り上がった有田ナニガシを中心とする通俗的左翼倫理主義者たちが、警察国家をもたらそうとしている。


本題に入ろう。私が、問題にしたいのは、「在特会」と「桜井誠」である。私は、近く『ネット右翼亡国論』という新著を刊行する予定だが、題名が示すように、初めは、「ネット右翼」を批判するつもりだった。しかし、安田浩一の『ネットと愛国』を立ち読みで読んでから、私の「ネット右翼」論は大きく変わった。どちらかというと、私の『ネット右翼亡国論』は、「ネット右翼擁護論」に近いものに変化した。安田浩一の『ネットと愛国』に強い違和感を感じたからだ。


佐藤優さんとの対談でも言及したが、私は、「桜井誠こそ、思想的にホンモノだ」と考える。安田浩一の『ネットと愛国』を読んで、桜井誠はそこらへんのエリート文化人とは違うように感じる。「思想家の価値は、生き方で決まる」と考える私は、桜井誠の「生き方」に関心を持っている。そいう観点から見ると、桜井誠という思想家は面白い存在だ。



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(NHK)
ヘイトスピーチの可能性” 反対派と言い争いに デモ中止
6月5日 16時09分



民族差別的な言動を繰り返すヘイトスピーチが行われる可能性が高いとして、川崎市から管理する公園の使用を認められなかった男性らのグループが5日、市内の別の場所でデモを予定していましたが、グループの活動に反対する人たちと激しく言い争う状況になり、デモは中止になりました。
デモを計画したのは川崎市内に住む男性で、5日午前11時ごろ、待機場所となっていた川崎市中原区にある公園周辺に数十人が集まりました。現場には、デモでヘイトスピーチが行われる可能性が高いとして反対する人たちおよそ数百人も集まり、にらみ合ったり、激しく言い争ったりする状況になりました。
このため警察が、主催者側に「デモを実施すると危険な状態になる」と説明したところ、主催者側がデモの中止を決めたということです。
主催者の男性を巡っては先月、川崎区の2つの公園で計画していた集会について、公園を管理する市が「ヘイトスピーチが行われる可能性が高い」として使用を認めない異例の措置を決定し、男性らは今回の中原区でデモを行う計画を県の公安委員会に申請し、認められていました。
また、今月2日には、裁判所がデモの主催者の男性らに対し、川崎区にあり、在日韓国人が理事長を務める団体の施設周辺でデモを行うことや大声を張り上げて差別的な意識を助長する行為を禁止する仮処分の決定を出していました。


デモの主催者側「言論弾圧だ」
デモの主催者側の53歳の男性は、「きょうのデモにはおよそ50人が参加する予定でしたが、警察に『一般の人の安全の確保ができない』と言われて、主催者側としてデモの中止を判断しました。道路使用の許可を取ったのにデモができないのは言論弾圧だ」と話していました。
反対グループ「今後もデモが行われないよう求めたい」
デモに反対し、裁判所から半径500メートル以内でデモを行うことを禁止した仮処分が出た団体の施設に勤務する在日韓国人の崔江以子(チェ・カンイヂャ)さんは、「ヘイトスピーチを許さないと、たくさんの仲間と共に訴え、きょうのデモは中止になりましたが、今後もデモが行われないように求めたい。
全国でつらい思いをしている人たちが少しでも希望を感じてくれたらうれしい」と話していました。


差別的言動解消の取り組み 警察庁が指示
デモの実施の申請があった場合、各地の公安委員会は都道府県の条例に基づいて許可するかどうか判断しますが、警察庁によりますと、表現の自由に配慮して、公共の安全が保てない場合など以外は許可していることがほとんどだということです。
3日に施行された、ヘイトスピーチと呼ばれる民族差別的な言動をくり返す街宣活動を解消するため国の責務などを明記した法律でも、こうしたデモなどを直接、禁じる規定や罰則は盛り込まれていません。
一方、警察は、これまでも名誉毀損や暴行など違法な行為を確認した場合は、厳正に取り締まってきました。
今回、法律が施行されたことを受けて、警察庁は改めて全国の警察に指示し、差別的な言動を解消するため取り組みを進めるよう求めています。


山崎行太郎の本。
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安倍政権は「ネット右翼政権」である。安倍政権の正体を知りたければ、これを読むべし。最近の日本の「保守」は「エセ保守」ばかり。山崎行太郎著『保守論壇亡国論』と、佐高信氏との対談集『曽野綾子大批判』は、安倍政権とそれを支持する現代日本人の「思想的劣化」=「政治的劣化」=「反知性主義化」を哲学的に分析・解明しています!

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曽野綾子批判」の元祖・佐高信氏と、「沖縄集団自決論争」以来、曽野綾子批判を続ける山崎行太郎との過激な対談集。
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文芸評論家・江藤淳の「小沢一郎論」をヒントに、「政治家・小沢一郎」の思想と行動を論じた存在論的政治家論。
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『それでも私は小沢一郎を断固支持する』

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イデオロギー的な観点からではなく、存在論的観点から「三島事件」の本質を解明した異色の三島由紀夫

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