文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

日中軍事衝突・日中戦争なし。中国は、日中軍事衝突を回避し、経済戦争・外交戦争に切り替えてきた。

日中戦争の引き金を中国が引くのではと思わせた尖閣諸島事件だったが、1000隻の漁船団を尖閣諸島に送り込むと恫喝しながら、官制デモを抑制し、同時に1000隻の漁船団を送り込むことを回避した時点で、今回の「日中軍事対立」は中国側の戦略的失敗に終わったことは明らかである。その後も、中国政府関係者は、日中国交回復40年記念式典の中止や国連での韓国との連携確認など、激しい情報合戦や恫喝を繰り返しているが、これらは明らかに、中国が、本格的な日中戦争や米中戦争に発展しかねない軍事対決を回避し、経済戦争、外交戦争、情報戦争に戦略転換したのだと見ていい。ところで、今回の尖閣諸島をめぐる軍事対決事件は、戦火を交えることなく終わったとはいえ、日本が、「戦争をする国」に変貌したことを意味する事件であった。これは、同時に、日本が、戦後、長く強いられてきた「謝罪外交の終焉」を意味している。つまり「戦争責任を謝罪する国」から「戦争の可能性を所有する国」への変貌は、日本が「独立国家」「普通の国家」になるためには必要不可欠な道である。言い換えれば、「対米自立」を目指すならば、「対中自立」も「対韓自立」「対台自立」も、つまり「謝罪外交からの脱却」も目指さなければならないということである。さて、自民党総裁安倍晋三元首相に決まったようだが、誰であろうと、自民党の政治家たちの多くは、安倍晋三を筆頭に「対中強硬論」を叫んでいるが、アメリカに対してはどうなのか。「対中強硬論」に異論はないが、それが同時に「対米隷属論」であるとすれば、元も子もないではないか。対中強硬論と同時に対米自立論でもなければ、日本が独立国家になったとはいえない。対中強硬論とは言っても、そもそも、中国が、尖閣の領有権を理由に、軍事的占領、そして本格的な戦争を仕掛けてきた時に、はたして戦争で対抗する気があるのか。とても安倍晋三にその度胸があるようには見えない。「弱い犬ほどよく吠える」という話の典型ではないのか。今、日本が直面しているのは、アメリカからの自立、そして中・韓・台からの自立(謝罪外交の克服)である。つまり本格的な独立国家への道である。今こそ、小沢一郎のような「腹の座った」「懐の深い」・・・政治家が、日本には必要なはずだが・・・。する必要のない戦争をしないためには、換言すれば国民に無用の戦争で無用の苦しみを与えないためには、いつでも戦争できる度胸と精神力、洞察力を持った強い政治的リーダーが必要なのだ。(続く)



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9月28日 シンポジウム参加のお願い(転載)

テーマ「小沢一郎政治裁判は何をもたらしたか」
 

      小沢一郎議員を支援する会
      http://minshushugi.net/activity/index.cgi?date=20120926  


初秋の候、皆様におかれましては、益々御健勝のこととお慶び申し上げます。既にお知らせしております当会のシンポジウムが、以下の要領で開催されます。皆様お誘い合わせの上、多数ご参加下さるようお願いします。


         記


日時   平成24年9月28日(金)午後6時から午後9時
     (午後6時00分開場、午後6時30分開演)
  
場   所   豊島公会堂
〒170-0013 東京都豊島区東池袋1?19?1 
    TEL:03?3984?7601

テーマ「小沢一郎政治裁判は何をもたらしたか」


講師       経済学者  植草 一秀
(予定)国会議員 参議院議員 森 ゆうこ     
(敬称略)    衆議院議員 川内 博史
         衆議院議員 小林 正枝
         衆議院議員 岡本 英子
         衆議院議員 三宅 雪子
         参議院議員 姫井由美子
              (他多数)
    有 識 者 文藝評論家 山崎行太郎
         元衆議院議員 二見 伸明
               三井環
               (他多数)  

入 場 料    なし (カンパ)
(事前申込不要 定員数になり次第受付終了)



(八重洲ブックセンター4fにて・・・。)


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