文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

小沢一郎の活動開始か。「小沢裁判」で、指定弁護士が申請していた「証拠証人全面棄却」となり、ほぼ無罪が確定したところで、沖縄を訪問中の小沢一郎が「オスプレイ配備」に反対宣言。

(産経ニュース) 「米国の意のままだ」 小沢氏、政府のオスプレイ対応にかみつく!2012.7.26 14:01 [小沢一郎] 新党「国民の生活が第一」の小沢一郎代表は26日昼の会合で、米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイをめぐる政府の対応について「米国…

「小沢裁判」とは何であったのか?

「小沢一郎政治裁判は何をもたらしたか?」という小沢一郎支援シンポジウムと言うか、小沢一郎支援の国民集会というか、要するに「小沢一郎」と小沢新党「国民の生活が第一」を応援する人たちが、豊島公会堂に結集するイベントがあった。僕も壇上に上がり、簡…

本日です。小沢一郎支援集会に結集せよ!!!

豊島公会堂、午後6時30分開始の「小沢支援国民集会」(テーマ「小沢一郎政治裁判は何をもたらしたか」)が、本日、ひらかれます。 ・ 9月28日 シンポジウム参加のお願い(転載)テーマ「小沢一郎政治裁判は何をもたらしたか」 小沢一郎議員を支援する会 htt…

日中軍事衝突・日中戦争なし。中国は、日中軍事衝突を回避し、経済戦争・外交戦争に切り替えてきた。

日中戦争の引き金を中国が引くのではと思わせた尖閣諸島事件だったが、1000隻の漁船団を尖閣諸島に送り込むと恫喝しながら、官制デモを抑制し、同時に1000隻の漁船団を送り込むことを回避した時点で、今回の「日中軍事対立」は中国側の戦略的失敗に終わった…

小沢裁判「控訴審」即日結審で、小沢無罪へ。指定弁護士が出していた証人申請を却下。新しい証拠も証人もなく、一審と同じように無罪となることは確実となった。しかし、日本国民が払った代償は大きかったと言わなければならない。時計のネジを三年前に戻すことは出来ないが、政治家・小沢一郎の今後に期待したい。それにしても、東京地検特捜部、司法官僚、マスコミ、民主党議員を筆頭に自民党から共産党までの代議士たち・・・の責任と犯罪を忘れてはならない。歴史的に追求しよう。

・ 9月28日 シンポジウム参加のお願い(転載) 小沢一郎議員を支援する会 http://minshushugi.net/activity/index.cgi?date=20120926 初秋の候、皆様におかれましては、益々御健勝のこととお慶び申し上げます。既にお知らせしております当会のシンポジウムが…

保守論壇は左翼思想家・柄谷行人に学ぶべし。

柄谷行人が、江藤淳や小林秀雄、福田恒存の「保守思想」を受け継いでいることは確実だと僕は思っている。むろん、最近の保守論壇の面々に柄谷行人を読むような人はいないだろう。ということは、最近の保守論壇の面々は、江藤淳や小林秀雄、福田恒存をも読ん…

小沢裁判と最高裁スキャンダル。小沢裁判の「検察審査会」は開かれていなかった可能性が高い。

歴史は動いている。今となっては虚しい気もしないではないが、やはり、明らかにしておくべきものは明らかにしておくべきだろう。政治家小沢一郎を政権中枢から排除し、最後には民主党そのものを政権政党から排除し、解党的打撃を与えるために仕組まれた小沢…

小沢一郎の沈黙。

マスコミが「小沢一郎」について報道しなくなった。情報が取れないからだろう。つまり、これは、小沢一郎が、次の選挙に向けて「地下工作」に専念しはじめたということだろう。マスコミやジャーナリスト、新聞記者たちは、「維新の会」や「民主党代表選」「…

