文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

オバマ演説の自己欺瞞。オバマ演説の中身はスピーチライターの駄文である。

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ヒロシマ神社(?)を訪問したオバマ大統領の「名演説」が好評のようである。馬鹿馬鹿しい。あれは、スピーチライター(「文学青年くずれのペンローズ?」)による場当たり的な、口から出まかせの、心にもない、自己欺瞞的な「迷演説」に過ぎない。


オバマ演説に「感動」する日本人に、私は絶望する。オバマはもうすぐ消える人である。名演説という虚名を後世に残したかったのだろう。「全員一致のファシズム」は「美文」に酔うことから始まる。つまり「全体主義の起源」(ハンナアーレント)である。日本人はいつから歯の浮くような「美文」への「批判力」「批評力」を失ったのか?


オバマハーバード大学時代卒の秀才だそうである。平気で大嘘がつけるのである。オバマ的知性主義=オバマ的理想主義=オバマ的虚言癖・・・というわけだ。「反知性主義」の帝王・トランプは、これからアメリカ大統領になるかもしれない人である。オバマ演説などどうでもいい。問題はトランプ演説だろう。私は、オバマ的知性主義よりも、トランプ的な反知性主義に共感する。


「地獄への道は善意の敷石で敷き詰められている」。善意と謝罪のスタンドプレイ=パフォーマンスほど醜悪なものはない。いずれにしろ、伊勢神宮にしろ広島神社(原爆ドーム?)にしろ、三流政治家たちによって、政治的パフォーマンスのダシに使われただけである。



沖縄の元米兵強姦殺人事件は、どーしたのだろう。パフォーマンスの邪魔になるから、無視、黙殺を決め込んでいるのだろう。沖縄民衆の怒りも沖縄の二十歳の女性の強姦殺人も忘れて、日米政府のツートップが、仲良く広島神社で慰霊のお祈り。米国大統領の17分に及ぶ歴史的なスピーチ。そして被爆者との和解のハグ。後世に残る麗しい美談です。

(続く)



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オバマ大統領広島訪問 およそ17分に及ぶ、歴史的なスピーチ
フジテレビ系(FNN) 5月28日 1時14分配信




現職のアメリカ大統領として初めて、オバマ大統領が広島を訪れた。
平和公園を訪れ、原爆慰霊碑に向かう、オバマ大統領。
安倍首相と言葉を交わしながら歩いている時の厳しい表情からは、決意のようなものがうかがえる。
そして、初めて現職のアメリカ大統領が、原爆慰霊碑の前に立った。
原爆の犠牲者たちに、花をささげた大統領は、スピーチを行った。
オバマ大統領は「よく晴れた雲のない朝。空から、『死』が舞い降り、世界が変わってしまいました。閃光(せんこう)と炎の壁によって、町が破壊されました。わが国のような、核保有国も、恐怖の論理から逃れ、『核兵器のない世界』を追い求める勇気を持たなければなりません。私が生きている間には、この目標は達成できないかもしれません。しかし、たゆまぬ努力で、迫り来る大惨事の雲を晴らすことができます」と述べた。
オバマ大統領は、被爆者も見守る中、彼らが71年前に失った、かけがえのない日常に言及した。
オバマ大統領は「だからこそ、私たちは、広島に来るのです。そして、自分の愛する人々に、思いをはせるのです。朝一番の子どもたちの笑顔。愛する人と食卓を囲む、安らぎのひととき。両親からの抱擁。そのかけがえのない瞬間が、71年前のこの場所にもあったのだと思い知らされます。人々は、戦争を望んでいません。科学の力を、人々の生活を消し去るためではなく、向上させるために使ってほしいと思っています。各国のリーダーたちが、その選択をしたときに、広島の教訓を生かすことができます。きょう、この町の子どもたちは、1日を平和に過ごしています。尊く価値あるものです。そして、それは、全ての子どもたちに与えられるべきもので、それは、わたしたちが選択できる未来です。広島・長崎は、未来にわたって、核兵器の夜明けではなく、道徳的覚醒の始まりとして、記憶されるでしょう」と述べた。
オバマ大統領のスピーチは、当初、数分とみられていたが、およそ17分に及んだ。
歴史的なスピーチは、まだ未明のアメリカでも、生中継で伝えられた。
安倍首相の演説後、被爆者代表の坪井 直さんと言葉を交わした大統領は、広島に来てから初めて笑顔を見せた。
坪井さんは、どんな話をしたのか。
坪井さんは「人類の幸せは、未来志向がどうなるかによって(変わる)。そんな話をしたんですよ。その時に、チェコプラハでやった、あなたの『核兵器のない世界を作ろう』。そのことはね、今もわたしに脈打っていますよと。だから、あなたが、(来年の)1月に辞められても、広島へ来てくださいは言いましたよ。まだ、頑張らないといけません。われわれもね、被爆者団体も、一緒にね」と話した。
また、自らも被爆者で、被爆したアメリカ兵の調査を行ってきた森 重昭さんとは、抱擁を交わす場面もあった。
原爆資料館での視察の様子は公開されなかったが、大統領自らが折った折り鶴を、小中学生に手渡していたことがわかった。
また、次のような言葉も残していた。
記帳には、「われわれは、戦争の苦痛を知っている。今、われわれと共に平和を広め、核兵器のない世界を追求する勇気を見つけよう」とあった。
オバマ大統領が、平和公園に滞在したのは、わずか1時間足らず。
しかし、それは、核兵器のない世界へ向け、大きな1歩を踏み出した、歴史的な瞬間だった。

最終更新:5月28日 1時14分
フジテレビ系(FNN)



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