文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

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曽野綾子が、『ある神話の背景』(『沖縄・集団自決の真実』)の「誤字=誤植」を訂正した改訂版を出したらしい。

dokuhebiniki2014-08-21



大江健三郎が、『沖縄ノート』の中で、「罪の巨塊」と書いたところ、「巨塊」を「巨魁」とか「巨魂」と勘違いしたまま出版、しかも多くの人が指摘したにもかかわらず、誤字=誤植をそのままに放置して刊行し続けていたが、やはり、「これはまずい」と思ったか、誤字=誤植を訂正した改訂版を出したというわけだろう。曽野綾子は、「あとがき」で、「誤字=誤植」問題に触れ、「ワープロに、『巨塊』という変換文字がなかったからだ・・・」と見苦しい言い訳している。ワープロに文字がなければ誤字を使ったり、誤植してもいいというのか(笑)。それで作家か?と思うが、しかし、誤字=誤植を訂正しただけでは、曽野綾子が『ある神話の背景』で犯している多くの「犯罪」は、解消されていない。曽野綾子が、『ある神話の背景』で全面的に依存している資料「陣中日誌」は、赤松部隊隊員が、戦後、書き換えた資料的価値ゼロの「改竄文書」である。曽野綾子よ、改竄文書に依拠した『ある神話の背景』もまた改竄文書ではないのか?そのことに責任はないのか?他にも問題、無数にある。たとえば朝鮮人軍夫の話を、何故、書かなかったのか?



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曽野綾子の『ある神話の背景』は、全面的に、赤松部隊の制作した「陣中日誌」に依存している。だが、この「陣中日誌」は1970年に赤松部隊隊員=谷本小次郎によって全面的に書き換えられた、歴史的資料価値ゼロの「改竄=捏造文書」であった。





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現代日本の論壇や科学ジャーナリズム、アカデミズム・・・を地盤沈下させた「思想的劣化」は、どのようにして起きたのか?
曽野綾子大批判』を読んだら、『保守論壇亡国論』も。




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