文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

大隅典子の「理事長声明」のアホらしさ。

dokuhebiniki2014-08-20




日本分子生物学会理事長=大隅典子は、これまで、執拗に、笹井芳樹博士が自殺するまで、「小保方晴子博士バッシング」=「STAP細胞バッシング」を続けてきた。おそらく、世界的にも高名な研究者であり学会員でもある「笹井芳樹博士自殺」は、想定外だったにちがいない。あれほど、執拗、且つ陰険に、バッシングを繰り返してきた「大隅典子」と「日本分子生物学会」だが、その後の動きはあまり見られない。小保方晴子博士ではなく、笹井芳樹博士が自殺するという事態は、かなりショックだったに違いない。そこで、これまで、執拗に、陰険に、「小保方晴子博士バッシング」を繰り返し続けてきた大隅典子理事長が、逃げていると思われるのが不本意だったらしく、無責任、且つノーテンキな「理事長声明」を出したようだ。「笹井芳樹博士自殺」後の大隅典子の言動を見ても、現代日本の思想状況の劣化ぶりがわかるというものだ。大隅典子は、「笹井芳樹博士自殺」の直接的な引き金になったと思われる「NHKスペシャル」の番組と、日本分子生物学会とは関係なかったと言い訳しているようだが、NHKの番組に多数の「分子生物学会」メンバーが、出演していたはずだが、それでも、関係ないというのか?無責任にもほどがあるというものだろう。



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理事長からのメッセージ(2014年晩夏)
ロイヤル・ソサエティに学ぶ科学と社会の在り方



 残暑お見舞い申し上げます。

 季節ごとに会員の皆様宛にメッセージをお送りして、これで7つ目ですが、前回、4月末から8月までの間も目まぐるしい展開がありました。

 まず8月1日付で、東京大学から分子細胞生物学研究所関係の論文不正に関する調査報告(第一次)が発表され(http://www.u-tokyo.ac.jp/public/public01_260801_j.html)、元当学会理事であった加藤茂明博士含む4名の不正行為が認定されました。これまで、当学会では加藤博士自身が論文不正予防のための啓発活動にも関わっていたことも踏まえ、研究不正への対応について活動を進めて参りました。本件のすみやかな解明を求めてすでに平成24年11月および平成25年8月に東京大学宛に要望書を送って来ましたので、このたびの東京大学からの第一次報告は、大きな一歩と考えます。165報という膨大な数の論文の調査ならびに裁定の審議に当たられた方々のたいへんなご尽力には、最大の敬意を払います。一方で、平成24年1月に不正についての疑義が告発され、研究所内での予備調査の後、平成25年9月から徹底的な本調査が開始、同年12月に中間報告が行われ、その報告に基づいた第一次裁定が今般為されたというように、長い時間がかかったことは、論文不正問題の取り扱いに関して多くの問題が残っていると考えています。

 その直後、8月5日に本学会員であった笹井芳樹博士が自らの命を断ったという痛ましい知らせが飛び込んできました。ご遺族および関係者の方々には心からお悔やみ申し上げます。また、もっとも身近なCDBの方々におかれましては、動揺も大きいことと拝察いたしますが、くれぐれもこれまで以上に良いサイエンスを続けて頂ければと願っています。Web上には各種の憶測など取り沙汰されていますが、その中で、あたかも本学会が笹井博士を追い込んだ、というような批判につきましては、まったく不当なものであると申し上げておきたいと思います。本学会webページ上に発出されている要望等において、個人を対象として述べたものは一切ありません。また、7月末のTV報道に関して、本学会の立場で関わったというようなこともありません。

 日本分子生物学会は来年から第19期となりますが、先日、新理事の方々が選挙によって選ばれました。科学と社会が近づいて来た今日、学会が抱える問題はこれまでよりも多岐にわたります。18期から19期に上手く引き継ぎをしたいと思います。



