文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

石川裁判とゴビンダ裁判。いわゆる「東電OL殺人事件」のゴビンダ裁判で、逆転有罪の「冤罪判決」を下したことで知られる裁判官・飯田喜信だが、その冤罪判決の一翼を担った冤罪裁判官・飯田喜信が、石川裁判の裁判長と言うのも笑わせるが、この飯田喜信という裁判長は、肝心の「水谷建設から一億円献金」という検察側のストーリーを否定するような証拠・証言類を、一切却下し、最近、結婚した石川夫人の証言だけを認めたのだそうである。この飯田喜信という裁判官は、新婚の石川夫人の顔でも見たかったのか。それにしても不可解だ。これは、初めか

・ *2/20(水)は、阿佐ヶ谷ロフトの『最高裁の罠』出版記念イベントに集結しよう!!! 石川知宏議員も出席します。 ■2/20(水)、阿佐ヶ谷ロフトでの『最高裁の罠』出版記念イベント。(「月刊日本」主催)「2013年日本政治の大問題 〜最高裁、そして選挙制度…

石川裁判、陸山会裁判とは何であったか?典型的な政治裁判であって、証拠も証言もなしに、「推認」という名の裁判官の勝手な思い込みにもとずいて有罪判決を下そうとしている。しかも、「訴因変更」である。こんなデッチ上げ裁判が、許されていいいはずはない。3/13まで、裁判官を監視しつつ、あらためて石川裁判という国策政治裁判の闇を暴露・検証してみよう。無論、安倍晋三内閣も、この国際謀略と政治裁判がなければ、成立しなかっただろう。安倍内閣は後ろ暗い政権である。

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石川裁判のデタラメを監視せよ!!! 石川裁判こそデタラメな政治裁判である。昨日、石川知裕衆議院議員の陸山会裁判の最終尋問が行われたが、裁判は、まったく、これが日本の裁判か、と思わせるような「はじめに冤罪ありき」のデタラメな政治裁判。こういうデタラメな政治裁判が許されるならば、裁判など必要ない。つまり日本は無法国家である。石川知裕衆議院議員の裁判の裁判長は飯田喜信。つまり最終尋問は、例のゴビンダに逆転有罪判決を下し、冤罪で10数年も塀の中に閉じ込めることになったトンデモ裁判官の元で行われた。国際的な冤罪裁

・ ■陸山会事件、石川議員の控訴審が結審…3月判決 小沢一郎・生活の党代表(70)の資金管理団体「陸山会」の土地取引を巡り、政治資金規正法違反(虚偽記入)に問われ、1審・東京地裁で有罪となった同会元事務担当者・石川知裕衆院議員(39)の控訴審…

小沢一郎が正式に「生活の党」新代表に選出され、政治の世界に活気が戻って来ました。やはり、小沢一郎が必要なのだ。ところで、それなりに、安倍晋三も頑張っていますが、なんせ安倍晋三さんには、政治家らしい誇りと貫禄、風格がありません。安倍特使として、親書をたずさえて中国を訪問した公明党の山口某にはさらに、それはありませんね。昨日か一昨日の、中国の新国家主席・習近平に対する振る舞い方は、明らかに貫禄負け、属国化した日本の三流政治家の卑屈さが、よく出ていました。保守論壇やネット右翼の皆さん、ざんねんながら、あれが「安

・ 代表に選出された衆議院議員・小沢一郎氏のスピーチ全文 ただ今は,ご出席の皆さまの総意を以って新しい出発にあたって党の代表をということで,ご推挙を賜った訳でありますけれども,この皆さまのご推挙を引き受けるにあたりまして,わたくし自身,何人…

「されど小沢一郎は決して死なず。」 先の衆院選で惨敗した小沢一郎が、小沢グループを再結集した「生活の党」の新代表に就任し、体制を整え、反撃を開始した。まだ、小沢一郎の反撃に、半信半疑の人々も少なくないだろうが、しかし、確実に反撃体制は整えられつつあると見ていい。小沢一郎は、新代表就任と共に記者会見を行い、次の参院選に向けての戦略の一端を公開している。すると、ただちにマスコミや、他の各野党の面々が、小沢一郎の野党連合構想を批判し、小沢一郎を拒否する姿勢を示し始めた。相変わらず政治的センスのない連中である。所

