誰が松岡利勝を殺したのか?
慶応病院に入院していた松岡農相の死が、午後二時に確認されたようだ。僕は、今月、「月刊日本」のパーティで会った。世間やマスコミの風評や評判とは異なり、かなり男らしい、筋の通った人物だと思った。松岡は、壇上で、さかんに「自分は亀井静香の子分だ…」と連発していたが…。いずれにしろ、僕には、松岡の死が本当に自殺なのか、あるいは自殺を装った他殺なのか分からないが、松岡の死が、政治的圧力と脅迫の元に起こったことは間違いない。安倍シンゾーは、松岡をかばう振りをしながら、その裏で密かに、参院選挙を想定して松岡をスケープ゛ゴートにして、詰め腹を切らせる作戦だったのではないか。松岡が、追い詰められていたことは間違いない。ともあれ、安倍シンゾー関連での自殺や不審死は、これで何人目だろうか。「西のムネオ」と言われ続けてきた松岡は、いずれ血祭りに上げられる運命だったのか。僕は、今日は、これから、都内某所に、鈴木ムネオとともに「国策逮捕」され、未だに裁判闘争を続けている「佐藤優」の話を聞きに行く予定だ。佐藤が、今日、どんな話をするか、興味がある。爆弾発言(笑)でも、あるかもしれない。
過去に自殺した議員は5人 閣僚で自殺図ったのは初めて
(sankei-web)
戦後、現職閣僚が自殺を図った例はない。現職国会議員が自殺を図ったケースとしては平成17年8月に自民党の永岡洋治衆院議員が自殺して以来となる。
衆院事務局によると、記録が残っている限りで、自殺で亡くなった衆院議員は過去5人。昭和58年1月には、自民党の中川一郎元農水相が札幌市内のホテルで自殺。最近では自民党の新井将敬衆院議員が平成10年2月、衆院本会議で逮捕許諾請求が議決される直前に、港区内のホテルで自殺したケースがある。
(2007/05/28 14:15)
安倍政権に激震…首相の姿勢に疑問の声、参院選に影響も
松岡農相の遺体に対面し、ぼう然とした表情で慶応大病院を出る安倍首相=28日午後、東京都新宿区
現職閣僚の自殺−。あまりにも衝撃的なニュースに、安倍政権と政界には激震が走った。“疑惑まみれ”のまま命を絶った松岡農相。辞任論が噴出する中でもかばい続けた安倍晋三首相(52)は「ざんきに堪えない」と沈痛な表情を浮かべた。政界は死を悼む重苦しい雰囲気に包まれたが、「説明責任は?」と疑問の声も。政権運営と7月の参院選に暗い影を落としそうだ。
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安倍首相は午後3時ごろ、慶応大病院に駆け付け霊安室で松岡農相の遺体と対面。その後、官邸で「大変残念です。ざんきに堪えない思い」と硬い表情で弔意を示した。
「大変安らかなお顔でした」と安倍首相。自殺原因については「推測で申し上げるべきではない」と慎重に述べ、「専門分野で頑張っていた。中国向けの米の輸出に道を開いてくれた。有能な大臣でした」と農水通としての業績をたたえた。
午後7時半からは新宿区の四谷たちばな会館で仮通夜が執り行われ、安倍首相も参列したが、終始うつむきがちでショックを隠せない様子。各閣僚や与野党幹部、小泉純一郎前首相(65)らも次々と弔問に訪れた。
閣僚や自民党幹部にも衝撃は広がった。中川秀直幹事長(63)は「これを乗り越えて信頼回復に努める」と苦渋の表情。山本有二金融担当相(55)は「命を絶つことはないじゃないか」と絶句し、高市早苗少子化担当相(46)は涙をみせた。
一方、伊吹文明文科相(69)は「緑資源機構のことで責任を感じたのだろうか。『死人に口なし』という残念なことになってしまった」と言及。ある自民党ベテラン議員も「緑資源機構の話が出てから、落ち込んでいる様子だった。安倍内閣には打撃だろう」。数々の疑惑の中でも特に緑資源機構の談合事件と、自殺との関連性を指摘する声が聞かれた。
党内からは、松岡農相を擁護し続け、更迭しなかった安倍首相の姿勢を疑問視する声も出始めた。閣僚経験者の笹川尭氏(71)は「辞めさせてやらなかった責任の方が大きい。松岡氏の再チャレンジの機会を失った」と批判。深谷隆司氏(71)も「農相を辞めていたら、心の重圧はなかったのに」と肩を落とした。
「私が上司だから責任があるよな…」。自殺の一報が入った際、安倍首相は周辺にこう漏らしたという。
安倍首相は28日午後、松岡農相の自殺を受け、同日付で若林正俊環境相に農相臨時代理を兼務させた上で、後任人事の検討に入った。
若林環境相は同日夜、「国会も終盤で懸案がめじろ押しだ。松岡さんのやろうとした競馬法改正案などをしっかりと受け継いで、成立に全力を尽くす」と述べた。また、松岡農相と同じ農水省出身であることから「志を同じくして政治の道に入った仲間だ。大変残念で本人の心痛察するにあまりある」と沈痛な表情を見せた。
★戦後7人目の現職国会議員の自殺
衆院事務局が把握している戦後の現職国会議員の自殺者は6人おり、松岡農相は7人目。現職閣僚では陸軍出身の阿南惟幾陸相がポツダム宣言受諾に反対して割腹し、昭和20年8月15日に死亡している。
最近では一昨年に永岡洋治氏が自殺。郵政民営化法案への対応をめぐり悩んでいたとされる。新井将敬氏は、日興証券の利益供与事件で証券取引法違反の疑いが浮上し、逮捕許諾請求が出されて国会で議決直前に都内のホテルで首をつった。昭和58年に自殺した中川一郎氏は、前年末の自民党総裁選で敗れたことによる心労が原因とされ、松本幸男氏と名尾良孝氏は体調不良を悩んでいたとみられている。
松岡農相の死亡に伴い公選法の規定により、衆院熊本3区の補欠選挙が今夏の参院選と同日に実施される。
総務省選挙部によると、参院が改選を迎える年の3月16日から国会の会期末までに衆院議員が死亡、欠員となったため、年2回実施される統一補選とは異なり、参院選の期日に合わせて補選が行われる。