文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

今日(4/30)は、これから台湾に行きます。台湾では、淡江大学というところで、「林芙美子と台湾」というシンポジウム、研究会に出席の予定。同行の山下聖美先生が研究発表。4日に戻ります。ところで、今、「孫崎享批判」を特集しています。僕の「孫崎享批判」は、綿密なテクスト・クリテイックと実証主義的分析と論証に基づいています。荒唐無稽な嫉妬や感情論にもとずく批判ではありません。そのうち明らかになるでしょう。しかしそれにしても馬鹿が多すぎる。僕の「孫崎享批判」に対して、たいして本も読まないような文盲連中が、「感情論」

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孫崎と手を切らない限り、小沢一派に明日はない。

そもそも定年退職老人・孫崎某に「反米自主外交」を説く資格があるのか?あるいは、「反米独立戦争」の気概はあるのか?独立戦争の「ゲリラ兵士」に志願する根性はあるのか?定年退職老人で年金暮らし、そして高見の見物を決め込んでいる孫崎に、その気概も…

新著『保守論壇亡国論』に「江藤淳インタビュー」も収録予定です。

かなり昔のことだが、まだ元気溌剌で、旺盛な言論活動を続けていた頃の「江藤淳」先生に、今は亡き文芸雑誌「海燕」の企画で、インタビューしたことがあった。タイトルは、「『思想と実生活論争』をめぐって」。その日は、ちょうど、三田出身で始めての総理…

孫崎享とマイケル・グリーン(2)

孫崎享が、マイケル・グリーンを好意的に紹介しているのは『日米同盟の正体』(講談社現代新書、2009/3/20)でも同じである。しかも、一度や二度ではない。孫崎享は、しきりに「戦略的思考に弱い日本」「無知無能の日本人」を強調しながら、つまり日本人の戦略…

今日は野暮用で丸の内に行ったついでに、丸の内界隈を散歩して見た。日頃、あまり足を踏み入れることのない地域なので、以前がどうだったかはよくわからないが、大きく変貌したようだ。オフィスビルが次々と建て替えられ、街全体が綺麗になっている。以前はこの界隈や永田町、霞が関・・・などを歩くのが嫌で、そそくさと負け犬のように立ち去ったものだが、今日は余裕で歩くことが出来た。何故だろう。この余裕は何処から来るもだろう。高校や大学の同級生たちが、定年退職その他でこの界隈からいなくなったからだろうか。それとも僕が年老いて鈍感

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読者からのコメント。 僕が「孫崎論」を始めてから「孫崎擁護」の立場の人から、時々、怪しいコメントが寄せられるようになった。幼稚なものばかりだったので無視していたが、最近、気になるコメントがあったので、以下に掲載しておく。

西澤一光 「孫崎がダブルスパイという人少なくない」というような汚いイメージ戦略使うとは、いったい誰から金が出てる!それで知識人とよく自称することだ。佐藤優がイスラエルロビーやモサドとつながっていることのほうがよほと有名じゃないか。きみはそれ…

孫崎享とマイケル・グリーン。

「マイケル・グリーン」と言えば、おそらく政治にちょっと関心のある人なら、「知らぬ人はいない」だろう。もちろん本職は「日本研究者」であり、とりわけ「日米安保論」の研究者である。日本滞在歴も長く、日本語も達者で、一時は「岩手日報」記者だったこ…

「渋谷TPP絶対反対デモ」にて。

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孫崎享の「間違い」と「嘘」を暴露する。佐藤優氏の論文「尖閣諸島、北方 領土をめぐる孫崎享氏の奇妙な見解」(「伝統と革新」10号、平成25年1月10日)は、今、現在の、我が国が直面している大問題、「尖閣諸島問題」と「北方領土問題」における孫崎享の「間違い」と「嘘」を指摘、暴露している。それにしても、孫崎享は、何の目的で、こんな見え見えの「間違い」と」「嘘」を垂れ流すのか?そして多くの読者は、あるいは政治家や政治ジャーナリズムは、それを許しているのか?無知、無学、それとも知的怠惰?日本の「第二の敗戦」の根本問