■小沢一郎発言から。 「今までもこれからも陰に隠れているつもりはないが、私が先頭に立てばご承知の通り批判の矢面にたたされる。自分はいいが皆さんが困るのではと悩んだ。ただ推挙していただいた皆さんはその事も十分承知しているものと思う。」 「今まで…

小沢一郎新代表でスタート。再度、政権奪取を目指す。無論、『それでも私は小沢一郎を断固支持する』だ。すると、小沢一郎を批判・揶揄する有象無象の輩が、湧いて出始めた。産経新聞を筆頭に、みんなの党の江田けんじとか小野次郎とか。笑うしかない。

・ ★小沢新代表「政権奪取」…生活の党結党大会 生活の党は25日、都内の憲政記念館で結党大会を開き、小沢一郎新代表(70)を正式決定した。小沢氏は記者会見で「もう一度政権奪取を目指す」と表明。 28日召集の通常国会前に新たな体制を整え、夏の参院…

新代表小沢一郎氏を中心に、谷亮子議員の掛け声で「ガンバロウ三唱」

今日の党大会で、小沢一郎が「生活の党」代表になるらしい。それを警戒しているのかどうか、無知無学を絵に描いたような幼稚な、紋切型の「小沢一郎批判」を繰り返す馬鹿が、産経新聞を筆頭に後を絶たない。誰も読まない倒産寸前の産経新聞はともかくとして、小野次郎という三流泡沫政治家が、訳知り顔に、「小沢一郎は選挙目当てに新党を作ったり壊した・・・」とかなんとか言って批判しているのには、笑った。選挙を目前に、新党立ち上げや選挙協力に全力を傾けるのは政権獲得を目指す一流政治家の当然の勤めでははないか。何を寝ぼけているんだ、

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アベノミクスに群がる経済学者やエコノミストたちの知能指数・・・。昨日まで、「バラマキ批判」や「公共投資批判」「財政悪化批判」・・・などを繰り返していたはずの「経済学者やエコノミストたち」が、このところ、一斉に「アベノミクス礼賛」に転じつつあるが、いったい、彼らの経済学者やエコノミストとしての「知」は、どうなっているのか。3.11以後、原子核物理学者たちが、「原子力ムラ」を形成して、政治や財界に「迎合」「追従」「隷属」している実態が暴露されたばかりだが、アベノミクスに群がる経済学者やエコノミストたちを見てい

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「不正選挙問題」とは何だったのか。今回の衆院選の結果を受けて、多くの人から、「不正選挙問題」を指摘されたが、僕自身は、それを、実際に見た訳ではないので、半信半疑だったが、あまりにも多くの具体的な見聞記を読んでいるうちに、その可能性が否定できないと確信するに至った。「国家の罠」「検察の罠」「最高裁の罠」・・・。そして「選挙の罠」という訳だ。そこで、不正選挙に関するコメントを紹介したり、告訴の動きまであるらしいことを告知したりしたが、僕自身は積極的にこの問題に深入りするつもりはなかった。今も、その姿勢に変化は

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経済学者たちは信用できるか? 安倍新首相の提唱する「アベノミックス」とともに、経済学者とかエコノミストと称する連中がまたまた騒ぎ始めているが、アベノミクスに賛成するにせよ、反対するにせよ、彼らの言動は「信用」できるのか? 経済学者の浜田宏一と野口悠紀夫が、NHKの日曜討論で、かなり激しく論争したらしいが、そしてその論争が「浜田が野口を論破した」とか言って話題になっているようだが、僕に言わせれば、「くだらない」の一言に尽きる。そもそも、国家の経済政策と国民の生活を、経済学者やエコノミストと称する連中が「云々

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本日、メルマガ『週刊・山崎行太郎の毒蛇通信』97号を発信しました。先の衆議院選挙での大敗北以来、意気消沈していましたが、ここに来て、少し、やる気が回復して来ました。「創造のためには先ず『虚無』を必要とする」と、「ランボー論」で小林秀雄は書いた。『虚無』とは何か。柄谷行人と小沢一郎がダブって見える。二人は、この『虚無』を共有しているからだ。分からないことが分かっていくことが「学問」ならば、分かっていることが分からなくなるのが「哲学」だ。哲学的思考もまた、まず、『虚無』を必要とするということだ。政治家もまた、

