文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

有馬哲夫・早大教授の『CIAと戦後日本』を読むと、孫崎享の『戦後史の正体』の「いかがわしさ」がよく分かる。

吉田茂重光葵の関係である。孫崎享は、『戦後史の正体』で、重光葵を、戦後の反米自立、自主外交の旗手として持ち上げている。そして重光葵に対して、吉田茂を対米従属派の元祖として批判・罵倒している。しかるに、重光葵の実態は? 有馬哲夫の『CIAと戦後日本』によると、重光葵はとんでもない政治家だったということになる。果たしてどちらが正しいのか。それにしても不可解なのは、孫崎享の『戦後史の正体』に、有馬哲夫の『CIAと戦後日本』への言及がないことである。何故なのか。意図的に無視・隠蔽しているのか。それとも読んでいないのか。「情報のプロ」「安全保障のプロ」「日米関係のプロ」としては、失格である。それこそ致命的失策ではないのか。(続く)



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新丸ビルのカフェバーから東京駅ビルを眺めつつビールを飲み、『CIAと戦後日本』と『戦後史の正体』を読む。