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本日は、レッドアロー号で秩父の羊山公園に向かっています。芝桜見学。車内で、佐藤優氏の「孫崎享批判」の論文を熟読中。孫崎の言説には「間違い」と「嘘」が多すぎることが分かる。(続く)

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渋谷デモ行進中。

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渋谷駅前で、「TPP断固反対デモ」の前の演説会。15:00から宮下公園から渋谷TPP断固反対デモ開始。

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CIAと孫崎享。昨日、池袋で、某雑誌の編集者と話す機会があったが、話題は自然に孫崎享の話になった。その若い編集者も孫崎享の政治的言動に関心があるらしく、別の雑誌を持参してきた 。その雑誌には佐藤優氏の「孫崎享批判」が載っていた。そこには 、予想していたこととはいえ、驚くべきことが書かれていた。CIAと孫崎享の「繋がり」である。現在 の孫崎享は「反米自立派」を装っているが、少なくとも、ある時期まではCIAと密接な関係にあったらしい。

佐藤優氏は、オピニオン雑誌「伝統と革新」10号(平成25年1月10日)に、こう書いている。 筆者は孫崎氏と個人的に面識がある。筆者が外務省国際情報局分析第一課で主任分析官をつとめていたとき、孫崎氏は国際情報局長だった。当時の孫崎氏は、CIA(米中央情報…

■緊急連絡■「江古田哲学研究会」からのお知らせ。今月の「江古田哲学研究会」は、第3土曜日、4/20(土曜日)、午後6時30分からです。いつもより30分遅れです。新しく参加希望の方は、メールで問い合わせてください。「柄谷行人の『哲学の起源』を読む」「小沢一郎の憲法改正論」「孫崎享の吉田茂・重光葵論」などをやります。

■■■■■ ★ 「江古田哲学研究会」の場所は、池袋駅東口。「ルノアール」(ビックカメラ裏)地下会議室(1号室)。会費はコーヒー代のみ。懇親会あり(学生は1000円)。 ★ 柄谷行人の『世界史の構造』の続編『哲学の起源』を読みながら、同時に現代政治分析、現代思想…

「4/21渋谷ーTPPを断固拒否する国民行動」に参加します。

TPP加入を絶対的に拒否する国民による自主的運動です。 4・21(日)渋谷 TPP断固反対! 自民党公約違反糾弾デモ 当日演説会のお知らせ 4月21日(日曜)15時よりの【TPP断固反対! 自民党公約違反糾弾デモ】に先立ち、正午より、渋谷駅ハチ…

孫崎享の政治的立場と小沢一郎の政治的立場は異なる。極端な反米主義者・孫崎享の政治思想と、親米自立派の小沢一郎の政治思想を混同してはならない。しかし、多くの小沢一郎支持者たちは、孫崎が「小沢政経フォーラム」での講演や、孫崎が小沢一郎支持・擁護を表明していることなどから、混同しているように見える。小沢一郎も反米主義者だと錯覚している。当然、僕の孫崎享批判の真意も理解できない。それは、本を読まない、自分の頭で考えていないからだ。(続く)

・ (続きは、『思想家・山崎行太郎のすべて』が分かる!!!有料メールマガジン『週刊・山崎行太郎』(月500円)でお読みください。登録はコチラから→http://www.mag2.com/m/0001151310.html 最高裁の罠作者: 志岐武彦,山崎行太郎出版社/メーカー: ケイアンドケ…

吉田茂と重光葵---孫崎享の『戦後史の正体』と有馬哲夫の『CIAと戦後日本』を比較しながら読んでみよう。すでに書いたように孫崎は、吉田茂と重光葵を比較して論じている。吉田茂の「対米追随路線」を厳しく批判・罵倒し、逆に重光葵(まもる)を、対米「自主路線」を貫いた気骨ある政治家として絶賛している。はたしてこの単純明快な二元論は正しいのか。それとも孫崎の妄想なのか。あるいは孫崎の政治的な謀略と意思を秘めた出版戦略なのか。