戦後から戦前へ。

今回の「尖閣日中軍事衝突」は、日本人の「戦後的思考」を、一挙に「戦前的思考」へと連れ戻したと言ってよい。これは、二つのことを意味する。一つは、戦後思想を主導してきた「反戦平和主義」「一国平和主義」の終焉であり、もう一つは、結論から始めるヘ…

「日中友好」共同幻想論。

日本の「日中友好」の掛け声とともに始まった無原則な経済支援と経済交流が、中国の「帝国主義化」と「軍事大国化」、そして「反日暴力デモ」「尖閣諸島軍事衝突」をもたらした。しかし、今回の「日中軍事衝突」は、避けることの出来ないプロセスだった。日…

日中軍事衝突に「勝負あり!!!」か? 習近平が二週間ぶりに表舞台へ登場し、パネッタ国防長官と会談したことによって、中国が、急速に事態収拾へ動き始めたようである。中国の傍若無人な領土拡張の欲望が、日米の素早い軍事行動によって、完全に封じ込められたと見ていい。尖閣に押し寄せるはずだった「1000隻の漁船団」は何処へ消えたのか。おそらく軍事衝突を恐れて、逃げたのだろう。中国の官制メディアは、依然として威勢のいい発言を繰り返し、習近平がパネッタ国防長官に、「米国は余計な口出しをするな。日本政府の尖閣国有化は茶番

・ 習副主席、尖閣で米に不介入要求 争い激化と日本非難 2012年9月19日 握手する米国のパネッタ国防長官(左)と中国の習近平国家副主席=19日、北京の人民大会堂(新華社=共同) 【北京共同】新華社電によると、中国の習近平国家副主席は19日、パネッ…

石原も日本外交も間違っていない。むしろ、中国の胡錦濤 (フーチンタオ)が、石原慎太郎の政治謀略に乗せられ、大失策を演じたと考えるべきだろう。戦争状態こそ日常である。平和時にも「戦争状態」は続いている。ただ見えないだけである。民間人が、長い時間をかけて築い上げてきた「日中友好」の輪を、愚かな政治家たちが、一瞬にしてぶち壊したという人も少なくないが、僕は勘違いも甚だしいと思う。経済交流も文化交流も、「国家」の前では無力である。それほど、近代の国民国家としての「国家」も「ナショナリズム」も強力で、且つ暴力的で

胡錦濤は引退を目前にして「日中戦争」への一歩を踏みだすのか?千隻に上る中国漁船が尖閣諸島海域に向かっているらしいが、日中対立の激化に慌てたのか、米国(パネッタ国防長官)も動き出したようだが、日中戦争は、即、米中戦争にもつながりかねない危険性を秘めていることは間違いない。もし、政府公認の中国漁船が日本の領海内に侵入してくるとすれば・・・。しかるに、米国では、「中国反日暴動デモ」のニュースは、ほとんど報道されていないようだ。何故、米国のマスコミは、「中国反日暴動デモ」を無視しているのか。実は、米国側も、事態の

・ (ウォール・ストリート・ジャーナル日本版‎) ■アジア歴訪中のパネッタ米国防長官は17日、尖閣諸島問題をめぐり対立がエスカレートする中国と日本に対し冷静な対応を呼びかける一方、中国政府は週末に各地で激化した反日デモを抑えようとする動きを示した…

今、中国で何が起こっているか。中国の反日デモは民主化革命へ転化する。中国の反日デモの暴徒化にうろたえて、「国有化の時期が悪かった」「もっと中国に配慮すべきだった」などと反省・後悔している日本人が少なくないが、これは、そういう問題ではない。日中対決は、避けて通れない道である。日中友好でも日中対話でも、もちろん経済交流でも文化交流でも、領土・国境問題は解決できない。むろん、いかなる手段によっても最終解決はあり得ない。しかし、放置して置くことも出来ない。中国政府と中国国民に「領土奪還」「領土拡張」「資源確保」の