 *****
 科学と社会の関係について、最近、経験したことをご紹介します。


 7月初旬、2つの国際会議の間の日程でロンドンを訪問し、初めてロイヤル・ソサエティの行事に参加してきました。ちょうどサマー・サイエンス・イグジビションという毎年恒例の行事が開催されているところで、それに付随して行われる「ソワレ(夜会)」に行ってみない?」というお誘いをフェローであるProf. Veronica van Heyningen先生から頂いたからでした。ロイヤル・ソサエティは英国のアカデミーとして最高峰であり、さしずめ日本なら学士院なのでしょうか。フェローの方は女王より勲章が授与されます。ロンドン中心部ピカデリーにあるバーリントン・ハウスという17世紀に建てられた建物には、ロイヤル・ソサエティ歴代の方々のポートレート写真や肖像画が多数、飾ってありました。近代科学を率いてきたという自負を表しているのでしょう。個人的には、哺乳類胚操作に関する業績により日本国際賞を共同受賞されたAnne McLaren博士がマウスとともに描かれた肖像画を拝見して、お顔を懐かしく思い出しました。その後、Gail Martin博士とMartin Evans博士らのES細胞の樹立に繋がるお仕事をされた方です。X線結晶構造解析でノーベル化学賞を受賞されたDorothy Hodgkin博士のポートレートもありました。


 サマー・サイエンス・イグジビションは、ロイヤル・ソサエティ創立1768年の翌年から、毎年欠かさずに会長主催で(!)開催されている科学に関する市民向け公開展示です。詳細についてはヴィジュアルなweb頁がありますので、そちらをご覧頂ければと思います(http://sse.royalsociety.org/2014)。このような催しの伝統が18世紀にまで遡るというのは、英国ならではと思います。燕尾服やドレスに身を包んだ紳士淑女が、物珍しそうに展示を見ている様子を表した絵なども飾ってありました。その流れが、ドレスコードとして「ブラックタイ」着用という、Veronica曰く「Very British!」なソワレとして残っているという訳です。ソワレはお料理がビュッフェの着席スタイルで、フェローの方々の同窓会のような雰囲気でした。ちょうど季節の苺のクリームが、プラスチックの試験管のようなものに入っていたのが科学展示イベント的で面白かったです。


 科学の営みの意義やその成果を市民に伝えるのは、容易なことではありません。科学を伝えるのは、必ずしも科学者だけではなく、初等中等高等教育に関わる教員の方、各種メディアの記事や著書を書かれるサイエンス・ライターの方なども重要です。とくに、科学がどんどん細分化され深化していくと、最先端の発見を子どもたちや一般の方々に理解して頂くのは大変、骨が折れるものです。「正確さとわかりやすさ」のバランスをどのあたりに求めるか、プレス・リリースを出す立場になると毎回、悩ましい思いをします。


 科学のサポーターや応援団を増やすには、日頃の努力が欠かせません。私たちの科学研究のかなりの部分が税金をもとにした国の研究費で支えられている現状を鑑みれば、このことは科学者側が普段から気にしておく必要があります。このような活動は、一見、科学の発展を進めるのに関係ないように思われがちですが、平時の備えが疑似科学を防いだり、研究費配分などに影響を与えたりするのだと思います。


さて、今月の初めには今年の横浜年会(http://www.aeplan.co.jp/mbsj2014/)の演題登録が締め切られました。今年は例年よりも早め、11月末の開催です。サイエンスについて議論を深めるミーティングにしたいと年会長の小安先生が仰っておられました。
 皆様、奮って横浜へ!


2014年8月
特定非営利活動法人 日本分子生物学会 第18期理事長
東北大学大学院医学系研究科)
大隅 典子

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■女の嫉妬か?「STAP細胞問題」で「理事長声明」を乱発し、結果的に笹井芳樹博士を自殺に追い込んだ大隅典子=「日本分子生物学会」理事長。






曽野綾子の『ある神話の背景』は、全面的に、赤松部隊の制作した「陣中日誌」に依存している。だが、この「陣中日誌」は1970年に赤松部隊隊員=谷本小次郎によって全面的に書き換えられた、歴史的資料価値ゼロの「改竄=捏造文書」であった。
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■『曽野綾子大批判』を読んだら、保守論壇の「思想的劣化」の実相を深層分析した『保守論壇亡国論』も。
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