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柄谷行人の『哲学の起源』を読みながら・・・。昨日の「江古田哲学研究会」は、場所を江古田から池袋に移して初めての勉強会で、心配したが、案ずるよりも産むがやすし、という訳で、無事に終えた。「月刊日本」の尾崎氏を初め、東京11区から立候補した橋本氏や東京1区から立候補した某氏なども参加し、かなり盛況であった。これから、毎月、『哲学の起源』を読みながら、目先の政策論や情勢論ばかりではなく、深く広く、物事を原理的に考える力、習慣、能力を鍛えていくつもりだ。目先の政策論や情勢論ももちろん大事だ。しかし、そこにとどまる

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「江古田哲学研究会」からのお知らせ!!! 本日、1月19日、第三土曜日、午後6時 から8時まで。池袋に場所を移して行います。「ルノアール」池袋パルコ横店(東口、ビックカメラ裏)、地下1F会議室。今日のテキストは、柄谷行人の新著『哲学の起源』の中の「『世界史の構造』から『哲学の起源』へ」。コピーを用意しておきます。終了後、簡単な懇親会。(今月から、場所や時間などが変わります。ご注意ください。)

何故、今、柄谷行人を読むのか?それは、目先の政策論や情勢論には、何か、大事なものが欠如しているからだ。大事なものとは、「深く考える力」である。「深く考える力」とは、言うはやすいが、それを実践するのは決してたやすくはない。もし、人が「深く考…

2/20(水)、阿佐ヶ谷ロフトでの『最高裁の罠』出版記念イベント。(「月刊日本」主催)「2013年日本政治の大問題 〜最高裁、そして選挙制度」のお知らせ。

・ 2/20(水)阿佐ヶ谷ロフトでの『最高裁の罠』出版記念イベント。(「月刊日本」主催。) 「2013年日本政治の大問題 〜最高裁、そして選挙制度」 【出演】 山崎 行太郎(本書著者・文芸評論家) 鈴木宗男 (新党大地代表、元衆議院議員) 平野 貞夫(元参議院…

今日は、此経啓助・日大芸術学部教授の最終講義。明治維新前後の墓標の歴史について。明治維新の志士たちは、墓標を仏教式から神道式へ変更したが、それには限界があった。神道が「国教」となりえず、「国家神道」にとどまった理由でもある。

■中江藤樹の墓(神道) ■高杉晋作の墓 ■大久保利通の墓 ■前田利家の墓。仏教から神道へ。 ・ (続きは、『思想家・山崎行太郎のすべて』が分かる!!!有料メールマガジン『週刊・山崎行太郎』(月500円)でお読みください。登録はコチラから、http://www.mag2.com/…

反米独立戦争の覚悟なしに対米自立なし。安倍首相の「訪米」は中止になったらしいが、これは、アメリカの意思(拒否)だろう。安部政権の反米体質を、つまり憲法改正、国防軍、TPP不参加、デフレ脱却・・・を、アメリカが嫌がっていることを意味している。特に安部政権の「TPP不参加」の気配を感じ取っているからだろう。安部政権の支持率がかなり高いらしいが、それは,日本国民の「TPP不参加」と「反米体質」への期待感が高いと言うことだろう。言い換えれば、安部政権が、菅直人や野田佳彦のように米国に全面的に「屈服」すれば、たちま

「江古田哲学研究会」からのお知らせ!!! 1月19日、第三土曜日、午後6時 から8時まで。池袋に場所を移して行います。「ルノアール」池袋パルコ横店、地下会議室。終了後、簡単な懇親会。(今月から、場所や時間などが変わります。ご注意ください。)

何故、今、柄谷行人を読むのか?それは、目先の政策論や情勢論には、何か、大事なものが欠如しているからだ。大事なものとは、「深く考える力」である。「深く考える力」とは、言うはやすいが、それを実践するのは決してたやすくはない。もし、人が「深く考…

「みんなの党」幹事長の江田憲司氏のポピュリズム的「小沢一郎批判」を哂う。「未来の党」の分党騒動後の「政党助成金」の行方に関して、またまたマスコミ主導の「小沢一郎バッシング報道」が繰り返されているが、興味深いのは、「みんなの党」幹事長の江田憲司氏までが、マスコミ受けを狙ってか、選挙民向けのリップサービスか知らないが、無知、不勉強丸出しの「小沢一郎批判」を反復・模倣している。江田らの中小政党「みんなの党」は、ちゃっかり「政党助成金」をもらっているくせに、あたかも「政党助成金」などもらっていないかのごときポピュ

みんなの党の江田憲司幹事長(衆院8区)は8日の会見で、日本未来の党の分裂に伴い小沢一郎氏ら生活の党が8億数千万円(今年分)の政党交付金を受領する点について、「政治家の矜持(きょうじ)が 、少しでもあるなら返上してほしい」と語った。 日本未来…

「江古田哲学研究会」からのお知らせ!!!