・ ■緊急連絡ー「江古田哲学研究会」のお知らせ。今月は、9/21(金曜日)、午後7時からです。新しく参加希望の方は、メールで問い合わせてください。 http://form1.fc2.com/form/?id=593910 「江古田哲学研究会」のお知らせ。 ーーーーーーーーーーーーーーー…

新自由主義は新帝国主義である、と柄谷行人は言う。つまり現在は、植民地強奪競争の激化した19世紀末のレーニン型の帝国主義ではないが、「ヘゲモニー国家の衰退期に起こる新帝国主義の時代である。ヘゲモニー国家は、その衰退期には必然的に自由主義から新自由主義という帝国主義へ移行するからである。

日本側の国有化に対して、中国の反日デモや中国海洋調査船の領海侵犯など、尖閣諸島問題が先鋭化しつつあるが、これ等は、柄谷行人のいう「帝国主義の時代」的認識に依拠するなら、避けて通れない道だろう。柄谷行人は、現代を、19世紀末の帝国主義の時代…

右翼民族派組織「一水会」結成40周年記念大会にて。挨拶する「」一水会」代表の木村三浩氏。

「新右翼」という言葉でお馴染みの右翼民族派組織「一水会」結成40周年記念大会が、「アルカデイア市ケ谷」で開かれたのだが、マスコミや政界をはじめ、各界から物凄い人数が集まっていた。「右翼民族派」が思想的にも政治的にも、また社会的にも、市民権…

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・■拙著『それでも私は小沢一郎を断固支持する』について。 吉祥寺「啓文堂」書店で・・・。 ネット注文ご希望の方へ・・・・・・ようやくアマゾンの「在庫」が復活しました。以下の「★アマゾン★」でお求めください。 ↓↓↓ ★アマゾン★ ・

「生活保護」を「ナマホ」と呼び、「生命の尊厳」による死を推奨、そして「福島第一原発」を「第一サティアン」と呼ぶような石原伸晃という二代目政治家の不遜な語り方、鈍感な感性、そしてその怪しい目付きと挙動に、恐怖と不安を感じた。自民党も、いくら落ちぶれたとはいえ、こんな怪しい奴を、総裁選の有力候補にしていて大丈夫なのか。

火曜日の夜、サッカー中継を見た後、たまたまそのままつけっぱなしのテレビ朝日の「報道ステーション」に、自民党総裁選に立候補を表明したばかりの石原伸晃が登場して、インタビューを受けていたが、その雰囲気と話し方、目付き、挙動に、奇妙な違和感を感…

稲村公望氏が、10月1日に誕生する新会社「日本郵便」の副会長就任が決まったそうである。稲村氏は、郵政省出身で、日本郵政公社常務理事も勤めたが、 小泉郵政民営化に反対を貫き、常務理事職を追われたという経歴の持主だ。私は、政治心情はともかくとして、ともに鹿児島出身で、同世代ということもあって、かなり親しい間柄である。政権交代直後の「日本郵政」人事でも、郵政担当大臣に就任した亀井静香議員とも親しいことから、有力候補として話題になったが、何時の間にか消えてしまい、落胆したものだ。いずれにしろ、「稲村公望復活」は、

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国家主席就任目前の習近平に何があったのか?

尖閣諸島国有化をめぐって日中対立が激化し、温家宝首相までが「半歩たりとも譲歩しない」と激高し、日中の軍事衝突も予想されないわけではないような危機的な段階に来ているが、その一方で、中国国内では、次期国家主席就任が数週間後に迫っている習近平副…

日韓友好・日韓対話・日韓連携、それはアメリカの勝手でしょう。アメリカのポスト植民地主義的な東アジア戦略にとって日韓友好・日韓対話・日韓連携は必要不可欠と言うだけのことでしょう。しかし、日本にとって、特別それは必要なことではない。隣国同士が仲が悪いのは世の常。あえて友好だの対話・提携・連携と言い立てる時こそ危険である。にこやかに握手したことからも明らかなように、野田政府は、米国務長官の言いなりになるだろうが、おそらく日本国民の多くは、そうはいかない。一部の「ネット右翼」にとどまっていた「嫌韓」感情なるものが

・ 米国務長官、韓国大統領にも直接懸念を提起へ http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120908-OYT1T00740.htm 【ウラジオストク=山口香子】クリントン米国務長官が8日の野田首相との会談で、竹島問題を巡って緊張する日韓関係に言及し、関係改善を望む…

小沢なき民主党代表選挙に興味なし!!!

