純粋贈与と互酬性。移動社会から定住社会へ。柄谷行人は、人類が移動遊牧民の生活を捨てて、定住し、農耕生活を開始するようになった時点で、 富の蓄積が可能に成り、貧富 の差異や権力の存在 、階級分裂・・・が始まると考える。つまり、移動遊牧民社会では、互酬性、互酬原理すら不要であった。そこでは、富の蓄積が不可能であるが故に、純粋贈与が行われていたからである。そこでは平等であり、かつ自由であった。最初の定住生活である氏族社会では、貧富の差異や権力の存在、階級分裂を防ぐために、互酬性、互酬原理が発達する。移動遊牧民時
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