新自由主義は新帝国主義である、と柄谷行人は言う。つまり現在は、植民地強奪競争の激化した19世紀末のレーニン型の帝国主義ではないが、「ヘゲモニー国家の衰退期に起こる新帝国主義の時代である。ヘゲモニー国家は、その衰退期には必然的に自由主義から新自由主義という帝国主義へ移行するからである。
日本側の国有化に対して、中国の反日デモや中国海洋調査船の領海侵犯など、尖閣諸島問題が先鋭化しつつあるが、これ等は、柄谷行人のいう「帝国主義の時代」的認識に依拠するなら、避けて通れない道だろう。柄谷行人は、現代を、19世紀末の帝国主義の時代、つまりこれを日本を中心に考えると、日清戦争、日露戦争の時代だと言うわけだが、そういう意味で、今、領土問題や国境問題が台頭してきたのは歴史の必然だと言っていいだろう。
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