文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

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京都学派と小林秀雄の差異ー佐藤優との対話(2)。


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戦前、「近代の超克」や「世界史的立場と日本」という座談会が行われ、当時の一流文化人が多数、出席している。その中でも、京都学派の哲学者たちと「文学界」グループの文学者たちが有名だ。中でも、私が、「近代の超克」という座談会に注目するのは、小林秀雄が出席しているからだ。しかし、佐藤優は、小林秀雄ではなく、「京都学派の哲学者たち」に関心があるようだ。私と佐藤優との差異は、小林秀雄と京都学派の哲学者たちとの差異であるように見える。


京都学派の哲学者たちとは、西田幾多郎を筆頭に、三木清、戸坂潤、下村寅太郎鈴木茂高、田辺元和辻哲郎務台理作・・・などである。特に佐藤優は、田辺元務台理作について、面白い議論を展開している。私は、正直に言うと、田辺元務台理作については、佐藤優の本を読むまでは、無関心であった。私は、「文学界」グループの小林秀雄を中心に読んで来た。



小林秀雄は、文体や言葉の使い方がに問題がある、と「哲学者たち」を批判している、



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