民主党も自民党も「近いうち解散」の約束などどこ吹く風で、もっぱら代表選や総裁選に大忙しのようだが、いずれにも興味はない。野田の対抗馬として細野豪志が代表選に出るのとか出ないとか、あるいは細野が辞退したとか、さらに田中眞紀子も辞退したとか、…

習近平、病気入院か? それとも政変で失脚か? 習近平が、中国を訪問中のクリントン国務長官との会談をキャンセルしたらしい。習近平に何があったのか。「習近平入院情報」も飛び交っているが、昨日は、北京空港を飛び立った米国行き飛行機が、「政府高官亡命」の情報で急遽、北京空港へ引き返したという。指導者交代を前にして、北京で何が起こっているのか?

尖閣問題に対する中国外務省の報道官の日本批判の「絶叫」を聞いていると、思わず笑ってしまう。誰かを恐喝しているつもりかもしれないが、口先だけのコケオドシに震えあがるのは、中国大陸に進出して、身動きできなくなっている企業家や財界人、あふるいは…

野田佳彦と中国政府の密約が明らかに・・・。中国人女性記者が暴露。「親書」の交換で何が「密約」されたのか?密約の真相は、これだ。「(日本)政府が(尖閣を)買ったうえで、何もしない、何も作らない、人も置かないっていうんだったら、 我々(中国政府)はこれ以上、尖閣について口出ししない」と・・・。

野田政府による「20億円」での「尖閣国有化」報道の裏で、野田佳彦首相と中国政府の間で取り交わされた「親書」をめぐって、かなり怪しい「密約」が明らかになってきた。石原慎太郎は、8月31日に行われた定例記者会意見で、次のような話をしていたらしい…

ナショナリズムなき「ゼニカネ主義」が国を滅ぼす。

かつて戦後日本蔑視論として「エコノミックアニマル」という言葉があった。国家の威信も威厳もなく、「金儲け」に邁進する日本と日本人の「ゼニカネ主義」を批判・蔑視した言葉である。その後、つまり冷戦終焉後、左翼の衰退や保守主義やナショナリズムの台…

石原慎太郎の「対中強硬論」を断固支持する!!!

野田政府と尖閣諸島の地権者との間で、尖閣諸島を、日本政府が「20億円」で買い上げるという契約が成立したという情報が流されている。これに対して、地権者からの買い上げ交渉や現地調査を強行するなど、当事者でありながら、蚊帳の外に置かれた石原慎太…

「橋下・大阪維新の会」政権の実態は「親米売国政権」になるだろう。

橋下現象・大阪維新の会の国政参加がいよいよ現実化しつつあるが、大阪維新の会の国政参加が具体化・現実化すればするほど、内部の不協和音や齟齬、あるいは分裂や対立が顕在化しつつあるように見える。はたしてテレビや新聞、週刊誌などのマスコミが騒ぎた…

朝日カルチャーセンター(立川教室)で、「はじめての小説創作塾」を開講しています。関心のある方は、以下をお読みの上、朝日カルチャーセンター事務局(042-527-6511) までお問い合わせください。

≪読むこと≫から≪書くこと≫へ 小説を書くためには、まずすぐれた小説を読むことから始めなければなりません。本居宣長は「やまとごころ」や「もののあはれ」を知りたければまず『源氏物語』を読めと言っています。つまり小説を読み、小説を書くことで、物の見…