文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「ネット右翼亡国論」ー安倍首相と百田尚樹と櫻井よしこ等・・・が結集した安倍政権は典型的な「ネット右翼政権」である。

・ 「百田尚樹スキャンダル」が明らかにしたのは、安倍政権そのものが、典型的な「ネット右翼」であり、「ネット右翼政権」である、という現実だった。「ネット右翼」や「ネット右翼現象」は、一部の若者たちに特有の現象ではない。 ネット右翼とは、「本を…

櫻井よしこの「百田尚樹擁護論」(「週刊新潮」7/9号「日本ルネッサンス」)を読む。

・櫻井よしこは、百田尚樹の言論弾圧発言事件を擁護するのに朝日新聞の「慰安婦報道」を取り上げて、延々と「慰安婦報道批判」を繰り返し、言論弾圧発言事件から朝日新聞批判へ論点をずらしている。朝日新聞に「百田尚樹批判」をする資格があるのか、と。 も…

櫻井よしこと百田尚樹は「同じ穴のムジナ」だろう。

・ 私は、この種の「エセ保守文化人」が跋扈するようになった「保守論壇」と訣別した。じつは、その頃、私は、保守文化人の末端のひとりとして、「憂国忌」など、保守系の会合や勉強会に参加していたのである。その頃までは、櫻井よしこや百田尚樹はまだ、い…

沖縄共同幻想論。

・百田尚樹という自称=作家は、「沖縄の新聞はつぶせ」と言った後も、意味不明の「沖縄論」を披露、展開しているらしいが、私が興味を持つのは、その「沖縄論」の信憑性、つまり、正しいか間違っているか、どうかという問題よりも、百田尚樹の「沖縄論」の情…

「小林よしのり」から「百田尚樹」へ。つまり、マンガ右翼からネット右翼へ。安倍政権が、ネット右翼文化人たちの「応援団」に支えられていることを暴露した「百田尚樹(言論弾圧発言)事件」は、現代日本の思想的病巣を暴露する事件でもあった。

現代日本の思想的病巣とは何か。たとえば、佐藤優が『知性とは何か』で指摘するところの「反知性主義」もその一つかもしれない。百田尚樹の「言論弾圧発言」をひはんするのに登場した「小林よしのり」を見ていると、百田尚樹にしろ「小林よしのり」にしろ、…

ネット右翼とネット左翼の同一性。「百田尚樹言論弾圧事件」以来、ネット右翼への批判が強まっているが、実は、ネット右翼以前に、「ネット左翼」というものが存在していたという歴史的現実があったことを、忘れてはならない。私は、ネット右翼を擁護するつもりもないが、「ネット左翼」を擁護するつもりもない。どっちもどっちだからだ。

・ 今朝、「テレビ朝日」の「モーニングバード」とかいう番組を、「女子サッカー」を見た後、ぼんやり眺めていたら、「小林よしのり」という元ネット右翼、マンガ右翼が、インタビューで登場して、さかんに「ネット右翼」を批判していたので、爆笑してしまっ…

安倍首相と谷垣幹事長の「亀裂」と「対立」が顕在化。順風満帆だった安倍政権に、「百田尚樹事件」を発火点に、自民党内部から不穏な空気が漂い始めてきているようだ。百田尚樹の「沖縄の新聞をつぶせ」という暴言が、実は安倍首相自身や安倍政権周辺の「ホンネ」であったことが、安倍チルドレンの大西英男議員の度重なる「マスコミ批判」で、ほぼ明らかになったが、ここに来て、安倍首相と谷垣幹事長の間にも、不穏な空気が漂い始めたようだ。安倍政権は、内憂外患で、「安保法制」どころではなくなりつつあるのではないか?

・ 安倍総理と谷垣幹事長に亀裂? 圧力発言処分で… テレビ朝日系(ANN) 7月1日 11時51分配信 自民党の谷垣幹事長は、報道圧力発言を繰り返す大西英男議員を再処分するなど引き締めに躍起となっていますが、党内の混乱は収まりそうにありません。 (政治部・…

ネット右翼政権=安倍政権の悲劇。

・ 安倍政権は上から下まで、ネット右翼政治家だらけの「反知性主義政権」である。自分の考えたことが、絶対的に正しく、それに反対する意見や思想は、全部、間違っていると妄想する。意見や解釈の多様性や複数性に耐えられない。ネット右翼脳作家(百田尚樹)…