1月19日、第三土曜日、午後6時 から8時まで。池袋に場所を移して行います。ルノアール池袋パルコ横店、会議室。終了後、簡単な懇親会。(今月から、場所や時間などが変わります。ご注意ください。) (今月から、場所や時間などが変わります。ご注意ください…

小沢一郎、新党「生活の党」の新代表に就任か?小沢代表案、僕は大歓迎だ。小沢は、有象無象どもの小賢しい批判や中傷など気にせずに、先頭に立って、もっとアグレッシブに反撃に出るべきだ。多くの国民はそれを期待している。小沢は、隠れるべきではない。ところで、「不正選挙」問題の余波で、平成22年の民主党代表選挙の集計業務を取り仕切ったのも、例の「株式会社ムサシ」であったことが明らかになっている。「不正選挙」論議はともかくとして、この「株式会社ムサシ」の闇は深いことが分かる。以下のような記事を見かけたので、「孫引き」だ

・ 生活の党は11日、党本部で両院議員総会を開き、25日に都内で党大会を開くことを決めた。 新代表を選出し、役員体制や党の綱領などを発表する。党内では、新代表に小沢一郎氏の就任を求める意見が多い。 両院議員総会後に記者会見した森代表は、「日本…

『不正選挙』問題が、いよいよ法廷に提訴されるようです。関係者からメールをいただきましたので、関心をお持ちの方は、以下に、その趣旨を、引用・掲載しますので、お問い合わせください。

お問い合わせ先はこちらです。ーhttp://www.tm256.biz/project-EFB/ ・ (続きは、『思想家・山崎行太郎のすべて』が分かる!!!有料メールマガジン『週刊・山崎行太郎』(月500円)でお読みください。登録はコチラから、http://www.mag2.com/m/0001151310.html …

今日から、遅まきながら、授業開始。宇都宮でドストエフスキー「罪と罰」「悪霊」を読む。新幹線で北上中。只今、小山駅を通過。 曇り。

デモクラシーを超えることは可能か?柄谷行人の『哲学の起源』を読みながら、何故、柄谷行人を読むことは刺激的で面白いのかを考える。柄谷行人は「まだ思惟されていないもの」(ハイデガー)を考えようとするから、刺激的で面白いのだということが分かる。柄谷行人は、この『哲学の起源』で、アテネ哲学に起源を持つと言われているデモクラシー(代議制民主主義)を越える政治体制について考えている。デモクラシーもまた「支配」「強制」に一形態である。普通には、デモクラシーが日本に定着していないから様々な問題が起きると考えられている。し

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純粋贈与と互酬性。移動社会から定住社会へ。柄谷行人は、人類が移動遊牧民の生活を捨てて、定住し、農耕生活を開始するようになった時点で、 富の蓄積が可能に成り、貧富 の差異や権力の存在 、階級分裂・・・が始まると考える。つまり、移動遊牧民社会では、互酬性、互酬原理すら不要であった。そこでは、富の蓄積が不可能であるが故に、純粋贈与が行われていたからである。そこでは平等であり、かつ自由であった。最初の定住生活である氏族社会では、貧富の差異や権力の存在、階級分裂を防ぐために、互酬性、互酬原理が発達する。移動遊牧民時

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明けましておめでとうございます。今年は、正月早々から、柄谷行人の新著『哲学の起源』(岩波書店)を読んでいます。『哲学の起源』は、アテネのデモクラシーや選挙というものを疑い、イオニアにあったという「イソノミヤ」(無支配)の可能生を考察したものだ。と言ってもよく分からないかもしれないが、柄谷行人は、西洋近代を象徴する現代のデモクラシー社会の次にやってくるかもしれない「理想社会」を、マルクス主義者が考える「共産主義社会」にとって代わるものとして議論しようとしているのだ。言い換えれば、プラトンによって象徴されるギ