文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

鳩山政権の迷走・失政の裏に孫崎某の「戦略なき戦略論」あり。

孫崎は、『日米同盟の正体』(講談社現代新書)で、執拗に戦略論や謀略戦を重視していると書いている。では、孫崎自身は、戦略や戦術、謀略にたけているだろうか。孫崎の戦略論は、実践(実戦)ではなんの役にもたたない「机上の空論」である。鳩山由紀夫民主党初代首相の迷走・失政ぶりは記憶に新しい。鳩山首相が「首相辞任」のおり、親指を突きだして、「私も辞めますが、小沢幹事長にも辞めてもらいます。」という、政権崩壊の責任を小沢一郎に転嫁するような発言をした時が、民主党政権の大きな「転換点」だった。鳩山は沖縄米軍基地移設問題で失敗したのである。さて、その鳩山政権の沖縄米軍基地問題失政の裏に「孫崎某」がいたのだそうである。失敗するのも当然だろう。孫崎には、「戦略論はあっても戦略はない」からである。『日米同盟の正体』を読むと、「日本には戦略論がない」「日本人は戦略・謀略に無知だ」というようなことが、繰り返し繰り返し、「馬鹿の一つ覚え」のように強調されている。つまり、「自分だけは違う。自分は戦略・謀略の専門家だ」と言いたいのだろう。しかし、貧相なインテリ顔の孫崎の人相を見るまでもなく、孫崎に「戦略・謀略」ができるわけがない。せいぜい年金暮らし老人たちの居酒屋談義レベル以下の「印象論」「陰謀論」があるだけだろう。
そもそも、孫崎のように、日本、及び日本国民の知的能力と文化的成熟度を過小評価し、自分の理解能力を省みることもせず侮蔑した上で、「上から目線」の説教調で教訓を垂れるような文章を書く人に、ろくな文化人はいない。三流文化人の証明である 。孫崎某も例外ではない。僕の尊敬する文化人にはそういう人はいない。小林秀雄吉本隆明江藤淳も、その手の三流文化人ではなかった。その手の三流文化人を徹底的に批判することから始めた。孫崎は、『日米同盟の正体』の末尾に、自分の娘が米国の大学院博士課程に在籍し、米国20世紀文学を専攻している例を出して、「文献の読み方」を、日本人に向かって説教している。曰く、100冊から200冊の専門の基本文献を読むことから始める。基本文献の消化が不十分だと判定されれば、博士論文の執筆に移行できない、と。米国の大学教育はスゴイぞ、と。孫崎父子の「文献の読み方」は質より量らしい。すっかり「アメリカ文化」に洗脳されている。(続く)





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