孫崎はこう書いている。 私は1966年に外務省に入りました。最初に英国陸軍学校に派遣され、(中略)その後ソ連に五年、()イラクとイランにそれぞれ三年ずつ勤務しました。()その間、東京では主として情報分野を歩き、情報部門のトップである国際情報局長もつと…

緊急連絡ー「江古田哲学研究会」からのお知らせ。

■緊急連絡■ 「江古田哲学研究会」からのお知らせ。 今月の「江古田哲学研究会」は、第3土曜日、4/20(土曜日)、午後6時30分からです。いつもより30分遅れです。新しく参加希望の方は、メールで問い合わせてください。「柄谷行人の『哲学の起源』を読む」「小…

思想家、言論人、学者・・・は「政治」の奴隷ではない。しかし残念ながら、多くの思想家、言論人・・・は、かって「政治」の犬であり、奴隷であった。「同伴者」「同伴知識人」「御用文化人」「御用学者」という言葉もある。今も、多くの思想家、言論人はそうかも知らない。

しかるに、「自立」「自立の思想」とは、思想家、言論人の「政治からの自立」ということが第一義であった。ところで、日本では、右であれ左であれ、「文学者」「作家」「文芸評論家」・・・が「政治評論」「政治ジャーナリズム」の世界で中心的役割を果たし…

何故、政治家の言葉は国民大衆の無意識にまでとどかないのか。それは国民大衆が馬鹿ではないからだ。大衆は、政治家よりも敏感に物事の本質を捉えているのだ。国民大衆を「無知な愚衆」と見下げた時点で、終わっている。孫崎享は、日本人、及び日本国民を、「戦略的思考の出来ない愚民」とみなしている。元外交官、元防大教授・孫崎享の情報分析は「本質的」ではない。だから説得力がない。

孫崎享の『戦後史の正体』と有馬哲夫の『CIAと戦後日本』を読み比べよ。重光葵(しげみつまもる)への評価が、180度異なる。どちらが正しいのか、ではない。孫崎享が有馬哲夫の『CIAと戦後日本』を読んでいなおことが問題なのだ。有馬哲夫の本は3年前に出てい…

昨日の午後、1時頃、外に出て見ると、機動隊が、我が家を取り囲んでいるではなか。????。車で出ようとすると、 どの道も封鎖されている。いったい、何事がおこったのか。「僕は何も悪いことはしていないのにーーー」。近くの文化センターの方を見ると、さらに機動隊の数は増えている。ああ、そうか。文化センターに天皇陛下でも来るのか。しかし、天皇陛下がこんなところに来るはずはない。しばらくして、謎は解けた。参議院選挙のための「日本共産:党演説会」だった。(続く)

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有馬哲夫・早大教授の『CIAと戦後日本』を読むと、孫崎享の『戦後史の正体』の「いかがわしさ」がよく分かる。

吉田茂と重光葵の関係である。孫崎享は、『戦後史の正体』で、重光葵を、戦後の反米自立、自主外交の旗手として持ち上げている。そして重光葵に対して、吉田茂を対米従属派の元祖として批判・罵倒している。しかるに、重光葵の実態は? 有馬哲夫の『CIAと戦…

■緊急連絡■「江古田哲学研究会」からのお知らせ。今月の「江古田哲学研究会」は、第3土曜日、4/20(土曜日)、午後6時30分からです。いつもより30分遅れです。新しく参加希望の方は、メールで問い合わせてください。「柄谷行人の『哲学の起源』を読む」「小沢一郎の憲法改正論」「孫崎享の吉田茂・重光葵論」などをやります。

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鳩山政権の迷走・失政の裏に孫崎某の「戦略なき戦略論」あり。

孫崎は、『日米同盟の正体』(講談社現代新書)で、執拗に戦略論や謀略戦を重視していると書いている。では、孫崎自身は、戦略や戦術、謀略にたけているだろうか。孫崎の戦略論は、実践(実戦)ではなんの役にもたたない「机上の空論」である。鳩山由紀夫民主党…

