文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

国家主席就任目前の習近平に何があったのか?

尖閣諸島国有化をめぐって日中対立が激化し、温家宝首相までが「半歩たりとも譲歩しない」と激高し、日中の軍事衝突も予想されないわけではないような危機的な段階に来ているが、その一方で、中国国内では、次期国家主席就任が数週間後に迫っている習近平副主席の身辺に、異変が起きている模様だ。習近平は、訪中していたクリントン米国国務長官との会談をキャンセルしたのを手始めに、次々と外国賓客の会談をキャンセル、習近平の身辺に何らかの異変が起きていることは確実な情勢となっている。先日、北京空港では、米国亡命を企てようとした政府高官の乗った飛行機が途中で引き返すという事件もあった。北京空港事件の「政府高官」が誰であるかは明確ではないが、たとえ誰であろうと、北京政府で何か重大な政治的異変が起きていることは確実だろう。習近平に関する情報は完全に情報統制されている模様で、「水泳中、背中に傷を負った・・・」という情報が流されて以降、パタリと情報はなくなっている。
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[北京 11日 ロイター]


 複数の関係筋が11日に明らかにしたところによると、中国の次期最高指導者に内定している習近平国家副主席が療養中であることが分かった。水泳中に背中を負傷した可能性が高いとみられる。習副主席をめぐっては、1週間以上にわたり公の場に姿を見せていなかったことから憶測が広がっていた。

副主席は先週から、クリントン国務長官シンガポールデンマークの首相など外国要人との会談をキャンセルしている。

ただ中国政府は、指導部の健康問題について情報を公開しない慣例に従い、習氏の状況を明らかにすることを拒否している。

中国指導部に近いある関係筋は、先週同氏の不在が最初に認識された後に「習副主席は日課で水泳に出かけた時に背中をけがした」と述べた。この時はクリントン国務長官シンガポールのリー・シェンロン首相との会談がキャンセルされている。

同関係筋は、具体的な時間や場所など、けがについてこれ以上の詳細は明らかにしなかった。

また別の関係筋は、副主席に近い人々の言葉を引用し「具合が悪いが、大きな問題ではない」と述べた。

副主席の姿が見えないことについて公式説明がないことから、インターネットではさまざまな憶測が広がっている。10日の外務省の定例会見でも、負傷や交通事故などのうわさについて質問が寄せられた。

外務省の洪磊報道官は「この件についてはすでに何度も質問に答えている。新たな追加情報はない」と述べた。

習副主席は10日はデンマークのトーニングシュミット首相と会談を行う予定だったが、取りやめとなっている。デンマーク大使館の高官はコメントを控えた。

外務省のウェブサイトでは、最新の同氏の姿として、9月1日の北京での党関係セレモニーの様子が掲載されている。

<赤龍解体記>(82)習近平賀国強に「暗殺未遂説」 周永康が関与の噂も
大紀元日本9月10日】



米国本部の中国語サイト・博訊ネットは8日、習近平・国家副主席と賀国強中国共産党中央紀律検査委員会主任の両氏が、相次いで不審な交通事故に遭ったと報じた。これにより習氏は一時意識不明の重傷を負い、賀氏は重体とも伝えられている。

 博訊によると、4日夜、2台のジープが習氏を乗せた車両を追尾し、故意に衝突。後部シートに座っていた習氏は、すぐさま中国解放軍総医院の301医院に搬送された。一時、意識不明に陥ったが、現在、意識は回復しているという。

 その約1時間後、賀氏も不審な交通事故に遭った。同氏を乗せた車は大型トラックに追突され横転。賀氏も、習氏と同じ病院に搬送されたが、重体と伝えられている。

 博訊ネットは消息筋の話として、中央指導部はすでに事件に関する情報を入手していると伝えた。それは、薄煕来氏を支持する軍隊と警察関係の勢力が、胡錦濤主席、温家宝首相、習副主席、賀紀律検査委員会主任らの、薄氏に対する処罰に不満を持ったため、秘密裏に暗殺計画を実行したという衝撃的な内容だ。

 前出の4人の中で、胡主席と温首相の警備に比べて習氏と賀氏の警備はわりと緩やかであり、この2人が暗殺のターゲットに定められたのではないかと同サイトは伝えている。現在、事件に関わった2人の軍人が拘束され、取り調べを受けているという。

 また指導部の中には、政治局常務委員の周永康氏が事件に関わりがあるとして、彼に説明を求めるべきと主張する者もいる。周氏は7日に大連で開催され、出席を予定していた「全国公安庁局長座談会」に出席せず、文章だけが読み上げられた。

 現在、この「習・賀暗殺計画」に関連する情報は厳密に封鎖されている。両氏が入院しているとされる病院は厳重警戒が敷かれており、多くの患者は他の病院に移動している。また、新しい患者の受け入れも行っていない。それに伴い「中央の他の指導者への警備も一段と厳しくなった」と同サイトは伝えている。

 あまりにも衝撃的なこの記事は、サイトからまもなくして閲覧できなくなった。その理由は不明だ。しかし、この情報は米国などに本部を置く他の中国語系メディアの間で大々的に伝えられている。

 米政府系メディア・ボイスオブアメリカは、姿を見せていない習氏について、「水泳中に負傷した」「クリントン氏を戒めるために会談を直前でキャンセルした」「国民教育課程の導入が発端に起きた香港市民のデモ処理に当たっていた」などの諸説を紹介していた。

 指導者らの動向が政局を分析する手がかりとなる中国で、聞き耳をそばだたせるような憶測や噂話がインターネットで飛び交うことは珍しくない。「真相が隠されているから、憶測が飛び交っている。早く真実を伝えてほしい」という市民の声が高まっている。

(翻訳編集・呈工/高遠)
 (12/09/10 17:56)                   

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