「GHQ焚書」訪問記

「GHQ焚書」の蒐集家・研究家の澤 龍氏の書斎、蔵書、そして澤氏のエッセイが「歴史通」5月号に掲載されています。ご一読を。 ★ 嵐の前の一杯。鎌倉駅前の某焼き鳥屋で。 ★ 「GHQ焚書」見学を前に記念撮影。 ★ 鎌倉駅前の喫茶店で。稲村氏と。稲村氏が持参し…

孫崎享『戦後史の正体』論ー『負け犬の遠吠え』の政治学。

僕の「孫崎享批判」の書き込みに対して、次元の低い罵倒を繰り返す愚かな連中がいる。実は、僕の「孫崎享論ー『負け犬の遠吠え』の政治学」は、近刊予定の「保守論壇亡国論」の一部に収録するものだ。孫崎的な、単純素朴・稚拙な「反米親中主義」的思考が、…

小沢一郎と中国、小沢一郎と米国。北朝鮮によるミサイル発射予告の迷走・暴走を初め、日本をとりまく尖閣問題、竹島問題・・・など、東アジアの政治的、軍事的「緊張」が高まっているが、各国の指導者たちを眺め回してみると、いずれも力不足で、解決のメドは立ちそうもない。そこで、国際政治的見地から見ても、唯一の政治指導者らしい能力と資質を有する指導者、「小沢一郎」という政治家を担ぎ出そうという動きが、米・中双方から出てきたようだ。当然だ。小沢一郎は死なず。

サンデー毎日の最新号(4月21日号)が「爆弾スクープ」と銘打って、小沢一郎氏の近況を伝えている。日本が見捨てても、世界が小沢一郎に注目しているというのだ。見出しは、「習近平が小沢一郎にかけた『3回の電話』(全真相)」「安倍政権を揺さぶる『米中…

先週土曜日、「GHQ焚書」を取集・研究しいている鎌倉のA氏宅を訪問したが、そのA氏から、昨日、電話があった。「歴史通」5月号に、A氏の書斎が紹介されているという。一緒に訪問した稲村公望氏が、早速、「歴史通」5月号を手にいれたらしく、Facebookで紹介している。

■■■■以下引用■■■■ 稲村公望今日発売の歴史通五月号を買い求めた。GHQ「焚書図書」個人蔵全公開という、記事が掲載されている。それを解説して、菅沼光弘氏が、「焚書」に呪縛される人たちという記事を書いている。しかも、主権回復記念日特集と銘打っている…

孫崎享の『戦後史の正体』その他は、学問的には相当いかがわしい、つまり、かなり怪しい「政治的プロパガンダ文書」である。

先週、土曜日、大嵐の天気予報が出ていた日に、稲村公望氏に誘われて鎌倉に行ってきた。戦後、米占領軍の行った情報弾圧、情報統制の対象となり、いわゆる「GHQ焚書」となった書物を、個人で収集し、保管し、研究分析しているA氏宅を訪問するためである。鎌…

「孫崎享批判」を続ける。ちょうど僕が「孫崎享批判」を始めた日、孫崎享は、小沢一郎政経フォーラム(?)とかいうところで、講師を勤めていたようだ。無論、僕は、小沢一郎や小沢一郎フォーラム、あるいは小沢一郎系の政治家たちを批判したかったわけではない。しかし、いずれにしろ、マスコミやジャーナリズムで一時的に持て囃されているとはいえ、孫崎享の政治的言動を単純素朴に「信用」「信奉」するのもどうかと思われる、と言いたいだけだ。

孫崎享の書いた文章、テクストを厳密に読むと、数々の疑問が湧いてくる。たとえば、『アメリカに潰された政治家たち』の冒頭に、3・11以後、国会周辺を取り囲み、マスコミも派手に取り上げた「原発再稼働反対」の「官邸デモ」について書いている。特に「60年…